Google 広告、動的リマーケティング設定ガイド(概要編、キャンペーン作成編)
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の野村です。
動的リマーケティングは、2014年10月10日から小売り( EC )や不動産などで利用可能となっているディスプレイ広告のキャンペーンの一種です。
ウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーに、サイトで閲覧した商品やサービスを含む広告を表示できます。
リリースされてから約3年が経過したサービスですが、データフィードやアカウント上での設定にひと手間加える必要があることから、活用に踏み出せていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本エントリでは、動的リマーケティングの概要、リニューアル版管理画面でのキャンペーン設定方法をご紹介いたします。
また、今後のエントリでは Google Merchant Center や主要なネットショップとの連携方法、データフィードの作成方法についても詳述してまいります。
動的リマーケティングとは
従来のリマーケティング
通常のリマーケティングは、サイトに訪問したユーザーをターゲティングして再度広告を配信する仕組みです。
動的リマーケティング
一方の動的リマーケティングは、リマーケティングからさらに一歩踏み込んだターゲティングができる仕組みです。
動的リマーケティングでは、ユーザーが過去にサイトで閲覧した商品やサービスに合わせて広告を表示することが可能です。
ユーザーごとにカスタマイズされたメッセージを使用して過去のサイト訪問者をサイトに呼び戻すことで、見込み客の獲得や販売につなげることができます。
利用できる業種・サービス
動的リマーケティングは、以下の業種で利用可能です。
リニューアル版管理画面での設定方法
2018年5月7日(月)、 Google は年内に AdWords の管理画面を従来版からリニューアル版に完全移行することを発表しました。
これまで従来版とリニューアル版を切り替えることができましたが、この変更により今後はリニューアル版のみが利用可能となります。
すでにリニューアル管理画面を試されている方はお気づきかと思いますが、従来版とリニューアル版とでは、広告の作成方法やターゲットの設定などに異なる点があります。
動的リマーケティングの設定に関しても、リニューアル版で動的広告の作成方法に変更がありました。
以降は、リニューアル版での動的リマーケティングキャンペーンの作成方法をご紹介いたします。
動的リマーケティングキャンペーンの作成
新規でディスプレイキャンペーンを作成します。
この時、キャンペーンの目標は「販売」を選択して「続行」を押下します。
続いて、任意のキャンペーン名を入力し、配信地域などを選択します。
「その他の設定」のプルダウンを押すと、広告のローテーションやフリークエンシーを指定できる欄が表示されます。
その中の「動的広告」のプルダウンを開くと、「パーソナライズド広告向けのデータフィードを使用する」というチェックボックスが出ますので、チェックを付けた上で業種を選んでください。
本シリーズでは、代表例として Google Merchant Center と連携してフィードを設定する「小売り」と、テンプレートからフィードを設定する「不動産」を紹介しますので、それぞれ以下を選択します。
これで、キャンペーンの作成までが完了しました。
キャンペーンの準備ができると、フィードをアップロードするようメッセージが表示されます。
フィードの作成やタグの発行以降の設定方法については、次回からのエントリでご紹介します。
おわりに
本エントリでは、動的リマーケティングの概要とリニューアル版管理画面でのキャンペーン作成方法についてお話しいたしました。
次回以降は、より詳細な動的リマーケティングの設定に触れてまいります。
データフィードを用いた動的リマーケティング広告でお困りのお客様は、ぜひ一度お問い合わせください。
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