ブログ

BLOG

Yahoo!スポンサードサーチ 自動入札でコンバージョン増加?

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の植田です。
本エントリでは、 Yahoo!スポンサードサーチ (以下、 YSS )の自動入札についてお話いたします。
インターネット広告を利用される中で、あまり運用に時間をかけずにコンバージョンを多く獲得したいと思われる方も多いと思います。
そこで、今回は自動入札の中でもコンバージョンの獲得に特化した「コンバージョン単価の目標値」と「コンバージョン数の最大化」をご紹介いたします。

自動入札

自動入札とは、アカウント内の過去のデータをもとに、広告主様の目標に応じて Yahoo! 側が自動的に入札単価を調整してくれるという設定です。
以下のように、 YSS には5種類の入札タイプがあります。

●検索結果ページの目標掲載位置
●クリック数の最大化
●コンバージョン数の最大化
●コンバージョン単価の目標値
●広告費用対効果の目標値

この中で、コンバージョン件数の増加に焦点を当てているのが、「コンバージョン単価の目標値」と「コンバージョン数の最大化」です。
これらの自動入札を導入することで、一つ一つ細やかに変更しなくてもシステムが自動的に判断して、コンバージョン獲得の機会にあわせて入札単価を最適化してくれるという機能です。
それでは早速、2つの自動入札タイプをそれぞれ見ていきましょう。

コンバージョン単価の目標値

■概要
目標とするコンバージョン獲得単価(CPA)を設定し、その中でできるだけ多くのコンバージョンを獲得できるように入札価格を調整する自動入札タイプです。
キーワード単位で見ると目標CPAを超えることはありますが、「コンバージョン単価の目標値」を適用したキャンペーンや広告グループ全体で見れば、目標CPAに収まるようになっています。

■設定方法
自動入札ぼかし

アカウント管理画面上部 ツールタブ ▼ > 自動入札ツール を選択します。
「+自動入札設定の作成」より、目的にあった自動入札タイプを選択します。(今回は「コンバージョン単価の目標値」)

目標CPA

すると、上のような画面になりますので、任意の自動入札名を設定します。
「目標CPA1000円_20170711」など、あとから見て分かりやすい名前をつけておくことをおすすめいたします。

そして、広告主様の目標に基づき、1~99,999,999円の間でコンバージョン単価の目標値を設定します。

最後に、その他の設定で、入札価格の上限と下限を設定します。
「入札価格の上限/下限を設定しない(推奨)」と書いてありますが、予算の関係で配信が出すぎることを心配されている場合は、上限を設定していただければと思います。
こちらの金額は、上限/下限ともに1~50,000円の間で設定することができます。
以上で自動入札設定の設定自体は完了です。
ただし、ここまでは設定を作成しただけですので、これからキャンペーンや広告グループに紐付ける必要があります。

自動入札を設定したいキャンペーンを選択し、

自動入札設定2

キャンペーン設定情報 > 設定内容を編集 から設定を行います。
予算と掲載条件 > 自動入札を設定する より、作成した自動入札設定を設定し、「編集内容を保存」で紐付けが完了となります。

広告グループでも設定方法はほとんど変わりません。
自動入札を設定したい広告グループを選択し、広告グループ設定情報 > 設定内容を編集 > 自動入札ツール「設定する」 > 自動入札設定の選択 > 保存 より設定可能です。

■発動条件
「コンバージョン単価の目標値」を発動させるのにはいくつか条件があります。
設定するキャンペーンで、過去30日間に15件以上のコンバージョンが発生している必要があります。
広告グループに設定する場合は、広告グループ内でのコンバージョン数の条件はありません。
対象の広告グループが所属しているキャンペーンで過去30日間にコンバージョンが15件以上発生していれば、設定可能です。
加えて、直近の3日間で、コンバージョンが5件ほど発生しているのが条件となります。

■他の入札価格調整率について
「コンバージョン単価の目標値」では、デバイス、地域、曜日・時間帯、ターゲットリストの入札価格調整率が無効となります。
ただし、デバイスの引き下げ率を100%にした場合は有効となり、該当デバイスでは配信しないように設定することが可能です。
同様に、地域や曜日・時間帯ターゲティングにつきましても、配信しないという設定をした場合は、その特定の地域、曜日・時間帯に配信されることはありません。

■注意点
システム上、「コンバージョン単価の目標値」を設定してからきちんと発動されるまでに、半日から1日ほどかかります。
ただし、運用目線でのお話ですと、長い目で見ていく必要があります。
仕様上、設定してから必要以上に制限がかかってしまい、コンバージョン件数が減ってしまう恐れがありますので、設定後は必ず変動を見るようにしてください。

コンバージョン数の最大化

■概要
過去のデータをもとに、コンバージョンが獲得できそうだとシステムが判断したときに、設定している入札単価を最大30%まで引き上げます。
逆に、できなさそうだと判断した場合には、入札単価を引き下げます。
入札単価を最大30%まで引き上げると申し上げましたが、時期は未定としながらも、こちらの制限がはずれ、上限なく引き上げられるようになるそうです。
アカウント画面上ではアラートが出ないようなので、こまめにチェックすることをおすすめいたします。
入札価格調整方法の変更については、こちらのリンクを参考にしていただければと思います。
(参考:【スポンサードサーチ】自動入札タイプ「コンバージョン数の最大化」の入札価格調整方法の変更について

■設定方法
設定自体はいたって簡単です。
「コンバージョン単価の目標値」と同じように、 自動入札ツール > +自動入札設定の作成 > コンバージョン数の最大化 で以下のような画面になりますので、
任意の自動入札名を入力します。

コンバージョン数の最大化

これで「コンバージョン数の最大化」の自動設定が作成できました。
それ以下の設定は「コンバージョン単価の目標値」と同じなので、割愛させていただきます。

■発動条件
「コンバージョン単価の目標値」では、設定するキャンペーンで、過去30日間に15件以上のコンバージョンが発生している必要があると前述しました。
しかし、「コンバージョン数の最大化」では特に満たしていなければならない条件というものはありません。
ただし、アプリプロモーションのキャンペーンでは利用することができないのでご注意ください。

■他の入札価格調整率について
「コンバージョン数の最大化」では、デバイス、地域、曜日・時間帯、ターゲットリストすべての入札価格調整率が有効となります。
そのため、手動で、ある程度配信を調整することができます。
デバイスや地域、曜日・時間帯で配信の傾向が異なる場合は、配信比率を変えてみると良いでしょう。

■注意点
「コンバージョン単価の目標値」と同じく、設定してから半日から1日ほどできちんと自動入札の仕組みが完成するようです。
コンバージョンに繋がる可能性を予測してシステムが自動的に入札単価を上下させるため、配信が出過ぎる、もしくは制限されすぎてしまうなどの恐れがあります。
予算による制限を防ぐために、予め高めにキャンペーン予算を設定していた場合、予算いっぱい使い切ることが予想されますので、ご注意ください。

まとめ

今回ご紹介した2つの自動入札ですが、システムが自動的に状況を判断し、コンバージョン件数を増やしてくれるということで、非常に便利な機能といえます。
しかし、前述したように、運用目線でのお話ですと、長い目で見ていく必要があります。
自動入札を設定したからと言って必ずしもパフォーマンスがよくなるわけではないということを念頭に置き、設定直後は特に、アカウントの変動を追っていくことが大切です。
自動入札機能を導入してみたけれども成果が落ちてしまったなど、設定で不安がある方は是非とも当社にご相談いただければと思います。

SNSでもお役立ち情報をお届けします!

グラッドキューブ リスティング広告 運用代行 GladCube TV 毎週更新中!

自社開発SaaSサービス・メディア

トップ
サービス
資料請求
事例
ブログ
スタッフ
お問い合わせ
×