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Instagram広告の特徴(企業事例編)

今回はInstagram広告を使った企業活用例や、実際に配信されている広告分析を通して特徴を
プロモーション事業部ソーシャルチームの光野がご紹介いたします。

Instagram広告企業活用例画像

前回は「Instagram広告の特徴(基本編)」ということで、
Instagramの特性や広告種類についてご説明させていただきました。
Instagram広告の特徴(基本編)

多くの若い女性を中心に支持されているInstagramには独特の世界観があり、
他のSNS広告に比べて、“ユーザーを引き付けるクリエイティブな画像”が重要な広告であるという特徴があります。

こちらを踏まえたうえで、実際にInstagram広告をどのように企業が活用して
プロモーションを行っているのかを見てみましょう。

3つの目的別にみる企業活用事例

  
実際にInstagram広告を活用した企業事例を目的別に3つご紹介します。

パターン1:ブランド認知度アップ

クリエイティブの高い画像でユーザーの関心を引きつけ、ブランドに対する好感度や認知度を広めた例となります。
50万人にリーチし、広告想起を29%、ブランド認知を6%向上!

ブランド認知度アップ目的の広告事例画像
    

良質の革製品を販売している土屋鞄製造所(@tsuchiya_kaban)
広告自体にはブランド名は大きく表示されていませんが、画像から鞄に対する愛情が伝わってきて、
商品に対する期待感やブランドに対する好感度が高まります。

この事例は、自社の強みを理解して画像で表現することで
テキストが無くても認知を広めることに成功した例として参考になります。

パターン2:Facebook広告と併用してCVアップ

Instagram広告で購入意向を高めてFacebook広告で直接の購入を促すという両方の広告特性を活かした配信によって、
今までよりコンバージョンが23%、購入金額が25%も向上!

Facebook広告と併用したInstagram広告画像      

オーストラリアを代表するアパレルブランド「THE ICONIC」(@iconicau)

こちらの広告目的は、ブランド認知向上と秋冬コレクションの販売促進です。
この事例の広告のポイントは2つの広告を上手く連携させて配信を行ったことです。

第1段階としてブランディングをしてユーザーの購入意向を向上を目的に
Instagram広告で大自然の中で秋冬コレクションを身にまとうモデルたちの写真や動画を広告として配信。
第2段階としてInstagram広告配信後1週間後にユーザーに行動を促すことを目的に
個々の商品画像をFacebookのダイレクトレスポンス広告で配信しました。

これによって、Facebook広告単体で宣伝していた時よりも
コンバージョンが23%、購入金額が25%も向上させる結果となりました。

Instagram広告はテキストが少なく情報量は少ないですが、
画像でブランドイメージに付加価値を付けたり、興味関心を与えるのに適しています。
それに対して、Facebook広告は広告種類もInstagram広告に比べたら多く、
テキストも十分に記載可能なのでユーザーに次にしてほしい行動を促しやすいと言えます。

Instagram広告で土台をつくり上げたうえで、Facebook広告で行動を促すという
ユーザー心理を理解して導き方を計画したことにより成功した事例となります。

また、Facebook広告の場合はユーザーリストも利用可能なので、
Instagram広告でサイトに訪問したユーザーに対してのみFacebook広告を
配信する設定で効率よくアプローチすることも可能でしょう。

このように、Instagram広告単体だけで目的達成を考えるのではなく、
他の広告媒体と連携させて広告の効果を高める広告配信はとても参考になります。

パターン3:商品ラインのイメージチェンジに成功

企業のイメージが確立されている場合のイメージチェンジを図る場合に、Instagram広告が利用される場合もあります。
こちらのパターンは、料理好きの人へのクリスマスのための楽しいレシピアイディアを
提供して前年同期比で41.8%も売り上げ拡大に成功しました。

商品イメージチェンジを目的とした広告画像

クリームチーズブランド「フィラデルフィア」(@phillyaus)
こちらの広告目的は、商品ラインのイメージチェンジとなります。
「食べ物/料理に関するInstagramコミュニティにどんな写真が響くのか」を踏まえ、
ユーザーが関心を持つような新商品を使ったアレンジレシピ写真をInstagram広告で配信しました。

このようにInstagram広告は画像によって潜在的なユーザーに新しいイメージを配信していくことも可能です。
商品に対して販促したいユーザー層を明確にして、ユーザーの関心あるクリエイティブを
理解したうえで広告配信を行った参考となります。

今回ご紹介しました3つの配信事例のように、Instagram広告ではブランドの認知や親近感を高めるだけではなく、
商品の購入、ウェブサイトへの訪問、アプリのダウンロードなどのダイレクトレスポンスを促すこともできます。

今回は3つの目的にあった広告活用を紹介しましたが、他の事例も公式ページに掲載されているので、
目的に合った広告例を確認してみてください。
リンク:さまざまなビジネス指標に有効なInstagram広告

Instagram広告の成功事例を通して活用方法をイメージしていただけましたでしょうか?
目的に合わせてクリエイティブな画像を用意することが重要となります。
次は、実際には現在どのような広告が配信されているのか見ていきましょう。

実際流れてくる広告の特徴分析

一般の広告主がInstagram広告を利用できるようになってから、まだ3ヶ月ほどしか経っておりません。(2016年1月時点)
今、どのような広告が配信されているのかを確認してみました。

(目的)
2016年1月現在、実際にタイムライン上に配信されているInstagram広告を
ユーザー目線で把握することで、広告出稿のクリエイティブ案を参考にしたい。

(調査方法)
私(26歳女性)のタイムライン上に配信されてくる広告を
一定期間(1月8日から1月16日まで)記録して、分析をしてみます。

(結果)
26歳女性に配信されたInstagram広告内訳グラフ

合計で表示された広告は77枚
(内訳)
化粧品 12枚
アプリインストール 11枚
アパレル 10枚
エステ・脱毛 8枚
求人 6枚
ビジネス系のセミナー・講座 5枚
その他は多岐のジャンルの広告が表示されました。

(今回の配信をもとにわかったこと)
・20代女性がターゲットということで化粧品やアパレル・美容系が多いのは予想していましたが、
予想以上に多かったのがアプリインストール広告でした。
キュレーションマガジンや実用系ツールなどのアプリインストール広告が意外と多く配信されていました。
おそらく、Instagram広告はスマホのみの配信となっている特性から、
多くのアプリ配信会社が力を入れて利用しているのでしょう。
今後もアプリインストール広告は増えていくことが予想されます。

・情報が少ないことでリンク先が予想できず、怪しく感じてしまう広告が3枚ほどありました。

Instagram広告画像例

これはInstagramが画像メインで情報量が少ないことが原因だと考えられます。
上記に表示した広告に共通して言えることは、3つ全て
サイトへの誘導を促しているダイレクトレスポンス広告ということです。
ユーザーへ行動を促す広告の場合は、何のサービスを提供していてリンク先は何ができるか、または安心感を
ユーザーに分かりやすく表現することが大事だと理解できます。

このように、KGI(広告の運用目的)に合わせたクリエイティブを用意して配信を行わないと
せっかくの広告が無意味になってしまう危険性があります。
ブランディング目的の場合は自社の特性が現れている画像を
ユーザーへ行動を促す目的の場合はどういうアクションを取るべきなのかを明確に表現しましょう。

まとめ

今回は、企業の活用事例と実際に配信されている広告について紹介をさせて頂きました。
前回ご説明をしたようにInstagram広告は、詳細なターゲティング設定が可能で、
企業規模に関係なく自社で設定した予算内で配信可能です。

企業活用例で紹介したアパレルブランドの「THE ICONIC」さんの例のように
Facebook広告と掛け合わせて利用したり、
広告主様のサイト訪問したユーザーにInstagram広告を配信したり、
広告主が所有しているメールアドレスリストのお客様のみに配信したりと
広告展開は色々と考えられます。
Instagram広告の活用方法を開拓していきましょう。

グラッドキューブでもInstagram広告の取り扱いを行っておりますので、
是非この機会に活用してみて下さい。

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