Indeed 広告の概要と運用ポイント解説!
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の柿木です。
厚生労働省が発表しているデータによると、有効求人数は 2010 年から 2 倍以上になっており、2018年10月時点の有効求人倍率は約 1.6 倍とされています。
2018 年より放送されている Indeed の ONE PIECE の CM でも注目されていますが、インターネット広告業界でも「 Indeed広告 」が注目されています。
本エントリでは、 Indeed 広告の概要や運用を実施する際のポイントなどをご紹介いたします。
Indeed とは
Indeed は世界最大級の求人検索エンジンです。
Google や Yahoo! は総合型検索エンジンですが、 Indeed は求人特化型の検索エンジンといえます。
Indeed からは以下 3 種のルートで求職者にアプローチができます。
無料掲載枠
無料掲載枠はその名の通り、 Indeed に無料で求人掲載ができる枠です。
以下のリンクから、メールアドレスやパスワード、求人情報など必要な情報を入力することで簡単に掲載が可能です。
Indeed 求人掲載:https://jp.indeed.com/hire?hl=ja&cc=JP
有料掲載枠
有料掲載枠は無料掲載枠と比較して、最大 5 倍のクリック数を獲得できるというデータが出ています。
有料掲載枠に広告を掲載するには以下のフローが必要です。
アカウント作成や IO のチャージは、 Indeed の求人・広告管理画面と担当者とのやりとりを通して実施します。
求人を設定する方法は、当記事の後半でご紹介いたします。
注目の求人枠
注目の企業枠は 1 ページに 1 社のみ掲載されるユニットです。
このユニットは、求職者が自社名で検索した場合や、自社のスポンサー求人が表示された際に反映されます。
以下では、 Indeed 広告の概要と運用のポイントをご紹介いたします。
Indeed 広告
Indeed 広告の特徴
Indeed 広告は運用型の広告です。
特徴は以下の通りです。
Indeed 広告はクリック課金型の形式をとっているため、ユーザーが求人情報を確認した時のみ料金が発生します。
また、日額/月額の予算設定が可能であるため、月末だけ配信を強めるなど柔軟な配信が可能です。
クローリング型では、自社求人サイトに掲載されている情報を元に Indeed 広告を掲載することができます。
直接投稿型や XML フィード型を利用すれば、求人毎に訴求するポイントなどを自由に掲載することも可能です。
運用型広告となるため、良い成果のものに多くの予算を使って配信する、成果を獲得したい求人に配信を集中させるなども自在にコントロールが可能です。
広告の掲載方法
Indeed 広告を掲載する方法は 3 種あります。
直接投稿型、クローリング型、 XML フィード型の 3 種です。
直接投稿型
掲載される求人情報を 1 つ 1 つ入力する方法です。
職種名、企業名、勤務地、給与、雇用形態、仕事内容及びアピールポイントなどの情報を入力して求人情報を作成します。
それぞれの求人情報には、「昇給・昇格あり」「高収入・高時給」「交通費支給」など条件面でより強調して伝えたいポイントなども選択して掲載できます。
クローリング型
Indeed に自社の採用サイトをクローリングさせる方法です。
クローリングさせる時の主な条件は以下の通りです。
他、詳細なガイドラインなどは、 Indeed の規約をご確認ください。
XML フィード型
XML フィードを利用して求人を投稿することも可能です。
XML フィードとは、採用サイトにある求人情報を XML 形式ファイルにまとめたものを表します。
利用することで、それぞれの求人毎にパラメータの付与、クローリング型よりも細かな条件記載などが可能です。
Indeed 広告を運用する際のポイント
Indeed 広告を運用する際に、気をつけるべき主なポイントは以下です。
媒体の仕様に関して
管理画面の時間は米国テキサス時間(日本の 15 時に、日付が変わる)
Indeed 広告は、日本時間の15時に日付が変更になります。
2019 年 4 月 1 日の午前 10 時に配信された広告は、前日の 2019 年 3 月 31 日に配信されたという記録になります。
週の前半にトラフィック量が多くなる傾向がある
ユーザーの動きがより活発になる、週の前半(月曜日~水曜日)にトラフィックが増加する傾向があります。
トラフィックが多くなればその分クリックされる可能性が高まるため、予算の設定など調整する必要もでてきます。
また、 Indeed 広告で他社が入札単価を高めると、自社広告の露出量が少なくなる可能性もあるので、配信量を確認しながら入札単価も調整する必要があります。
運用に関して
日額予算の上限に達して配信が出ない時間を作らない
Indeed のみならず他の広告配信でも同様ですが、上限予算にあたらないように配信することが重要です。
すべての時間に配信がでないと適切に成果の良し悪しが判断できないためです。
予算が少ない場合は、入札単価で調整するなどの対策が必要です。
複数キャンペーンに同じ求人を含めない
複数キャンペーンに同じ求人を含めると、どの軸(職種や地域など)の求人の成果が良いか判断ができなくなります。
成果の判断ができなくなると最適化がしづらくなるため、 Indeed 広告の構成を考える際は求人広告に重複がないように注意する必要があります。
キャンペーン分けする際は、職種や地域など軸を決めて分ける
キャンペーン分けする際、軸を決めて分けることが 1 つ重要なポイントとなります。
実際に配信をした際に、どの職種や地域からの成果が良いか、悪いかを判断して成果の強弱をつけるためです。
Indeed 広告は単価調整をキャンペーン単位で実施するため、軸を持たずにキャンペーンを一緒にしてしまうと成果の良い求人と悪い求人双方に同じ単価設定をすることになってしまいます。
入札単価をあげれば、必ずクリック数が上がるというわけではない
入札単価を上げれば、必ずしもクリック数が上がるというわけではありません。
入札単価を上げると、掲載順位があがることでユーザーに視認される確率は高まりますが、クリックするかどうかは求人広告見出しの内容にもよるためです。
クリック数を高めたい時は、入札単価をただ増額するだけではなく、求人広告の見せ方や内容なども考慮して運用する必要があります。
入札単価設定は手動と自動を選択可能
単価調整は手動と自動を選択することができます。
自動調節を選択すると、 Indeed のシステムが 1 日 3 回、自動で単価を調節してくれます。
その際、日予算などの設定も可能です。
一度自動調節を設定すると、あとからの変更が不可能であるため、その点は注意が必要です。
おわりに
Indeed 広告はリスティング広告とは異なり、キャンペーンの自動最適化機能などがないため手動での調整が必須です。
運用する上では、月や週単位のトラフィックの増減などの特徴を把握しておくことや、キャンペーン構成の仕方が大変重要なポイントとなってきます。
グラッドキューブでは、今回の記事でご紹介したようなポイントを踏まえて、改善やご提案を行っております。
Indeed 広告や、他広告運用でお悩みの方は是非当社へご相談ください。
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