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Yahoo!スポンサードサーチ 右側の広告枠が廃止。その影響は?

こんにちは。
プロモーション事業部の久保です。

2016年10月19日をもって、Yahoo!スポンサードサーチにおいてデスクトップで表示されていた右側の広告枠が廃止になりました。
Yahoo!スポンサードサーチでは、これまで上部、右側、下部と大分類すると3つの広告枠がありましたが、今回右側が廃止されました。
2016年2月に行われたGoogle AdWordsの右側広告枠の廃止に続いての変更になります。

変更前は、上部と右側の広告枠を合わせて、広告が最大10~13個程度表示されておりましたが、最大3~5程度に変更になりました。

▼変更前
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▼変更後
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右側広告枠廃止の背景

Google AdWordsでは、デスクトップとモバイル端末の表示形式を一貫するため右側の広告枠が廃止されました。
デスクトップの表示をモバイル端末に近づけることによって、モバイル端末優先のアップデートもデスクトップに適応できるといった理由のもと、変更が行われました。
モバイル端末での検索数がデスクトップを超えた、モバイルファーストの時代に対応するための変更となりました。

Gooole AdWordsのキーワードプランナーを使用し、デバイス別の検索ボリュームを確認してみました。
「リスティング広告」というキーワードで2015年と2016年のデバイス別のデータを見たところ、
2015年度ではモバイル端末の比率が32.1%でしたが、2016年度には37.8%と+5.7%モバイル端末での検索数が増加していることがわかります。
「リスティング広告」というBtoBビジネスのキーワードでさえモバイル端末の比率が増加しております。
BtoC向けのキーワードでは、モバイル端末の比率がデスクトップを上回ってきてます。

▼2015年1月~9月
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▼2016年1月~9月
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スマホ中心に変わりつつある時代背景と、Yahoo!スポンサードサーチの広告配信システムにもGoogle AdWordsのものが使用されていることを考えれば、今回の変更もGoogle AdWordsの変更時と同じ理由であると考えれらます。
Yahoo!スポンサードサーチの右側広告枠の廃止によりどのような影響が出るのでしょうか。

右側広告枠廃止の影響は?

右側広告枠の廃止に伴い、下記のような影響が出ることが予想されます。

・表示回数
広告枠の減少に伴い、掲載枠が限られ、表示回数の減少が予想されます。
今まで低単価でも右側に広告が表示されることが可能となっておりましたが 、下部もしくは2ページ目以降に掲載されるようになります。
意図的に右側での広告配信を狙っていた広告主様は注意が必要です。
広告の表示機会を逃さないためには、クリック単価の調整が必要となってきます。

・クリック率・クリック数
掲載順位がクリック数、クリック率に大きく影響することが懸念されます。
掲載枠が上部と下部に限定されることで、プレミアムポジションかファーストビューから外れるかの二極化されます。
掲載順位が変わらないのに、クリック率が大幅に減少しているといった事態が発生した場合、今回の右側広告枠の廃止による影響の可能性が高くなります。

・クリック単価
広告の掲載枠が少なくなったため、クリック数を獲得するためには、上位表示をしなければならない状態になることが予想されます。
上位掲載を多くの広告主様が狙い、上限クリック単価を引き上げると、平均クリック単価が高騰するといった事態が引きおこる可能性が高くなります。
右側広告枠の廃止により、掲載順位が大きく広告の配信成果に影響を及ぼすのではないでしょうか。

それでは、右側広告枠の廃止後に実際の数値がどのように変化しているのかを見ていきたいと思います。
実際に変更が行われ、約5日間の数値ですが、実際のとあるアカウントの配信例と一緒にアカウントの変化をつかんでいきましょう。
10月19日に変更が行われましたので、10月14日~10月18日と10月20日~10月24日の5日間ずつの比較を行っていきます。
(10月19日のデータは廃止前と廃止後が混合しているので除外しております。)

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このアカウントでは、右側広告枠の廃止に伴い、掲載順位の上昇とクリック率の向上が見られました。
廃止前と比較すると、掲載順位が1.1位上昇しており、それに伴いクリック率も0.18%と上昇しております。
右側広告枠が廃止されたことにより、今まで4位程度で右側に表示されていたものが、表示されなくなったもしくはプレミアムポジションで表示がされるようになったことが影響していると予想することができます。

まとめ

今回は、Yahoo!スポンサードサーチの右側広告枠の廃止とその変化について書かせて頂きました。
Google AdWordsの右側広告枠の廃止に引き続き、影響の大きい変更ではないかと思います。
アカウント内の数値を見ても、顕著ではないものの変動が見られます。
仕様の変更後、数日しかたっておらず正確には言えないのですが、クリック率が上昇するといった傾向があるのではないでしょうか。

配信数値の変化を見極め、目標に見合うように設定の変更を行っていきましょう。

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