広告表示オプションとは？種類や特徴を解説！

※この記事は2022年7月28日にアップデートしています。

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の久保です。

検索広告の広告文には文字数制限があり、商材の魅力を伝えきれないと感じられる方も多いのではないでしょうか。広告表示オプションを使用すると広告文に短いテキスト等を追加でき、商材の情報を補完することができます。

本エントリでは、 Google 広告と Yahoo! 広告で使用できる広告表示オプションの種類や特徴について解説します。

広告表示オプションとは

広告表示オプションとは、広告に対してサービスや商品の情報を追加できる機能です。

設定は任意ですが、広告表示オプションの追加によって情報量が増加するだけでなく、広告の掲載スペースが広がり視認性の向上が期待できます。

また、広告表示オプションは広告ランクの算出に考慮されます。入札単価と広告とランディングページの品質が同じ場合であれば、広告表示オプションの効果によって掲載順位が決まるため、できる限りすべてのオプションを設定することをおすすめします。

広告ランクについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Google 検索広告 平均 CPC の高騰を防ぐ鍵は広告ランクと広告の品質

広告表示オプションには通話ボタンや住所情報、ウェブページのリンクなど様々なフォーマットがあります。

上記は Google 検索広告で広告表示オプションが表示された時の例です。
広告表示オプションは表示されない場合もありますが、図のように一度に複数のオプションが表示されることもあります。

広告表示オプション一覧

Google 広告と Yahoo! 広告で設定可能な広告表示オプションは以下の通りです。

1～4 は Google 広告と Yahoo! 広告で名称が異なりますが、機能は同じです。
ここからはそれぞれの機能について説明していきます。

（1）サイトリンク表示オプション / クイックリンクオプション

サイトリンク表示オプション / クイックリンクオプションは、説明文の下にウェブページへのリンクを表示できる機能です。

一度に表示されるオプションの数は Google では最大 4 つ、 Yahoo! では最大 6 つです。各サイトリンクの下に説明文が表示される場合もあります。複数の商品ページを載せたり、個人用と法人用のページを載せたりなど様々なパターンで使用できます。

Google では検索広告だけでなく YouTube 広告にも表示することができます。

（2）コールアウト表示オプション / テキスト補足オプション

コールアウト表示オプション / テキスト補足オプションは、説明文の後ろに商品やサービスに関するテキストを追加できる機能です。

デバイスなどに応じて最大 10 個まで表示されます。文章ではなく短い言葉で商品情報を補足します。

（3）構造化スニペット表示オプション / カテゴリ補足オプション

構造化スニペット表示オプション / カテゴリ補足オプションは、用意されたヘッダー（補足カテゴリー）の中から商品に合うものを選び、ヘッダーの内容に沿って商品の情報を追加できる機能です。

ヘッダーにはコースやサービス、スタイル、タイプなど様々な種類があります。ヘッダーに沿わない情報を設定すると不承認になりますのでご注意ください。

（4）電話番号表示オプション / 電話番号オプション

電話番号表示オプション / 電話番号オプションは、広告に電話番号を追加できる機能です。
PC とスマートフォンで表示場所が異なり、 PC では URL の横、スマートフォンでは説明文の下に表示されます。

オプションをクリック（タップ）するだけで電話をかけられるため、電話での予約やお問い合わせを受け付けている場合は非常に効果的です。

（5）住所表示オプション

住所表示オプションは、広告の下部に店舗や会社の住所、所在地までの地図や距離を追加できる機能です。

検索広告だけでなくディスプレイ広告や YouTube 広告、Google マップの検索結果にも表示できます。来店集客に効果的なため、実店舗を所有している広告主様におすすめです。

住所表示オプションを使用するには Google 広告と Google ビジネスプロフィールを連携する必要があります。連携方法についてはこちらの記事をご覧ください。
Google 広告、住所表示オプションでなにができる？

（6）アフィリエイト住所表示オプション

アフェリエイト住所表示オプションは、複数の店舗を所有する広告主様向けの機能で、ユーザーに最寄りの店舗を表示できます。
スマートフォンであれば店舗までの経路も表示でき、ユーザーに来店を促すことができます。

（7）価格表示オプション

価格表示オプションは、説明文の下に商品やサービスの価格を表示できる機能です。
ランディングページに遷移する前の段階で価格をアピールできます。

（8）アプリリンク表示オプション

アプリリンク表示オプションは、説明文の下にモバイルアプリまたはタブレットアプリへのリンクを表示できる機能です。使用することでアプリの認知やインストール数の増加が期待できます。
Android 版アプリであれば下記画像の赤枠内の文字を自由に変更可能です。

 
アプリのインストール数を増やしたい場合は、アプリ専用の「アプリキャンペーン」の使用が効果的です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
アプリインストール数が2.6倍に！Google 広告アプリキャンペーンの成功事例

（9）プロモーション表示オプション

プロモーション表示オプションは、説明文の下に期間限定のイベントや割引キャンペーンの情報を追加できる機能です。

設定できる項目は以下の4つです。

① 年中行事： バレンタイン、ハロウィンなど
② アイテム： ￥〇〇 オフなどの割引情報
③ 詳細： 割引に条件がある場合など
④ 期間： 開始日、終了日を記載

※年中行事については使用できないものもあるので事前にご確認ください。

（参照： Google 広告 ヘルプ プロモーション表示オプションの概要）

（10）リードフォーム表示オプション

リードフォーム表示オプションは、広告にお問い合わせや資料請求などの入力フォームを追加できる機能です。

リードフォーム表示オプションをクリック（タップ）するとフォームが表示され、そのまま入力することができます。ウェブサイトへ遷移する必要がないため、フォーム入力までの導線が短く、リード獲得効率の向上が期待できます

リードフォーム表示オプションの使用にはポリシー遵守などいくつか条件がありますので、事前にご確認ください。

（参照： Google 広告 ヘルプ リードフォーム表示オプションについて）

（11）画像表示オプション

画像表示オプションは、商品やサービスの画像を広告と一緒に表示できる機能です。画像を使って商材の魅力を視覚的に訴えることができ、クリック率の向上が期待できます。

使用できる画像にはいくつか条件があります。例えば、バナー広告のようにロゴやテキストを含む画像は使用できません。また、画像表示オプション自体の使用にも条件があるため、事前にご確認ください。

（参照：Google 広告 ヘルプ 画像表示オプションのフォーマットの要件）

広告表示オプション（自動）について

Google 広告には広告表示オプションが自動で作成される機能があります。

広告の成果向上につながると予測された場合に自動で作成され、通常の広告表示オプションと同様に表示されます。

広告表示オプション（自動）の種類はこちらです。

・動的サイトリンク表示オプション
・動的コールアウト表示オプション
・動的構造化スニペット表示オプション
・住所表示オプション（自動）
・動的画像表示オプション
・販売者評価表示オプション

（参考： Google 広告 ヘルプ 広告表示オプション（自動）について）
（参考： Google 広告 ヘルプ 動的画像表示オプションについて）

広告表示オプション（自動）の機能はデフォルトで有効になっているため、オプション内容を手動で管理したい場合は停止する必要があります。

■ 広告表示オプション（自動）の停止方法
管理画面の「広告と広告表示オプション」から「広告表示オプション」→「広告表示オプション（自動）」を選択すると、下記の画面が表示されます。

 
赤枠内をクリックすると「詳細設定」と表示されるので、これをクリックします。
 

デフォルトでは「広告掲載の成果向上が見込める広告表示オプション（自動）をすべて使用する」にチェックが入っているので、上図のように「特定の広告表示オプション（自動）をオフにする」にチェックを入れます。

その後、オフにしたいオプションとその理由を選択すれば停止できます。

おわりに

本エントリでは、 Google 広告と Yahoo! 広告の広告表示オプションについてご紹介しました。

広告表示オプションの設定は必須ではありませんが、クリック率の向上や広告ランクの改善が期待できます。まだ設定されていない方はぜひ活用されてみてはいかがでしょうか。

当社では検索広告をはじめ、各種ウェブ広告の運用代行を承っており、Google Premier Partner Awards 2021 では「オンライン販売部門」で最優秀賞を受賞いたしました。

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