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Web 広告の KPI を設定するメリットとは?検索広告の KPI 設定方法を解説

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みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の安田です。

事業の目標達成に向けた施策のなかで、近年多くの企業で活用されている Web 広告。広告の成果状況を明確に把握し、成功に導くには、成果に至るまでの中間目標として KPI(=重要業績評価指標)を定める必要があります。

本エントリでは、 Web 広告の KPI を定めるメリットと、設定方法についてご紹介します。

「KPI」とは何か、事業の KPI の設定方法については、こちらの記事をご覧ください。
事業運用の超重要ポイント「KPI」設定の利点と設定方法

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広告運用における KPI 設定のメリット

広告運用において KPI を設定するメリットは「広告での成果状況が、事業の目標達成につながっているか」を明確に判断できることです。

広告の KPI は「事業そのものにおける KPI」と「広告出稿にあたって現実的に必要な額」をもとに決めることができます。

根本的にこの二つの数値を理解していないと、広告で多く成果を上げることができても、事業全体で赤字になり採算がとれない、といった事態になる可能性もあります。

したがって、広告の KPI の把握は、事業の KPI の達成度を確認することにもつながるのです。

 

広告の KPI 設定方法

つづいて広告の KPI 設定方法をご紹介します。今回は Google 検索広告を例に解説します。

(1)「広告に使える予算」を算出

はじめに「広告出稿に必要な額」を算出します。

■ キーワードをリストアップする
まず、広告の配信を行いたい商材に対し、ユーザーが検索すると想定されるキーワードをリストアップします。

例えば、ウェブサイト制作事業の広告を出す場合は、「ウェブサイト 制作 会社」「サイト制作 安い」といったように、商材名と商材に関わるワードを掛け合わせるなどして羅列していきます。

■「キーワードプランナー」でキーワード単価をシミュレーション
リストアップしたキーワードを、 Google 広告の機能の一つである「キーワードプランナー 」に入力し、キーワードそれぞれにかかる費用を調べます。

※キーワードプランナーを使用するには、事前にGoogle広告のアカウント作成が必要です。 Google 広告のアカウントをまだお持ちでない場合は、下記のリンクから作成いただけます。
(参照:Google広告

キーワードプランナーについては当社 YouTube チャンネルでも解説しています。簡単に概要を知りたい方はこちらをご覧ください。

 

キーワードプランナーを開き、「新しいKWを見つける」をクリックします。

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キーワード、 Web サイトの URL を入力し、「結果を表示」をクリックします。

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こちらが結果画面です。なお、検索ボリュームが極端に少ないと判断されるキーワードについては、結果が表示されないケースがあります。

 
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キーワードプランナーの主な指標をご紹介します。

・月間平均検索ボリューム
月間検索数の推定値。

・競合性
同じキーワードで広告を出す競合他社の多さ。競争率の高さ。

・ページ上部に掲載された広告の入札単価
広告が検索された際に上部に表示されるために必要な最低額・最高額の推定値。

この中で予算の計算に必要なのは「ページ上部に掲載された広告の入札単価」です。

 

(2)広告における KPI を割り出す

次に、キーワードプランナーで確認したキーワードの入札単価を用いて KPI を計算します。ここでは、以下の条件を例として計算を進めていきます。

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検索広告は「1表示あたり」ではなく「1クリックあたり」で課金される仕組みです。

全クリックのうち4%が成約に至るとすると、1件の問い合わせを得るためには、

問い合わせ1件÷問い合わせ率4%=25クリック


が必要となります。

キーワード単価(1クリックにかかる費用)は100円のため、問い合わせ1件に必要な予算は、

100円 × 25クリック = 2,500円


となります。

つまり、

問い合わせ1件獲得にかけられる予算のボーダーライン = 2,500円


こちらが広告における KPI となります。

 
この方法で算出された KPI は、 Web 広告運用で「 CPA 」(広告での成果1件あたりの単価)と呼ばれます。

実際に広告を運用する際には、CPA が KPI として設定した額を上回らなければ、広告の成果が予算に見合ったものになっている(=広告の配信が黒字になっている)と判断できることになります。

さらに、 KPI をもとにして広告の月間予算を以下のように計算することもできます。

CPA 2,500円 × 月間目標問い合わせ数 40件 = 必要な広告費 100,000円

「必要な広告費の目安がわからない」とお悩みの場合でも、KPI を算出できれば、現実的な予算設定を行うこともできます。

おわりに

今回は、広告を運用するにあたっての KPI の重要性、設定方法についてご紹介しました。

単に広告上の獲得率を追うのではなく、広告の黒字・赤字を判断する指標があることで、事業の利益を鑑みて運用の方針を立てることができます。また、代理店に運用を依頼される際も、KPI が運用の方向性を決めるにあたって共通言語となり、スムーズなやりとりにつながります。

当社は Google 検索広告をはじめ、各種 Web 広告の運用代行を承っております。 KPI ・予算決定から広告運用をサポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

解説動画

KPI については YouTube でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

「KPI」はなぜ必要?設定までの4ステップを解説【Webマーケティング】

 
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