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Google 広告、住所表示オプションでなにができる?

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部です。

AdWords で広告を出稿される際、視認範囲を増やすため、またユーザービリティ向上のため、広告表示オプションを設定される方も多いかと思います。
実店舗をお持ちの広告主様は特に、広告とともに住所や地図を表示することができれば便利だとは思いませんか?
そこで今回は、実は奥深い Google AdWords の住所表示オプションについて書いてまいります。

住所表示オプションとは

IMG_7404 (1)
住所表示オプションとは広告表示オプションの一種で、広告文と一緒に住所などの情報を表示することができます。
住所表示オプションはPCでもスマートフォンでも表示されますが、それぞれで表示される項目が異なります。
具体的には、以下のとおりです。

●店舗までの距離とその市区町村(モバイル)
●店舗の住所(パソコン)
●クリック可能な [電話] ボタン
●店舗の営業時間や電話番号、写真、ユーザーの評価、ルートなどの情報がまとめられた詳細ページへのリンク

(引用元:Google AdWords ヘルプ

上記の情報が広告に付随してユーザーに配信されます。
店舗のアクセスの良さや立地が売りの広告主様には、非常に強みとなるでしょう。

設定方法

それでは早速、設定方法を見ていきましょう。

住所表示オプションを設定するにはまず、お客様ご本人が Google マイビジネス に登録する必要があります。
その理由としましては、Google がIDの記載されたハガキを店舗に送り、その店舗が実在しているのかを確認するためです。
1つのアカウントに複数の店舗の住所を登録することができますので、複数店舗がある広告主様は同一アカウントに登録するようにしましょう。
そして確認が取れ次第、AdWords のアカウントに紐付けることができるようになり、設定が完了となります。
こちらは他の広告表示オプションとは異なる手順となりますので、ご注意ください。

Google マイビジネス アカウントと AdWords をリンクをしたと同時に住所表示オプションは紐付けされますが、デフォルトですとアカウント単位で紐付いた状態なっており、詳細な設定をするためには各自紐付ける必要があります。
キャンペーン単位や広告グループ単位で設定する必要があるのでご注意ください。

また、住所表示オプションがユーザーのクエリによって判断されるのか、もしくは位置情報によって判断されるのか、気になるかと思います。
答えは、「ユーザーの状況によって表示される」です。
曖昧な回答にはなりますが、完璧に出し分けることは不可能で、位置情報と検索クエリを総合的に見て判断されるようです。

それでは、ユーザーが渋谷にいるときに「池袋 パンケーキ」と検索したときに、渋谷と池袋のどちらの店舗が表示されるのでしょうか?
ユーザーの状況によって表示されると述べましたとおり、どちらの店舗も表示される可能性があります。
どうしてもこだわって設定したいという方であれば、ある程度ならば広告主様側で設定することも可能です。

住所表示オプションを設定したいキャンペーンに入っていただき、設定タブ > ターゲット地域の詳細設定 > ターゲット から設定を行なうことができます。
住所表示ぼかし
「ターゲット地域にいるユーザー」を選択することで、渋谷にいるユーザーに、「ターゲット地域を検索しているユーザー」を選択することで、池袋と検索しているユーザーに出し分けることができるようになります。

このように、上記の設定をすることで、ある程度広告主様の方でコントロールすることが可能です。
ただし、あくまでも優先して表示されるというだけですので、ご了承ください。

メリット

住所表示オプションを設定することによるメリットとデメリットについて触れていきたいと思います。

■メリット
他の広告表示オプションと同じように、住所表示オプションを追加することにより、視認範囲が広がり、クリック率の上昇が見込めます。
また、地域ターゲティングをする際に、半径でのターゲティングが小数点単位でできるようになるため、より細かい設定が行えるようになります。
(オプションを設定する前は小数点単位では設定することはできません。)

住所表示オプションに限らず広告表示オプション全体に共通して言えることですが、オプションを付けることにより、ユーザーが知りたいと思っている情報を多く出すことができるようになります。
ユーザーに「家から近いな」と思っていただければ、「行こうかな」と迷っているユーザーの来店コンバージョンに繋がる可能性があります。

住所表示オプションとは少し離れますが、Google マイビジネス に登録することにより、Google マップ に広告を出すことができるようになります。
Google マップ を利用するユーザーが増加している今、Google マップ に広告を配信するのは、非常に有力な施策となるのではないでしょうか。

このように、住所表示オプションをつけることで、さまざまな角度からアプローチすることができます。

■デメリット
住所表示オプションを設定するうえでデメリットとなるのは、必ずしもきちんと店舗情報の出し分けが行えるわけではなく、表示したい店舗とは異なる店舗の情報が出てしまう可能性がある点です。
例えば、大阪と東京に店舗があり、両方の店舗を住所表示オプションとして紐付けていると、まれに東京のユーザーに大阪の情報が出てしまうことがあるようです。
それを防ぐには、キャンペーンや広告グループ単位で地域を分け、その単位ごとに紐付ける地域を変えるしかありません。

また、地図を見た段階で離脱してしまったユーザーに、広告主様のサイトを見てもらえないという可能性もデメリットとして挙げられます。
さらに、住所表示オプションも広告の一部であるので、クリックされるごとに費用がかかります。
住所表示オプションをクリックすると Google マップ のページもしくはアプリに遷移する仕組みとなっております。
そのため、住所表示オプションをクリックしたあとに広告に戻り、サイトを訪問しようとして広告文をクリックすると、二重課金となるのです。
こちらに対して設定でできる対策はありませんが、これからのCVにつながりやすいクリックと考えれば、致し方ないのかもしれません。

最後に

上で触れたとおり、広告表示オプションは、基本的には位置情報をもとに選定され表示されますが、完全な出し分けが行えるわけではありません。
どの設定や機能にも言えることですが、それぞれにメリットとデメリットがあるため、それらをよく理解した上で使いこなしていくことが重要です。
グラッドキューブでは、アカウントを総合的に分析した上で判断をし、運用させていただいております。
お困りの際はお気軽にご相談ください。

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