Google 広告、検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」オーディエンスターゲティング追加
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部です。
2018年5月22日(火)に、Google 広告より、検索広告向けに「購買意向の強いユーザー層」というオーディエンスターゲティングが追加されましたので、ご紹介いたします。
機能の詳細、メリット、設定方法について以下で述べてまいります。
検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」とは
これまでディスプレイ広告のみで利用できていたオーディエンスターゲティング「購買意向の強いユーザー層」ですが、検索広告向けのターゲティングでも利用可能となりました。
Google のシステムが以下の項目のデータを用いて機械学習を利用し、購買意向が強い分野を認識します。
- ■直近の検索行動
- ■広告のクリック
- ■動画の閲覧
- ■アプリのダウンロード
その中で、システムが購買意向が高いと判断したユーザーが「購買意向の強いユーザー層」に分類されます。
「購買意向の強いユーザー層」は、アパレルや旅行などのサービス別に大カテゴリ、中カテゴリ、小カテゴリに分類されており、任意のカテゴリを選択することができます。
設定可能なカテゴリについては、ディスプレイ広告のオーディエンスターゲティングと同じで、大カテゴリでは、以下のカテゴリから選択することができます。
- ■自動車、乗り物
- ■コンピュータ、周辺機器
- ■家電
- ■教育
- ■金融サービス
- ■家庭、園芸
- ■不動産
- ■デートサービス
- ■アパレル、アクセサリ
- ■幼児、子供向け製品
- ■美容商品、サービス
- ■ビジネス サービス
- ■求人
- ■イベントのチケット
- ■ギフト、行事
- ■ソフトウェア
- ■スポーツ、フィットネス
- ■通信
- ■旅行
位置づけ
検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」の位置づけは以下です。
図からもわかるように、検索広告での中顕在層ユーザーの開拓に向いています。
※検索広告向けリマーケティング(以下: RLSA ):一度サイトに訪れたユーザーが、検索した際に再度広告を表示するという配信手法。
検索広告向け類似ユーザー:任意で作成したユーザーリストに類似したユーザーに配信する手法。
一度サイトに訪問したユーザーに配信する RLSA や、実際にコンバージョンしたユーザーに類似したユーザーに配信する類似ターゲティングと比較すると、コンバージョンまでのモチベーションは劣るものの、従来の検索広告のみでのターゲティングよりもコンバージョンに近いユーザーに配信することが可能です。
メリット
RLSA では、以下のユーザーリストのサイズが1,000以上なければリストを利用できず、リスト作成直後でデータが少ない広告主様では RLSA を実施することができません。
しかし、検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」では、ユーザーリストを必要としないため、特に制限なく利用することが可能です。
また、 Google のポリシーにより、 RLSA や類似ユーザーリストなどを利用できないアカウントでも、同じ理由で、検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」はご利用可能です。
Google 推奨の利用方法
大まかな流れは以下のとおりです。
- (1)入札単価調整比0%で、検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」を設定。
- (2)2週間~4週間ほど配信し、その結果を分析。
- (3)分析結果に応じ、入札単価調整比を設定。
設定方法を含めて、以下で詳述してまいります。
(1)設定
オーディエンスタブ(赤枠)のえんぴつのマークをクリックし、任意のキャンペーンまたは広告グループを選択。
その際、モニタリング(旧:入札単価のみ)機能(緑枠)で入札単価調整0%で設定。
(まずは、すべての検索キャンペーンに設定することをおすすめいたします。)
ユーザーが積極的に調べている情報や立てている計画(水色枠)より、すべての「購買意向の強いユーザー層」のカテゴリにチェックを入れます。
(2)分析
2週間~4週間ほど配信し、オーディエンスタブで配信結果を分析。
(3)調整
分析の結果、パフォーマンスがよいカテゴリについては入札単価調整比で調整。
検索広告以外のショッピングキャンペーン、 Gmail キャンペーン、 YouTube キャンペーンなどのディスプレイ広告にも適応。
おわりに
検索広告向け「購買意向の強いユーザー層」オーディエンスターゲティングができるようになったことで、検索広告の強化に繋げることができます。
また、検索広告で得たデータをディスプレイ広告に活かすことも可能なため、連携した施策を取ることが重要となります。
当社では、このように新しい機能をいち早く利用し、常にアカウントの最適化を図っております。
ご興味がある方は、お気軽にご相談ください。
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