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KTAAマークとは?違反事例や広告代理店に運用を任せるメリットをご紹介します!

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みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の杉浦です。

みなさまは、KTAA マーク認証制度という言葉を聞いたことはありますか?
KTAA マークは景品表示法や特定商取引法を遵守した広告代理店ということを表すマークです。
配信した広告が法律に抵触しないよう、広告管理者は正しい法律知識を身に着け、表現に注意した広告を作成する必要があります。

本エントリでは、 KTAA マークの概要や、 KTAA マークを取得している広告代理店に運用代行を任せるメリットをご紹介いたします。

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KTAA マークについて


KTAA マークとは?

KTAA マークとは、景品表示法や特定商取引法に関する知識を習得している広告取扱者であることを示すマークです。
認証された代理店には以下のマークが付与されます。

mark_ KTAA 02

(画像引用: KTAA マーク景品表示法特定商取引法適法広告代理店規格の概要と目的)

また1企業に付き10名以上の KTAA 認証資格者が在籍する場合には、団体認証のマーク(上図右)が付与されます。
団体認証マークを取得しているということは、違反広告を回避するためのノウハウが豊富な代理店だという証になります。


取得が奨励される業種

KTAA マークは、広告代理店だけでなく、商品売買に携わる様々な職種の方の取得が推奨されています。

  • ■広告管理者
  • ■ライター
  • ■商品企画者
  • ■営業担当者
  • ■広告デザイナー
  • ■顧客カスタマー
  • ■医業/歯科医業

 
広告管理や商品企画では、広告や商品を取り扱う上で、その分野の専門的知識だけでなく法律の知識を正しく理解しておくことが必要不可欠です。
消費者に安全な情報を届けるためにも、届ける側は確かな知識をもって情報を発信する責任があります。


KTAA マークの試験内容について

KTAA マークを取得するには、一般社団法人薬機法医療法規格協会の定める試験を通過する必要があります。
試験の中では、景品表示法と特定商取引法の2つについて問われます。
それぞれについて、関連する語句や違反事例とともにご紹介いたします。


景品表示法とは?

景品表示法とは、商品やサービスの特徴をより良く見せるための広告表現や、過大な景品付きの販売を取り締まる法律です。
消費者を悪質な表現から守り、より良い商品・サービスを選択することができる環境づくりのために制定されました。
景品表示法において、違法だとされる表示をご紹介いたします。

  1. (1)優良誤認表示
  2. (2)有利誤認表示
  3. (3)その他誤認される恐れのある表示

 

(1)優良誤認表示

優良誤認表示とは、商品やサービスの内容が、「著しく」優良であると消費者に誤認される恐れがある表示のことを指します。
例えば、実際には国際有名ブランド牛ではないにも関わらず「国産有名ブランドの牛肉」
ということを表記した場合、実際より著しく優良であるという誤認識につながるため、禁止されています。

(2)有利誤認表示

有利誤認表示とは、サービスの価格を安くみせかけるなど、商品が「著しく」有利であると誤認されかねない表記のことです。
消費者にとってその商品がお得であると思わせておいて、実際のところそうではないというパターンの、悪質な表現の一つです。
例えば、実際には他社と同じ容量であるにも関わらず「他社商品の2倍の内容量である」と表示した場合、これは違反となります。

(3)その他誤認される恐れのある表示

上記でご紹介した例の他にも、消費者に誤解を与える恐れのある表現はたくさんございます。
例えば、ジュースの果汁が含まれる割合や原産国を正しく表記しないことは、消費者の正しい判断を損ねるとして厳しく規制されています。

特定商取引法とは?

消費者庁によると、特定商取引法は下記のように説明されています。

特定商取引法では、事業者の不適正な勧誘・取引を取り締まるための「行為規制」やトラブル防止・解決のための「民事ルール」(クーリング・オフ等)を定めています。

(引用:特定商取引法|消費者庁

特定商取引法とは、事業者と消費者の間で訪問販売・通信販売・連鎖販売取引等を行う際に、消費者が不正な取引に巻き込まれないようにするための法律です。

代表的な事例を2点ご紹介いたします。

  1. (1)訪問販売
  2. (2)通信販売

 

(1)訪問販売

訪問販売とは、事業者が消費者の自宅に直接訪問し、販売や契約に結びつける行為のことです。
このような行為は、商品が本当に安全かつ必要なものか判断する時間的余裕を与えず行われるため、消費者にとって不利な契約が結ばれてしまう恐れがあります。
訪問販売の危険性から消費者を守るために、特定商取引法ではクーリング・オフ(書面を受け取ってから8日以内であれば解約可能な制度)が定められています。

(2)通信販売

通信販売とは、カタログ・テレビ・インターネット等のメディアで広告を掲載し、電話・ FAX ・郵送によって商品の注文を受ける商法のことを指します。
通信販売を行う上でのトラブルを防ぐために、広告に表示する項目が定められています。
例えば、送料を含む販売価格、事業者の名前や住所・電話番号、申込みの有限期間などが該当します。
この他にも、消費者が安全に商品を手にするために記載しなければいけない内容が多数ございます。


違反事例について

ここでは、実際の違反事例について3つご紹介いたします。

スポーツクラブの浴場

【表示】「天然鉱石ラジウム温泉<露天風呂>」「ヘルストン温泉<露天風呂>」等と表示
【事実】井戸水や水道水を用いたものであった
【違反】優良誤認

はちみつの原産国

【表示】商品のラベルに、「いわて・もりおか」と国内の養蜂場の名前を記載していた
【事実】中国やハンガリーで採集されたはちみつが混合されていた
【違反】商品の原産国に関する不当な表示の例

小学生用の学習教材

【内容】事業者が消費者の自宅に訪問し、執拗に教材を勧誘し続けた
【違反】訪問販売に関する法律違反

(引用:景品表示法|消費者庁、景品表示法における違反事例集

これらは実際に処罰の対象となった事例です。
たとえ消費者を騙そうとして用いた表現でなくても、知らない間に違反につながる表現を使用している可能性も考えられます。
次項では、違反のリスクを回避するために、広告代理店に運用代行を依頼するメリットについてご説明いたします。


KTAA マークを取得している広告代理店について


広告代理店に運用を依頼するメリットについて

ここまで実際の違反事例に基づいて、 KTAA マークの概要をご紹介いたしました。
どれも実際に引き起こしてしまいそうな事例で、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本項では KTAA マークを取得している広告代理店に運用代行を依頼するメリットをご紹介します。

  1. (1)法的な罰則を受けるリスクを事前に回避できる
  2. (2)より適した方法での提案・運用ができる

 

(1)法的な罰則を受けるリスクを事前に回避できる

景品表示法や特定商取引法に違反した場合、それぞれ以下のような罰則が科せられます。

mark_ KTAA 02

(画像引用: KTAA マーク景表法特商法適法取扱規格の概要と目的)

上図の通り、違反した場合は広告主・広告取扱者の双方が処罰の対象となります。
しかし KTAA マークを取得している広告代理店は、 KTAA マークを定めている一般社団法人薬機法医療法規格協会から広告相談とアドバイスを受けることが可能なため、違反のリスクを大幅に回避することができます。

(2)より適した方法での提案・運用ができる

KTAA マークを保持している広告代理店は、公式の機関から広告の相談を受けることが可能です。

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(画像引用: KTAA マーク景表法特商法適法取扱規格の概要と目的)

景品表示法・特定商取引法のプロと連携して広告を設計できるため、取得していない広告代理店と比較して、より安全な配信を行うことが可能です。

正しく安全な情報を消費者に届けることで、企業のブランドイメージ向上に貢献し、結果として商品取引の市場環境を整えることにも繋がります。
YMAA マークに関する記事も掲載しておりますので、こちらも合わせてご参考ください。

(参考記事:YMAA マークって知っていますか?薬機法や医療法を遵守した広告代理店の選び方


弊社の体制について

前項では KTAA マークを取得している広告代理店に運用を任せるメリットについてお伝えしました。
本項では、弊社の取得体制についてご紹介いたします。

弊社では YMAA については団体取得、 KTAA は10人以上のメンバー(広告・制作に携わるおよそ社員全員)が取得をしております。

また、弊社では景品表示法・特定商取引法に関わらず、法律関連、物販関連、サービス関連など多数の運用実績がございます。
これらのインターネット広告出稿をお考えでしたら、お気軽にご相談ください。


おわりに

本エントリでは、 KTAA マークの概要、違反事例など、実際に起こりうる可能性の高い法律違反についてご紹介いたしました。
KTAA マークを取得しているということは、景品表示法・特定商取引法の知識を自主的に身に着けている広告代理店であることの証明です。
広告配信をする上で、知らない間に法令違反になったということのないよう、 KTAA マークを取得している弊社に、是非ご相談ください。

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(参照:不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)
(参照:KTAAマーク景表法特商法適法取扱規格の概要と目的
(参照: YMAA ・ KTAAの資格取得を推奨する業種
(参照:薬機法・医療法・景品表示法・特定商取引法を遵守した広告の証
(参照:特定商取引法
(参照:事例でわかる景品表示法ガイドブック
(参照:景品表示法における違反事例集

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