YouTube 広告を効果的に使えていますか?フォーマット別に徹底解説!
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の井上です。
近年、動画広告の需要はますます高まり、2019年の動画広告市場規模は、昨年対比141%となる2,592億円に達する見通しです。
しかし、動画広告の用件がよくわからず、うまく活用できていない方もいらっしゃるのでしょうか。
本エントリでは、 YouTube 広告についてご紹介いたします。
YouTube に動画広告を掲載したいけれども、どういったフォーマットを選べばよいかわからない、動画で購買行動を促したいけど方法がわからない、などのお悩みをお持ちの方は、ぜひご参考ください。
▼ YouTube 広告について
▼ YouTube 広告の種類
―― TrueView インストリーム広告
―― TrueView アクション広告
――バンパー広告
―― TrueView ディスカバリー広告
――アウトストリーム広告
▼広告表示オプション
――住所表示オプション
――アフェリエイト住所表示オプション
▼ YouTube 広告の動画サイズ
▼ YouTube 広告のクリエイティブ
▼おわりに
YouTube 広告について
YouTube の月間利用者数は6,200万人といわれており(2019年1月時点)、特に18歳-19歳の使用率は80%以上にのぼります。
10代より割合が下がるとはいえ、50歳-59歳の約70%が YouTube を利用しており、広告を利用することで幅広い世代にリーチを行うことが可能です。
また、 YouTube 広告ではデモグラフィックだけでなく、地域、オンラインでの興味・関心や行動傾向などに基づいたターゲティングを行うことができます。
YouTube 広告には5種類の広告メニューがあり、各広告メニューによって、推奨とされる動画の時間や特徴、目的が異なります。
適切なターゲティングと広告メニューを組み合わせた広告配信を行うことで、ユーザーの購買行動を喚起するほか、検索広告と併用することで双方の効果を高めることができます。
実際に40%のユーザーが YouTube で見つけた商品を購入したことがあり、55%のユーザーが商品を知った後に追加情報を求めて YouTube に訪れるというデータがあります。
ユーザーのファネルに対し、どういったアプローチをするかが重要となっています。
YouTube 広告の種類
YouTube 広告には大きくわけて、認知、検討、行動の3つの目的があります。
まずはオンライン上で、ユーザーにどういった行動を行ってほしいのかを明確にしたうえで、各広告メニューを選定しましょう。
TrueView インストリーム広告
動画の再生ページ(動画コンテンツの前や途中)に表示される、スキップが可能な動画広告です。
再生開始後から5秒経過すると、スキップボタンが表示されます。
この場合の課金方式としては、ユーザーによって動画が30秒以上(動画が30秒未満の場合は最後まで)再生された場合か、クリックされた場合が課金対象となります。
スキップボタンが押された場合は、課金対象にはなりません。
YouTube だけでなく、パートナーサイトの動画やディスプレイネットワークのアプリに掲載されます。
認知拡大や、商品・サービスの検討、オンラインでの行動喚起として使用することが可能です。
TrueView アクション広告
TrueView インストリーム広告の再生中と再生後に、見出しやロゴが表示されるスキップ可能な動画広告です。
「資料請求」などの行動を促すフレーズと、広告の見出しを動画広告に追加することで、TrueView インストリーム広告の再生中・再生後にユーザーのアクションの喚起が期待できます。
再生開始後から5秒経過すると、スキップボタンが表示されます。
ユーザーが広告を最後まで視聴すると、終了画面が画面中央に現れます。
終了画面は、YouTube チャンネルに基づいて自動的に生成され、スマートフォンでは 5秒間、パソコンでは 7秒間表示されます。
この場合の課金方式としては、ユーザーによって動画が10秒以上(動画が10秒未満の場合は最後まで)再生された場合か、クリックされた場合が課金対象となります。
スキップボタンが押された場合は、課金対象にはなりません。
TrueView インストリーム広告と異なり、掲載先は YouTube に限定されます。
行動を促すフレーズは、動画再生中は動画下部、動画再生後は動画中央に表示され、指定ページの URL に遷移させることが可能です。
そのため、商品やサービスの検討やオンラインでの行動喚起として使用することができ、特にウェブサイトのトラフィック増加が期待されます。
スマートフォン(画像上)とパソコン(画像下)で表示のされ方が異なるため、パソコンの場合はクリエイティが広告と被らないよう、注意しましょう。
バンパー広告
動画再生ページ(動画コンテンツの前や途中)に表示され、短いメッセージでのアピールが可能なスキップ不可の動画広告です。
再生時間は最大6秒のため、簡潔で印象的なメッセージを使用することで、ユーザーへの印象付けを行うことが可能です。
視聴回数に応じて課金額が決定します。
掲載面は YouTube だけでなく、パートナーサイトの動画やディスプレイネットワークのアプリに掲載することが可能です。
スキップができず、動画再生と共に広告が開始するため、商品やブランドの認知拡大が期待できます。
TrueView ディスカバリー広告
YouTube の検索結果、 モバイル版 YouTube のトップページ、視聴動画の右上に表示される広告です。
ユーザーが TrueView ディスカバリー広告のサムネイルをクリックし、遷移先の広告を視聴した場合にのみ課金が発生します。
動画広告への誘導を目的にし、補完的な利用が推奨とされています。
アウトストリーム広告
モバイル端末とタブレット端末で、 YouTube 外の提携サイトやアプリに表示されるスキップ不可の動画広告です。
再生が開始された時点では動画はミュート状態になっており、ユーザーが広告をタップすることでミュートが解除されます。
広告の表示面積が50%以上で、動画広告が2秒以上視聴された場合のみ課金対象となります。
そのため、リーズナブルな価格で動画のリーチをより拡大することが可能です。
広告表示オプション
TrueView インストリーム広告とバンパー広告には、広告表示オプションを追加することができます。
広告表示オプションを追加することで、広告の情報量を増やし、広告のクリック率を高めることが期待されます。
使用できる広告表示オプションは下記の2つです。
住所表示オプション
動画広告の下部に店舗の住所、地図、距離などを追加表示できる機能です。
ユーザーがクリックまたはタップすると、関連するビジネス情報がまとめられたページが表示されます。
設定をすることで毎回表示されるわけではなく、ユーザーが店舗の近くにいる場合や関心を示したりしている場合に表示される可能性があります。
利用にあたっては、Google マイビジネスの登録が必要です。
Google マイビジネスは登録することで、地名を含めたローカル検索の検索順位の向上が見込めるほか、ユーザーの来店率にも繋がるため、実店舗をお持ちの方は積極的な導入が推奨されています。
アフェリエイト住所表示オプション
アフィリエイト住所表示オプションは、広告主の商品を販売している最寄りの店舗をユーザーに知らせることができる機能です。
住所表示オプションと同様に、ユーザーが店舗の近くにいる場合や関心を示している場合に表示される可能性があります。
YouTube 広告の動画サイズ
YouTube 広告の動画サイズは、いずれのフォーマットも「横長 16:9」「縦長 9:16」「スクエア 1:1」に対応しています。
縦長の動画クリエイティブは、モバイル端末など異なる端末に適した方法で表示され、ユーザーのエンゲージメントを促進するため、横長「16:9」だけではなく、縦長の動画も利用することが推奨されています。
ユーザーが YouTube アプリの動画プレーヤーを利用している場合、「横長」「縦長」「スクエア」いずれの場合でも、自動的にプレーヤーに合わせてサイズが調整されます。
YouTube 広告のクリエイティブ
YouTube に広告を配信する上で、ターゲットはもちろん、広告の視聴完了数が成果にも密に関わります。
視聴完了数に繋がるのは、なんといっても動画のクリエイティブが大きな要素を占めています。
特にスキップが可能な TrueView 広告では、スキップボタンが表示されるまでの最初の5秒が非常に重要になります。
認知目的の場合は、最初の数秒間に訴求ブランド名やロゴ、キャッチコピーなどを含め、確実にユーザーにメッセージを伝えることを意識しましょう。
クリックや検索などの行動喚起が目的の場合は、行動までに時間の猶予を与えることも重要です。しっかりと商品・サービスの魅力を伝えることを意識しましょう。
効果的な動画クリエイティブのポイントは、下記の4つです。
- ■冒頭で強い印象を与える
- ■冒頭でブランド、ロゴ、サービス名を表示
- ■音楽や動きをつけて興味を惹き付ける
- ■動画の最後でアクションを明確に示す
冒頭に強い印象を与えて離脱を防ぎながらも、ブランド、ロゴ、サービス名を自然に表示させます。
さらに動画内では、ペルソナに近い人物やキャラクターを登場させることで、ユーザーの興味関心を惹くことが重要です。
最後にはユーザーにとってほしいアクション(資料請求、サイトへの遷移など)を伝えることで、ユーザーの行動を促します。
ユーザーにどんな行動をしてほしいか、ユーザーに何を知ってほしいか、など明確に決めたうえで、上記のポイントを意識しながら動画の作成を行いましょう。
SiTest のムービーが参考になるかと思いますので、ぜひご覧ください。
おわりに
本エントリでは、 YouTube 広告についてご紹介いたしました。
広告フォーマットを効果的に使用することで、リーチを広げながら購入促進のために動画広告を配信することが可能です。
需要の高まっている今、動画広告の使用はウェブプロモーションの成功に大きく結びつく要素の一つです。
グラッドキューブは、 Google Premier Partner Awards 2019 動画広告部門で最優秀賞を受賞しております。
動画制作も承っておりますので、動画広告の配信について配信をご検討の方は、独自のノウハウと実績を持つ当社に、ぜひご相談ください。
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