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【2021年最新版】 Yahoo! 広告、フレーズ一致と絞り込み部分一致の仕様を変更

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の部谷です。

2021年6月より、Yahoo! 検索広告にてマッチタイプの仕様が一部変更になります。
現在設定可能な絞り込み部分一致は、アップデート後フレーズ一致のキーワードとして動作するようになります。

本エントリでは、 Yahoo! 広告のマッチタイプの変更についてご紹介いたします。

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アップデート概要


マッチタイプについて

マッチタイプとは、登録キーワードに対して、どのような語句で検索されたときに広告を配信するのかを決める設定です。
現在 Yahoo! 検索広告のマッチタイプは、「完全一致」「部分一致」「絞り込み部分一致」「フレーズ一致」の4種類ございます。

マッチタイプ一覧表2

また現在のマッチタイプは4種類とお伝えしましたが、その内の一つである「絞り込み部分一致」が今後アップデートされる予定です。
Yahoo! 検索広告のマッチタイプの内容や設定項目については下記記事をご覧ください。
(参考記事: Yahoo! リスティング広告設定ガイド(キーワード・広告編)


アップデートの内容

前述した通り、2021年7月以降、「絞り込み部分一致」の提供が終了され、「新しいフレーズ一致」として動作することになりました。

マッチタイプ変更点

(引用:【検索広告】マッチタイプの一部変更について

従来の「フレーズ一致」では検索クエリーと登録されたキーワードの語順が一致している場合に表示されていました。
今回のアップデート以降では、下記画像のようにマッチタイプが作動します。

マッチタイプ変更

新しくなったフレーズ一致では、語順に問わず登録キーワードが含まれていれば広告が表示されますが、語順によって意味が異なる場合には、語順を考慮した上で配信が行われます。

これらの変更によって、どのような影響があるのか次項で紹介いたします。



今後の影響

今回のアップデートが行われた場合、広告運用者にとって下記の影響が考えられます。

運用工数の削減

2つのマッチタイプが1つになることで、複数のマッチタイプを使い分ける必要がなくなり、その分運用にかかる工数が削減されます。
従来は絞り込み部分一致とフレーズ一致のそれぞれの機能を考慮して設定する必要がありましたが、今後はフレーズ一致でどちらの機能も活用することができます。

リーチの拡大

2つのマッチタイプが統合されることにより、リーチの拡大が期待されます。
従来のフレーズ一致では、登録キーワードと検索クエリーの語順が一致している場合のみ配信がされていましたが、変更後には語順にこだわらない絞り込み部分一致の機能が統合され、表示機会が増えると考えられます。

語順を考慮した配信

従来のフレーズ一致では、登録キーワードの語順が変わってしまった場合に意味が異なるキーワードに対して、語順を指定する機能が活用されていました。
アップデート後のフレーズ一致では、語順によって意味が異なる場合、広告が表示されないパターンが発生しますので、ご注意ください。

例えば「航空券予約 東京から北海道まで」をフレーズ一致として登録すると、「航空券予約 北海道から東京まで」と語順が入れ替わると意味が変わる場合には広告が表示されません。

マッチタイプフレーズ一致

(引用:【検索広告】マッチタイプの一部変更について



アップデートまでの準備


変更のスケジュールの流れ

これまでアップデートの内容について紹介いたしましたが、具体的にどのようなスケジュールで変更が行われるのか説明いたします。

マッチタイプ変更スケジュール2

(引用:【検索広告】マッチタイプの一部変更について

すでに入稿されている絞り込み部分一致のキーワードに対しては、上図の通りのスケジュールで動作が変更されます。
具体的な日程については未だ発表されていませんが、2021年6月以降にフレーズ一致と絞り込み部分一致の統合が開始され、2021年7月以降に完全に絞り込み部分一致の新規作成が不可能な状態になります。



アップデートへの対応

マッチタイプの変更に伴い、何点か注意すべきポイントがございます。
現状登録されているキーワードと、今後キーワードを追加する場合について説明いたします。

現状登録されているキーワードについて

現在、フレーズ一致と絞り込み部分一致で同一のキーワードを設定している場合は、内容をご確認の上、どちらかを削除してください。
アップデート後にはマッチタイプが統合されるため、キーワードの配信実績が分散してしまう恐れがあります。
そのため、現在運用されているキーワードを確認して、必要に応じて整理をご検討ください。

今後新しく追加するキーワードについて

今後キーワードを作成する際には、「フレーズ一致」の仕様が推奨されています。
もしも移行期間中に「絞り込み部分一致」を作成したとしても、アップデート後には新しい「フレーズ一致」として配信が行われます。



注意事項


管理画面上の結果表示について

管理画面の表示について

アップデート後も、絞り込み部分一致は管理画面ツール上で分けて確認することが可能です。
ただし動作については自動的に新しいフレーズ一致に変更が行われている状態です。

配信結果への影響

2つのマッチタイプが統合されることにより、一部配信が増えることが考えられます。
旧フレーズ一致で登録されているキーワードに関しては、アップデート後に配信量が急激に伸びる可能性があるため、配信結果に細心の注意を払うことが大切です。



対象外キーワードについて

アップデートが行われた後に関して、対象外キーワードには影響はございません。
対象外キーワードでは部分一致、完全一致、フレーズ一致の3種類が設定可能な項目となっており、絞り込み部分一致は含まれていないため影響はございません。



絞り込み部分一致の一部使用について

絞り込み部分一致と、部分一致のどちらもが含まれているキーワードを登録している場合、動作に変更がございます。
例えば、従来は「航空券 +ハワイ」のように、一部のキーワードのみに絞り込み部分一致を設定することが可能でした。

しかし、アップデート後には、絞り込み部分一致をキーワードの中の「1フレーズ」のみに適応させることは不可能になります。
統合された後には、もし一部の単語に絞り込み部分一致が設定されていたとしても、新しいフレーズ一致として扱われます。


おわりに

本エントリでは、 Yahoo! 検索広告のマッチタイプの一部変更についてご紹介いたしました。

マッチタイプは広告の表示機会を指定する大切な要素であり、適切なマッチタイプを使用することで効率的な配信に繋がります。
そして今回のアップデートでは、「フレーズ一致」と「絞り込み部分一致」の仕様が一部変更されることが発表されました。
これにより、運用の工数が減ったり、リーチが拡大する、また語順を考慮した配信が自動的に行われるようになるというメリットが予想されます。

しかし、2種類のマッチタイプが統合されることにより、一部対応しなければいけない設定があるため、変更までのスケジュールの流れを確認して、対応を進めることが重要になります。
アカウントの成果を向上させるためにも、変更内容と必要な対応を確認して、マッチタイプをうまく活用しましょう。

当社は「 Yahoo! マーケティングソリューション パートナープログラム」において、特別認定パートナー(広告運用パートナー)に認定されています。
2020年度下期で「広告運用パートナー」に認定された正規代理店は全国で32社、大阪に本社をおく正規代理店としては関西4社のみとなります。

リスティング広告の成果や運用に関してお悩みの方は、是非一度ご相談ください。

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