【2022年8月提供開始】新しい Twitter ピクセルの設定方法を解説
2022年8月、 Twitter 広告で新しい測定ソリューションの提供が開始されました。新しい Twitter ピクセルの登場、イベントタイプの拡充、コンバージョン API の追加など様々な機能が追加されています。
本エントリでは、新しくなった Twitter ピクセルと Google タグマネージャーテンプレートの設定方法を解説します。
Twitter ピクセルについては、こちらの動画でもご紹介しています。
目次
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Twitter ピクセルの主な変更点
これまでの Twitter ピクセルは、ユニバーサルウェブサイトタグと単一イベントタグの2種類で構成されていました。新しい Twitter ピクセルではベースコードとイベントコードの2種類になります。
ベースコード
ユニバーサルウェブサイトタグと同じく、サイト内のすべてのページに設置が必要なコードです。
イベントコード
こちらも単一イベントタグと同じく、コンバージョンなどのイベントの測定に必要なコードです。イベントが発生するページに設置します。
これまではイベントタイプが「サイト訪問・購入・ダウンロード・新規登録・その他」の5種類でしたが、新しいタイプが追加され、より詳細なイベント計測が可能になりました。
新しいイベントタイプ一覧
- ページビュー(旧 サイト訪問)
- 購入
- ダウンロード
- リード(旧 新規登録)
- その他
- カートに追加
- チェックアウト開始
- コンテンツ表示
- 支払い情報追加
- 検索
- 購読する
- 試用を開始
- ウィッシュリストに追加
- 商品のカスタマイズ
また、これまでの「サイト訪問」イベントは「ページビュー」イベントに変更となり、新しい自動作成イベントとして「サイト訪問」が追加されました。もう一つの自動作成イベントとして「ランディングページビュー」も追加されています。
・サイト訪問
Twitterが定義した自動作成イベントです。広告を表示またはクリックした後の広告主様のウェブサイト(広告ランディングページかどうかは問わない)へのアクセスを測定します。
・ランディングページビュー
Twitterが定義した自動作成イベントです。広告を表示またはクリックした後の広告ランディングページのビューを測定します。
(引用: Twitter ビジネス ウェブサイトのコンバージョントラッキング)
イベントパラメータも新しく追加されました。これまでは「値、通貨」のみでしたが、「コンテンツ、コンバージョン ID 、メールアドレス」が追加されています。
イベントパラメータ一覧
- 値
- 通貨
- コンテンツ
- コンバージョン ID
- メールアドレス
さらに大きな変更点としては、コンバージョン API の提供開始が挙げられます。新しい Twitter ピクセルと コンバージョン API の併用でより精度の高い計測が期待できます。
コンバージョン API の詳細やその他のアップデート情報については公式ヘルプをご覧ください。
新しい Twitter ピクセルの設定方法
続いて、新しくなった Twitter ピクセルの設定方法について、画像付きで解説します。
- ベースコードの設定
- イベントコードの設定
①ベースコードの設定
Twitter 広告マネージャーを開き、上部タブの[ツール]⇒[イベントマネージャー]を選択します。
・[イベントマネージャー]⇒[イベントソースを追加]をクリックします。
・[イベントソースを保存]をクリックすると、[イベントマネージャー]のメイン画面が表示されます。
・画面上部に[ Twitter ピクセル]という項目が表示されますので、[ Twitter ピクセルを表示]をクリックします。
・ピクセルコードのインストール方法の選択画面が表示されます。いずれかの方法でベースコードを実装します。
②イベントコードの設定
・[イベントマネージャー]⇒画面右側の[イベントを追加]をクリックします。
・[イベント詳細]画面が表示されますので、イベントの名前、イベントの種類、アトリビューション期間、ウェブサイトアクティビティオーディエンスの設定を行い、[次]をクリックします。
・設定方法の選択画面が表示されます。「コードを使ってイベントを定義」と「 URL ルールを使ってイベントを定義」の2種類があります。使用したい方を選択し、[次]をクリックします。
・前項で「コードを使ってイベントを定義」を選択した場合、イベントのインストール方法の選択画面が表示されます。いずれかの方法でイベントを実装します。
・前項で「 URL ルールを使ってイベントを定義」を選択した場合は、 URL ルールの設定画面が表示されます。計測したいページの URL を入力すれば完了です。
「 URL ルールを使ってイベントを定義」の場合、イベントコードは使用しないためベースコードの設置だけで問題ありません。ただしイベントパラメータやコンバージョン API は使用できないためご注意ください。
Google タグマネージャーテンプレートの設定方法
従来の Google タグマネージャーの設定では、 Twitter Universal Website Tag テンプレートを用いていましたが、現在は廃止されています。代わりに、 Twitter Base Pixel テンプレートと Twitter Event Pixel テンプレートを追加する必要があります。
- ベースコードの設定
- イベントコードの設定
①ベースコードの設定
・ Google タグマネージャーでタグの作成画面に進みます
・[コミュニティテンプレートギャラリーでタグタイプをさらに見つけましょう] から Twitter Base Pixel を検索して追加します
・イベントマネージャーから取得したピクセル ID を赤枠部分に入力します
・トリガーは「 All Pages 」を選択します
②イベントコードの設定
イベントコードの設定には2つの方法があります。
設定方法➀
・[コミュニティテンプレートギャラリーでタグタイプをさらに見つけましょう] から Twitter Event Pixel を検索して追加します
・イベント追加で作成した Event ID を入力します
※パラメータを任意で作成した場合には、パラメータも入力します
・トリガーは任意で設定します
設定方法➁
・Google タグマネージャーは使用せず、 Twitter広告 のイベントマネージャーにて[イベント追加]⇒[ URL ルールを使ってイベントを定義]を選択し、任意の URL を設定します
上記の設定がトリガーと同じ役割を担っており、 Google タグマネージャーで Twitter Event Pixel を設定する必要はありません。ただし、イベントパラメータのトラッキングやコンバージョン API のインストールはサポートされていないのでご注意ください。
おわりに
本エントリでは、新しい Twitter ピクセルの変更点や設定方法について解説しました。
Twitter の公式発表によると、今後の新機能を利用するために新しいピクセルの実装が強く推奨されています。未導入の方は今後に備えお早めに導入いただければと思います。
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