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【2020年最新】 Yahoo! ディスプレイ広告の新プラットフォームのご紹介

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部の李です。

2019年11月から2020年度にかけて、「スポンサードサーチ」と「ディスプレイアドネットワーク」(以下: YDN )を擁する「 Yahoo! プロモーション広告」と、「ブランドパネル」を代表とする「 Yahoo! プレミアム広告」が1つのプラットフォーム「 Yahoo! 広告 」へ統一される発表がありました。また、ディスプレイ広告を統合し「 Yahoo! 広告 ディスプレイ広告」へリニューアルされており、併せて、広告管理ツールも刷新されています。変更点は下記の図で示します。(画像は Yahoo! 広告 ディスプレイ広告の公式資料より引用)
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これまで「予約型」と「運用型」で分かれていた広告サービスを統合することで、管理画面が集約され、より使いやすく、広告効果が発揮されやすいプラットフォームとなり、「 Yahoo! 広告 ディスプレイ広告」は2019年11月頃〜2020年秋までに順次提供を予定しています。
そこで本エントリでは、「 Yahoo! 広告 ディスプレイ広告」の新プラットフォームの基本情報と運用方法についてご紹介していきます。

目次

  1. リニューアルポイント
  2. 新プラットフォームの新機能のご紹介
  3. 運用ポイント
  4. おわりに

リニューアルポイント

Yahoo! 広告 ディスプレイ広告のリニューアルポイントは、主に下記の3つがあります。

  • (1)課題や目的に応じた柔軟な広告出稿が可能、広告プロダクトのシンプル化
  • (2)よりシンプルな導線で入稿・運用が可能の広告管理ツールのリニューアル
  • (3)目的に合わせた最適なアルゴリズムで広告効果の最大化

 

これからそれぞれのリニューアルポイントを詳しく説明していきます。

(1)広告プロダクトのシンプル化

まずは下記の図をご覧してください。(画像は Yahoo! 広告 ディスプレイ広告の公式資料より引用)
シンプル化 
こちらの図はリニューアル前と今回のリニューアルを比べたものです。今までは各ソリューションごとに細かくメニューが分かれていたのですが、今回のリニューアルでりシンプルになり、運用者はプロダクトの変更を行わずに広告出稿をワンストップで行えるようになります。

(2) YDN の広告管理ツールのリニューアル

これまでの管理画面とは異なり、新しい管理画面ではグラフ表示や各指標での分割、2つの期間での実績比較など、より直感的に操作、分析などが可能です。また、広告入稿の際に、キャンペーンの作成から広告の作成までが1画面で完結でき、スムーズな入稿が可能です。
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(3)配信アルゴリズムの刷新

今回のリニューアルに伴い、非常に重要となるのが配信アルゴリズムの刷新です。刷新された内容は主に「キャンペーン目的の設定」「オークションランクの最適化」「新アルゴリズムの効果」の3点があります。

(3)-1 キャンペーン目的の設定
これまでのプラットフォームでの配信では、キャンペーンの目的を指定することができず、一律クリック数の最大化を目指した配信になっていました。しかし、今回のリニューアルでは、キャンペーンの目的設定が必須になり、それぞれの目的に合わせた最適化内容で配信ができるようになります。キャンペーン目的は下記の6つを設定することが可能です。(括弧内は最適化内容を記載)

  • ■サイト誘導(クリック数)
  • ■動画再生(動画再生数)
  • ■アプリ訴求(インストール数、エンゲージメント数)
  • ■コンバージョン(コンバージョン数)
  • ■商品リスト(コンバージョン数)
  • ■ブランド認知(ビューアブルインプレッション数)

 

(3)-2 オークションランクの最適化
新プラットフォームはオークションランクに基づいて、広告選定を行うロジックが変更されます。オークションランクの決定要因は「広告の品質」×「入札価格」ですが、今回刷新されたのは「広告の品質」の部分です。以前までの「広告の品質」は、クリック率や課金が発生する動画再成率を「予測アクション率」として判定し最適化を行う配信が行われていましたが、今回のリニューアルでは「キャンペーンの目的に合わせた予測アクション率」をオークションランクの基準とするため、キャンペーン目的に沿ったアクション数を最大化することが可能になります。

(3)-3新アルゴリズムの効果
これまでの YDN において、配信時にキャンペーンの目的を指定することができなかったため、一律でクリック数の最大化(動画の場合は課金再生数の最大化)で最適化がかかり配信されました。そうした場合、最大化するアクション数が広告出稿の目的と異なる可能性があります。新しいプラットフォームでは、キャンペーン作成時に目的を設定することが必須になり、各目的に合わせた配信が可能です。そのため、キャンペーン目的に沿ったアクション数を最大化することが可能となり、よりコンバージョン率の向上とコンバージョン単価の低減が見込めます。

新プラットフォームの新機能のご紹介

(1) キャンペーン目的が設定可能
前項でも紹介したと通り、新プラットフォームではキャンペーン作成時に「キャンペーンの目的」の設定が必須です。キャンペーンに設定した各目的に沿ってアクション数の最大化するように配信します。

(2) オーディエンスカテゴリーを提供
オーディエンスカテゴリーとは、特定のカテゴリーに興味・関心を持ったインターネットユーザーに対して広告を配信できるターゲティング機能です。こちらは「興味関心」「購買意向」「属性・ライフイベント」というグループに分かれ、各目的に合わせてのターゲティングが可能となります。

■興味関心
該当カテゴリーを閲覧したり、関連キーワードを検索するなど、定期的に興味関心を示しているユーザーに対しての配信が可能です。リーチを広げる場合や、幅広いユーザーにアプローチする際に効果的です。

■購買意向
該当カテゴリーの商品を検索したり、カートに入れるなど、購買を検討しているユーザーや、旅行や結婚などイベントを計画しているユーザーに配信が可能です。よりコンバージョンしやすいユーザーにアプローチする際に効果的です。

■属性・ライフイベント
「属性・ライフイベント」のオーディエンスカテゴリーは2020年第2四半期から提供予定の機能です。家族構成、学歴、世帯年収などの「属性」や、結婚、引越し、就職・転職などの「ライフイベント」を検討しているユーザー層へのターゲティングが可能になります。

(3) 自動入札の機能の改善
新プラットフォームでは、自動入札の学習ステータスが確認できるようになり、また、事前のデータ蓄積がなくても自動入札が利用できるようになりました。ただし、1点注意していただきたいのが、今回のリニューアルではコンバージョンのデータがなくても自動入札の設定・配信が可能ですが、より良い掲載結果を得るにはより多くのコンバージョンを獲得した状態でご利用いただくことを推奨します。

(4) ビューアブルベースのフリークエンシーキャップ機能
実際にユーザーが閲覧できる状態にあった広告表示に対してのフリークエンシー設定ができ、適切な仮説・検証が可能となります。また、広告の50%以上の範囲が1秒以上連続して表示された場合に表示のカウントをします。

運用ポイント

(1)キャンペーン目的
YDN に比べて、新プラットフォームでは広告のフォーマットや掲載方法ではなく、出稿目的を元に選択してください。例えば、コンバージョン数が目的の場合はキャンペーン目的「コンバージョン」を選択し、動画広告で再生数が目的の場合は「動画再生」を選択します。

(2)入札戦略
キャンペーン目的や、目標とする単価に応じて入札方法を選択してください。「最大入札価格指定」と「目標単価指定」の2種類があります。設定した単価内でクリック数や動画再生数などを増やしたい場合に「最大入札価格指定」、コンバージョン単価を維持しながらコンバージョン数を増やしたい場合に「目標単価指定」がおすすめです。

(3)1日の予算
プラットフォームの刷新に伴い、1日の予算の見直しも必要です。配信実績を確認し、目標より低い単価で獲得できている場合は予算を引き上げるなど、常に最適な予算設定を行なってください。

おわりに

本エントリでは、 Yahoo! 広告 ディスプレイ広告の新プラットフォームの基本情報と運用方法についてご紹介いたしました。
今まで利用していない方や機会が少なかった方もこの機に一度 Yahoo! 広告 ディスプレイ広告の新プラットフォームを活用してみてください!
現段階ではネット広告代理店向け提供されている機能もありますが、代理店以外への提供時期は2020年7月頃にとなっているので、興味がある方はぜひお試してみてください。
当社では Yahoo! 広告をはじめ、リスティング広告の運用代行を承っております。 Yahoo! 広告の運用代行についてご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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