【2024最新版】 Google レスポンシブディスプレイ広告の基礎を詳しく解説
本エントリでは、 Google レスポンシブディスプレイ広告について詳しく解説いたします。
ディスプレイ広告について初めての方向けに、仕組みや入稿規定などの基礎から、メリット・デメリット、運用のポイントまでご紹介します。
Google ディスプレイ広告の概要について、こちらの記事で解説しておりますので、合わせてご覧ください。
https://www.glad-cube.com/blog/?p=47535
目次
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レスポンシブディスプレイ広告とは
レスポンシブディスプレイ広告とは、 Google ディスプレイ広告のフォーマットの1つです。
事前にアップロードしたアセット(画像、広告見出し、動画など)が機械学習によって自動で組み合わされ、ターゲットユーザーに最適な広告を配信します。
次の画像は掲載イメージの一例です。
赤枠の部分に、ウェブサイトを閲覧しているユーザーそれぞれに最適化された広告が配信されます。
レスポンシブディスプレイ広告のメリット
レスポンシブディスプレイ広告を配信するメリットは4つあります。
広告が自動的に最適化される
レスポンシブディスプレイ広告は、広告主が設定したアセット(画像、テキスト、ロゴなど)を組み合わせて、広告枠に応じて自動的に広告が配信されます。
Google の機械学習に基づいて、アセットの組み合わせが最適化されるため、クリック率やコンバージョン率の向上が期待できます。
リーチの拡大がしやすい
レスポンシブディスプレイ広告は多様な広告フォーマットとサイズに対応した広告を配信できます。
通常のディスプレイ広告では広告枠のサイズやフォーマットが合わず表示機会を失っていた広告も、レスポンシブディスプレイ広告では最適なアセットを組み合わせて配信できるため、より多くのユーザーにリーチすることが可能です。
また、Google の所有するサービス( YouTube と Gmail )に加えて、3,500 万ものウェブサイトやアプリで、世界中のユーザーにアプローチできます。
(参照: Google 広告 ヘルプ ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて)
時間を節約できる
レスポンシブディスプレイ広告では、複数の広告サイズやフォーマットに合わせて個別にクリエイティブを作成する必要がありません。設定した使用してあらゆるパターンの広告が生成されるためです。
広告の製作や最適化にかかる時間を大幅に節約し、より戦略的な広告運用に注力することができます。
動的リマーケティングと併用できる
レスポンシブディスプレイ広告では、フィードを作成することにより動的リマーケティングを利用することができます。
動的リマーケティングとは、ユーザーが商品やサービスに対して興味を示した際に、閲覧した商品やサービスを含む、もしくは関連する広告を後追いで訴求する広告手法のことです。
例えば、ユーザーが過去にサイトで閲覧した商品やカートに入れた商品を広告に表示させることができます。このように、動的リマーケティングはユーザーごとにパーソナライズされた広告配信ができるため、より高い成果を期待できます。
(参照: Google 広告 ヘルプ 動的リマーケティングについて)
レスポンシブディスプレイ広告のデメリット
一方で、レスポンシブディスプレイ広告を配信するデメリットは2つあります。
広告のパフォーマンスが分析しにくい
レスポンシブディスプレイ広告は、どの広告がどの程度の効果をもたらしたかを詳細に分析することが困難です。これは、複数のアセットを組み合わせて広告が自動生成されるためです。
アセットごとのパフォーマンスは「要改善」「平均」「良好」「優良」の4段階で評価されますが、あくまでこれはアップロードしたクリエイティブが、Google 推奨の設定にどの程度基づいているかを示したものです。
広告の見せ方を完全にコントロールできない
広告の形式や表示される内容が自動的に最適化されるため、広告主が広告の見せ方を完全にコントロールすることはできません。
これは、特定のメッセージを一貫して伝えたい場合などには制約となる可能性があります。
レスポンシブディスプレイ広告の入稿規定
以下ではテキストとクリエイティブの入稿規定についてご紹介します。
テキストアセットの入稿規定
短い広告見出し( 1~5個 ) | 半角30文字以下( 全角15文字以下 ) |
---|---|
長い広告見出し( 1個 ) | 半角90字以下( 全角45文字以下 ) |
説明文( 1~5個 ) | 半角90字以下( 全角45文字以下 ) |
会社名( 1個 ) |
半角25文字以下( 全角12文字以下 ) |
クリエイティブアセットの入稿規定
画像:横長( 1枚必須 ) | 600×314( 1.91:1 )以上 推奨:1200×628 |
最大15枚 |
---|---|---|
画像:スクエア( 1枚必須 ) | 300×300( 1:1 )以上 推奨:1200×1200 |
|
ロゴ:横長( 省略可 ) | 512×128( 4:1 )以上 推奨:1200×300 |
最大15枚 |
ロゴ:スクエア( 省略可 ) | 128×128( 1:1 )以上 推奨:1200×1200 |
拡張子
レスポンシブディスプレイ広告ので使用可能な拡張子は以下の通りです。
■ JPG ・ JPEG
■ PING
■ GIF ※アニメーション不可
(参照: Google 広告 ヘルプ ディスプレイ広告: クリエイティブ作成時のおすすめの方法に関するガイド)
レスポンシブディスプレイ広告の入稿の際の注意点
レスポンシブディスプレイ広告を入稿する際の注意点が3つあります。
■ 画像の上にテキストを重ねない
■ 高画質の画像を使用する
■ テキストの面積が画像全体の 20% を超えないようにする
※画像の上下がトリミングされる場合がある。(各辺最大 5%)
(参照: Google 広告 ヘルプ レスポンシブ広告の要件)
レスポンシブディスプレイ広告の運用ポイント
ここでは、レスポンシブディスプレイ広告を効果的に運用するポイントをつご紹介します。
十分なアセット数を設定する
多様な広告を生成できるよう、十分な数のアセット(画像、テキスト、ロゴなど)を設定することが重要です。これにより、レスポンシブディスプレイ広告の効果を最大化できます。
また、広告の有効性の観点においても、アセットを全て上限数まで設定することを Google が推奨しているため、広告の掲載順位を高めるために重要なポイントであるといえます。
定期的にクリエイティブを入れ替える
定期的にクリエイティブを追加し、新鮮さを保つことが重要です。これは、同じ広告を繰り返し表示すると、ユーザーの興味を引く力が弱まる可能性があるためです。
また、ユーザーの行動やユーザーの行動や嗜好は時間とともに変化します。これらの変化に適応した広告を配信することで、最も関連性の高いメッセージを提供できます。
遷移先の LP (ランディングページ)を見直す
ユーザーが求める情報がランディングページ( LP )に明確に掲載されているか、また、ユーザーが求めるアクションを取りやすい設計になっているかを見直すことが重要です。
広告のクリック数が増えても、その後のコンバージョン(購入、問い合わせなど)が伴わない場合は、広告から遷移する LP が適切でない可能性があります。
LP に流入したユーザーの離脱を防止するためには、広告と LP の訴求内容が乖離が生じないように注意しましょう。
まとめ
本エントリでは、 Google レスポンシブディスプレイ広告についてご紹介しました。
Google レスポンシブディスプレイ広告は、自動最適化機能と広範なリーチが特長です。広告効果を最大化するためには、適切なアセットの設定やクリエイティブの更新、 LP の見直しなど、運用のポイントを押さえることが重要です。
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