フリークエンシーが広告に加えるエッセンス
バナー広告のクリック率が悪い。
リマーケティング・リターゲティングなのにCPAが高い。
このような悩みを抱えていたりはしませんか?
コンテンツ系の広告では、成果を向上させるためにターゲティングやクリエイティブを変更している方も多いと思います。
どちらも広告での成果向上に不可欠な要素ではありますが、それに終始してしまう方がほとんどではないでしょうか。
そこで、今回は「フリークエンシーキャップ」という機能をご紹介させていただきます。
Google AdWordsでは前から設定できるものだったのですが、今月からYDNでも開始された機能ですので、この機会にぜひ活用を始めてみてください。
フリークエンシーを設定するだけで広告の効果は変わる!
そもそもフリークエンシーというのは、「ユーザーと広告の接触頻度」のことを表します。
分かりやすく言えば、「1人のユーザーに対して広告が表示された回数」のことですね。
正直同じ広告が何度も何度も表示され、煩わしく感じたことはあなたにもあるのではないでしょうか。
何も設定しないままだと、同じ広告が同じユーザーに何回も出続けることになります。
広告を配信して売上促進や認知度を向上させようとしているのに、逆にイメージダウンにつながってしまうこともありえるでしょう。
そこで、その上限回数を設定する機能が「フリークエンシーキャップ」なのです。
1.フリークエンシーキャップの設定方法 ~Google AdWords編~
それでは実際にフリークエンシーキャップの設定方法についてご紹介していきます。
Google AdWordsからご紹介していきましょう。
Google AdWordsでは、ディスプレイネットワークのキャンペーンでこのフリークエンシーキャップを設定できます。
まずはGoogle AdWordsにログインし、ディスプレイネットワークのキャンペーンで「設定」タブを選択してください。
下にスクロールしていくと、「広告掲載:広告のローテーション、フリークエンシーキャップ」という項目があります。
ここでフリークエンシーキャップの右側にある「編集」ボタンをクリックしてください。
下のラジオボタンにチェックを入れ、回数とその単位を設定してください。
1日に◯回、1週間に◯回、1ヶ月に◯回、という形でキャンペーン単位・広告グループ単位・広告単位で設定が可能です。
後は保存ボタンをクリックすれば設定は完了です。
2.フリークエンシーキャップの設定方法 ~YDN編~
次にYDNの設定方法についてご紹介していきます。
YDNでは以下3つの広告掲載方式でフリークエンシーキャップを設定することができます。
・ターゲティング
・サイトリターゲティング
・その他の広告
まずはYDNにログインして、該当のキャンペーンを選択し、「キャンペーン設定情報」をクリックしてください。
次に編集ボタンをクリックしてください。
「詳細設定」の項目から「フリークエンシーキャップ」を設定できますので、こちらで単位と回数を設定してください。
YDNでもGoogle同様1日に◯回、1週間に◯回、1ヶ月に◯回、という形でキャンペーン単位・広告グループ単位・広告単位で設定が可能です。
あとは「編集内容を保存」ボタンをクリックすれば設定は完了です。
3.フリークエンシーキャップの活用方法
フリークエンシーキャップでできること。
それは、無駄な配信を防ぐことにあります。
何度表示させてもクリックしない、CVにつながらないユーザーに広告を垂れ流していても意味はありません。
それどころか費用が無駄になってしまうこともあります。
そのため、上限を設定する=蓋をしてしまうことで無駄な配信を防ぎ、効果の見込めるユーザーに絞って広告を出していきましょう。
この上限回数は、GoogleでもYDNでもレポートで出すことが出来ます。
レポートを上手く活用して、最適な回数で蓋をして広告の効果的な配信を行ってくださいね。
まとめ
フリークエンシーキャップは意外と設定されていない方も多く、無駄な配信になってしまっていることがよくあります。
ターゲティングを考えなおしたり、クリエイティブを作りなおしたりするのは非常に労力がかかりますが、フリークエンシーキャップはたった3分ほどで設定ができてしまいます。
あなたの広告の成果向上に一役買うこの機能を、ぜひ一度お試しください。
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