広告セットのパフォーマンスを把握できる! Facebook 広告の確認ツールのご利用方法と指標の解説
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の李です。
Facebook 広告は、ターゲティング精度の高さと優れた配信最適化機能を持つ SNS 広告です。 Facebook だけではなく、 Instagram や Audience Network などを通じて膨大な利用者に広告を配信できるため、お客様のビジネスに最適な見込み客にアプローチすることが可能です。
ただし、Facebook 広告を運用する際、広告のパフォーマンスを改善するために主な指標の数値やその推移を分析するのが重要です。もちろん、パフォーマンスレポートをダウンロードして広告のデータを確認できるが、 広告マネージャーの確認ツールを利用して主要な指標やその推移も確認できます。
確認ツールを利用することで、配信中の広告セットのパフォーマンスを把握でき、最適化するのにも役立ちます。また、通常レポートで見落としやすい指標なども分かりやすく確認することが可能です。今回は、 Facebook 広告マネージャーの確認ツールの利用方法や主要な指標について解説していくので、 Facebook 広告をご利用される方は、ぜひご覧になってください。
Facebook 広告の確認ツールとは
広告マネージャの確認ツールは、配信中の広告セットのパフォーマンスの指標やその推移をグラフで確認できるツールです。また、確認ツールでは、広告セットを編集や変更した前後の変化の結果も確認できます。コンバージョン数、消化金額、リーチ等の通常の指標を確認できるだけではなく、オークションの競争状況やターゲットの変化状況もグラフで視覚的に確認できるので、パフォーマンスの改善や最適化することに役立つ機能です。
確認ツールの利用方法
Facebook 広告マネージャーの確認ツールの利用方法は、下記のとおりです。
(1)広告マネージャーを開き、パフォーマンスを確認したいキャンペーンに入り、広告セットの一覧画面にアクセスします。
(2)ポインターを確認したい広告セットの名前のところに合わせると、広告セット名の下に「確認」タブが表示されます。
(3)「確認」タブをクリックすると、確認ツールの画面が表示されます。
また、広告セット一覧の画面でサイドペインにある拡大鏡のアイコンをクリックすることでも確認できます。
上記でご説明した通り、確認ツールを利用するには特別な設定や操作はいりませんので、広告セットの情報を簡単に確認できる機能です。
確認ツールで確認できる指標
確認ツールで確認できる指標として、通常レポートでも確認できる消化金額やリーチ数以外、オークション競争度、ターゲット飽和やオークションの重複など独自の指標がるのは特徴です。これから確認ツールで確認できる主要な指標について紹介していきます。
(1)オークション競争度
広告セットの単価は、広告の入札に参加している他の広告主のオークション状況によって上下することがあります。オークション競争度モジュールを利用して、広告セットのクリック単価が上昇する原因は競争度の高まりであるかどうかを把握しましょう。
(2)オークションの重複
オーディエンスが重複した複数の広告セットを作成すると、複数の広告が同じ広告オークションの入札に参加する可能性が高くなり、これをオークションの重複と呼ばれます。パフォーマンスを分析するには、オークションの重複を把握することが重要です。
オークションの重複モジュールを利用して、広告セットのパフォーマンスがオークションの重複の影響を受けているかどうかを把握しましょう。パフォーマンスが下がっており、時間の経過とともにオークションの重複が増えている場合は、広告セットを集約して、パフォーマンスを改善することを検討してください。
(3)ターゲット飽和
ターゲット飽和モジュールを利用して、コストとリーチしているターゲット層との関係を見ることができて、パフォーマンスの低下がターゲット飽和に関係しているかどうかを判断できます。広告が新しい人にリーチしてないが単価が高くなっている場合は、広告疲れに関係している可能性があるから、こういう場合は、オーディエンスを拡大してリーチを増やすことを検討しましょう。
ターゲット飽和では、さらに細かく以下4つの指標を確認できます。
■フリークエンシー(通算)
対象の広告セットでユーザーが広告を見た平均回数です。
■初回インプレッション率
初回インプレッション率は、広告セットを初めて見た人から得られた1日のインプレッションの割合であり、その日に初めてリーチした人数を同日の合計インプレッション数で割った推定値です。初回インプレッション率と広告セットのパフォーマンスがともに大幅に低下している場合は、ターゲット層を拡大するか、新しいターゲット層を探すタイミングであると言えます。
「初回インプレッション率」の解釈について、下記ご参照してください。
(参考:初回インプレッション率について)
■リーチ(通算)
キャンペーン期間中に広告を最低1回見た人の数です。リーチ(通算)を利用して、ターゲット層が飽和しているかどうかを判断しましょう。リーチは常に増え続けるが、時間が経つにつれてパフォーマンスが低下する可能性があるため、リーチの増加ペースがスローダウンしていないかをモニタリングする必要があります。
■ターゲットリーチ率
これまでにリーチした潜在オーディエンスサイズの割合です。潜在オーディエンスは選択された配置やターゲット設定、 Facebook 利用者の行動、利用者データ、地域などを基にして算出されます。ただし、潜在オーディエンスサイズはある地域でビジネスが掲載する広告を見る可能性がある人の推定数を示すものであり、実際の人口や国勢調査とは必ずしも一致しないのでお気をつけてください。
確認ツールの活用
Facebook 広告を運用する際に、パフォーマンス変化の要因が把握できておかないと効果的な改善策を出すのもできないでしょう。広告マネージャの確認ツールを活用することでオークション、ターゲティング、クリエティブの状況やクリック単価、コンバージョン単価の変動を確認できます。編集や調整後のパフォーマンスの結果も確認できるので、改善策の決定や調整後の影響を測定するのに有力なツールです。
もちろん、この確認ツールが提示しているデータだけを根拠にして施策を行うことで、成果が向上するわけではないですが、日々の運用に活用できると、運用の効率と質の改善に役立つことができるのではないでしょうか。
おわりに
本エントリでは、 Facebook 広告の確認ツールの利用方法と主要な指標について解説しました。確認ツールは入札戦略、オークションやターゲット状況、また広告セットを編集や変更後のパフォーマンスをグラフで気軽に確認できる機能なので、 Facebook 広告をお使いになる方はぜひご利用してみてください。
グラッドキューブでは、Facebook 広告をはじめ SNS 広告の運用代行を承っており、分析力・運用力、成果の向上・費用対効果の改善に強い、透明性のある広告運用でお客様の成果に貢献するために尽力しております。広告運用代行にご興味がある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
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