YouTube 広告を100% 使えていますか?知らなきゃ損する YouTube 広告のターゲティング
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の井上です。
YouTube は、現在、全世界でユーザー数が19億人を超え、国内でも18歳以上の月間利用者数が6200万人もいるとされています。
そんな YouTube に掲載されている広告について、気になっている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
本エントリでは、 YouTube 広告のメリットやターゲティングについてご紹介いたします。
また、YouTube 広告について、下記記事でフォーマット別に解説しておりますので、合わせてご覧ください。
(参考:YouTube 広告を効果的に使えていますか?フォーマット別に徹底解説!)
YouTube で広告を掲載するメリット
YouTube で動画広告を配信するメリットは主に下記3点あります。
- ■成果を測定できる
- ■適切なユーザーにリーチができる
- ■動き・音のある広告を出稿できる
■成果を測定できる
Google 広告アカウントにて、動画の再生回数、費用、予算の詳細などを確認できるので、テレビ CM などのオフライン広告と違い、成果を可視化し改善を行うことができます。
動画の総再生時間や登録者数の推移といったユーザーデータも確認できるため、広告だけでなく動画自体の完成度を高めていくことが可能です。
■適切なユーザーにリーチができる
トピック、キーワード、ユーザー属性(性別・年齢など)に基づいてユーザーに広告を配信する事ができます。
それによって、狙ったユーザー層や成果の良いユーザー層に向けて配信することができます。
使用できる具体的なターゲティング設定については、次項で詳しく説明いたします。
■動き・音のある広告を出稿できる
動画は、静止画に比べ多数の情報量を盛り込め、かつユーザーに理解してもらいやすいという利点があります。
視覚的に静止画よりインパクトがあるだけではなく、聴覚的にもユーザーに対してアピールすることができます。
より印象に残る方法でユーザーの興味関心を引きつけることができます。
YouTube 広告で可能なターゲティング
YouTube 広告では、Google のもつユーザーの検索履歴やサイトの閲覧履歴をターゲティングに使用することが可能です。
そのため、自社サービスのコアターゲット層や購買に近いユーザー層へ広告を表示し、認知の拡大だけでなく購買の促進を行うことができます。
ユーザーの興味関心以外にも、掲載先のサイトやモバイルアプリを指定するターゲティングも可能です。
ユーザーのファネルにあわせてターゲティングを選定することが重要です。
利用できるターゲティングは以下の通りです。
- ■ユーザー属性
- ■興味関心
- ■プレースメント
- ■トピック
- ■デバイス
- ■リマーケティング
■ユーザー属性
ユーザー層の年齢や性別、子供の有無、世帯収入を指定します。
さらに大学生や住宅所有者、最近子供が生まれたユーザーなど、より詳細なユーザー属性を指定することも可能です。
■興味関心
・カスタムインテントオーディエンス
特定のキーワードを指定することで、Google で実際にそのキーワードや関連した内容を検索しているユーザーに対して広告を表示することができます。
・アフィニティカテゴリ
ライフスタイル、趣味、習慣などから高い関心を示しているトピックを選び、そのトピックへの興味関心を持っているユーザーへとアプローチすることができます。
・カスタムアフィニティカテゴリ
興味関心を表すキーワード、 URL 、場所、アプリの中から指定し、組み合わせて作成することができます。
・ライフイベント
人生における大きなイベント(卒業や引越し、結婚など)を迎えているユーザーへ広告を配信することができます。
・購買意欲の強いオーディエンス
インタレストカテゴリマーケティングとも呼ばれ、18個のカテゴリ(さらにはその下のサブカテゴリ)から構成されています。その中からカテゴリを選択することで、提供する商品やサービスに似たものを検索しているユーザーや購入を考えているユーザーに対して広告を表示することができます。
■プレースメント
特定のチャンネルや動画、Google ディスプレイネットワーク(以下: GDN )上のウェブサイトに対して広告の表示先の指定や除外の指定が設定できます。
■トピック
特定のトピックを選択することで、そのトピックに関連のあるコンテンツが掲載されている YouTube や GDN 上に広告を表示することができます。
■デバイス
パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビ画面を使用する端末( ChromeCast やゲーム機など)の中から、広告を表示するデバイスを指定することができます。
■リマーケティング
動画視聴履歴やチャンネル登録などのユーザーの行動に基づいて、特定のユーザーに広告を表示できます。リマーケティングに関しては、次項にて詳しく説明いたします。
YouTube 広告のリマーケティング
Google で検索したあとに、 YouTube に訪れるユーザーが55%、 YouTube で見つけた商品を購入したことがあるユーザーが40%と、 YouTube は購買行動の喚起だけではなく検索広告の補完にも役立ちます。
また動画広告と検索広告を併用することで、検索広告における平均コンバージョン数が8%向上、獲得単価が4%改善されるというデータもあります。
YouTube を視聴したユーザーに、検索広告でアプローチできるリマーケティング広告を使用することで、更にその効果向上が見込めます。
リマーケティング広告とは、以前ウェブサイトに訪問したことがあるユーザーに再度アプローチすることができる広告です。
リマーケティングを行う際はユーザーの行動データを蓄積したリストが必要になり、それをリマーケティングリストと呼びます。
上記でもご紹介したとおり、 YouTube にもリマーケティングリストを使用できるほか、 YouTube のリマーケティングリストを検索広告に活用することができます。
購買には至らなかったものの、商品やサービスに関心を抱いているユーザーに対しアプローチをかけることができるため、積極的な使用が推奨されます。
■ 動画リマーケティング
YouTube 上で広告主の動画やチャンネルを過去に視聴、登録、高く評価したことがあるユーザーのリストです。
YouTube チャンネルと Google 広告アカウントをリンクすることで、リマーケティングリストを作成できます。
既に、 Google 広告アカウントとリンクしているアカウントで YouTube チャンネルを作成した場合は、自動的にリマーケティングリストが作成されます。
YouTube チャンネルが複数ある場合は、複数のチャンネルを Google 広告のアカウントにリンクさせることも可能です。
ただし、同じリストを複数のチャンネルで利用することはできないので、注意が必要です。
動画広告で不承認となってしまうケース
動画広告では、Google 広告ポリシーに抵触した場合や、動画広告の要件で不承認になる場合があります。
禁止、制限コンテンツやネットワークの不正利用はもちろん、動画の内容や長さでも承認されない場合がありますので、作成する前に十分注意することが必要です。
一般的なケースは以下があげられます。
- ■許可されない動画フォーマット
- ■宣伝するサービスとの関連性、コンテンツが不明確
- ■動画の品質基準を満たしていない
- ■衝撃的なコンテンツ
詳細はポリシーをご確認ください。
(参照:Google 広告ポリシーヘルプ)
(参照:動画広告の要件)
おわりに
本エントリでは、 YouTube 広告の掲載メリットやターゲティングについてご紹介いたしました。
動画広告の使用はウェブプロモーションの成功に大きく結びつく要素の一つです。
ユーザーのファネルにあわせてターゲティングを行うことで、潜在層への認知拡大だけでなく、顕在層へのアプローチを行うことが可能です。
広告出稿の目的によって、効果的なターゲティング・配信面を選びましょう。
グラッドキューブは、 Google Premier Partner Awards 2019 動画広告部門で最優秀賞を受賞しております。
動画制作も承っておりますので、動画広告の配信をご検討の方は、独自のノウハウと実績を持つ当社にぜひご相談ください。
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