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2023.1.17 | 更新日 : 2026.3.6

【2026年最新版】Google 広告「P-MAX」キャンペーン完全攻略

2021年にリリースされた Google 広告 P-MAX(パフォーマンス最大化)キャンペーンは、現在では主要な配信手法の一つとなりました。単なる自動化キャンペーンではなく、AIを活用して検索・ディスプレイ・YouTube など複数の配信面を横断的に最適化する統合型広告メニューです。

一方で、「成果が安定しない」「学習が進まない」「検索キャンペーンとの違いや役割分担が分からない」といった悩みを抱えている広告運用担当者も少なくありません。

本記事では、2026年の最新仕様を踏まえ、P-MAXとは何かという基本から、検索広告との違い、メリット・注意点、成果を高めるための運用ポイントまでを体系的に解説します。

目次

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リスティング広告 改善のためのチェックリスト

 


 


リスティング広告の成果を最大化するための、効果的な広告文の作成方法やキーワード選定のポイント、最適化のコツなどを解説しています。 CPA 改善にお悩みの方におすすめの内容です。

P-MAX キャンペーンの紹介

P-MAX キャンペーンとは

2021年末に追加された Google 広告の「パフォーマンス最大化キャンペーン」を通称 P-MAX キャンペーンと言います。  P-MAX キャンペーンは、Google のあらゆる広告枠に広告を掲載し、機械学習によって広告のパフォーマンスを最大化します。


(参考: P-MAX について

P-MAX キャンペーンの特徴

(1) Google のすべての広告枠に配信が可能
これまで Google の複数の広告枠に配信を行う場合は、広告チャネルごとに1つずつキャンペーンを作成する必要がありました。

しかし P-MAX キャンペーンでは、1つのキャンペーンで YouTube ・ディスプレイ・検索・ディスカバー・ Gmail ・マップのすべてに配信が可能です。これにより、複数のキャンペーンを1つに集約できるため、キャンペーンの管理が大幅に簡素化されます。


(出典:パフォーマンス マックス キャンペーンがすべての広告主向けに開始

これまで特定の広告枠にしか配信していなかった場合は、 P-MAX キャンペーンを追加することでリーチを拡大でき、クリックやコンバージョンの増加、パフォーマンスの向上が期待できます。

(2)機械学習による効率化
P-MAX キャンペーンは入札調整やターゲティングが自動で行われます。機械学習によって自動で最適化されるため、キーワードやプレースメントの選定といった運用作業を削減でき、クリエイティブの改善や競合分析に時間を充てることができます。

 P-MAX キャンペーンの注意点と2026年最新の改善点

P-MAXは非常に強力なツールですが、かつては「調整が難しい」と言われた注意点もいくつかありました。2026年現在、それらの制約がどのように改善されたのか、最新状況をまとめます。

依然として注意が必要なポイント

P-MAX キャンペーンは有効的ですが、いくつか注意すべき点があります。

(1)短期配信には向かない
機械学習には多くのデータが必要です。そのため短期配信ではデータが集まりきらず、 P-MAX のパフォーマンスを最大限に引き出せない可能性があります。そのため、十分なデータ量を確保できる期間での運用が推奨されます。


(2)ショッピングキャンペーンのボリュームが低下する可能性がある
 P-MAX キャンペーンは、従来のスマートショッピングキャンペーンおよびローカルキャンペーンの後継として登場しました。そのため、既存のショッピングキャンペーンと P-MAX キャンペーンを併用している場合、 P-MAX キャンペーンの配信が優先されます。これにより、既存のショッピングキャンペーンの配信ボリュームが低下する可能性があります。

影響を最小限に抑えるためには、 P-MAX への完全な移行、または予算配分を慎重に行うことが推奨されます。

(参考: Google 広告 ヘルプ P-MAX キャンペーンの設定に関する問題

2026年最新の改善点

かつて「できない」とされていたデメリットの多くは、最新機能によって解消されています。

(1)除外キーワードが キャンペーン単位で除外可能に
以前はアカウント単位でしかできなかった「キーワード除外」がキャンペーン単位で設定可能になりました。特定の競合名や意図しない語句をピンポイントでブロックできます。

また除外キーワードリストの追加にも対応しており、複数キャンペーンに同じ除外設定を適用することもできるようになりました。

(参考: Google 広告 ヘルプ P-MAX キャンペーンの除外キーワード

(2)詳細なレポート機能の拡充
配信先(プレースメント)や検索クエリのカテゴリがより詳細に可視化されるようになりました。パフォーマンスの悪い配信面を個別に除外・調整する機能も強化されています。


(参考:Google 広告 ヘルプ P-MAX のチャネル パフォーマンス レポートについて


(3)デバイスの絞り込みが可能に
これまでP-MAXではデバイス配信は完全自動でしたが、現在はAIへの指示として特定のデバイス(モバイル・PCなど)の配信をオン/オフで設定することが可能になっています。これにより、ビジネスモデルや商材に合わせて配信デバイスをコントロールしやすくなりました。

なお、デバイスごとの入札単価調整は現在もできないため注意が必要です。

(4)ブランドリスト機能の導入
特定のブランド検索に対して広告を表示させるかどうかを制御できる「ブランドリスト」が標準化され、ブランドイメージを損なう配信を精密に管理できるようになりました。

P-MAX キャンペーンの設定方法

 P-MAX キャンペーンは、以下の方法で簡単に設定することができます。

(1)キャンペーン目標・タイプの設定
新しくキャンペーンを作成します。キャンペーン目標は広告配信の目的に応じて、赤枠のいずれか選択しましょう。

 


キャンペーンタイプは P-MAX を選択します。


(2)コンバージョンの設定
現在アカウントに設定されているコンバージョンが表示されます。問題なければ続行をクリックします。


(3)キャンペーン名の入力
任意のキャンペーン名を入力します。


(4)予算と入札単価の設定
次に予算と入札単価を設定します。

①予算には1日当たりの平均予算を入力します。
➁単価設定では、「コンバージョン」または「コンバージョン値」を選択します。「目標コンバージョン単価」または「目標費用対効果」を任意で設定することができます。

 
(5)配信地域・言語
配信したい地域と言語を設定します。


(6)最終ページ URL の拡張設定
この「最終URLの拡張設定」は、 P-MAX 運用で特に注意が必要な項目です。

初期設定では「オン」になっています。この設定がオンの場合、 Google の機械学習がユーザーの検索意図に合わせて、最終的に表示するページを、指定した URL 以外にも関連性の高いページに自動で置き換えることがあります。さらに、置き換えられたページの内容に基づき、広告の見出しや説明文などのアセットも自動で生成される可能性があります。

 Google はコンバージョン数最大化のためにこの機能をオンにすることを推奨していますが、特定のランディングページにユーザーを確実に誘導したい場合や、情報の正確性を厳密に管理したい場合は、この設定をオフに設定しましょう。

(参考: Google 広告 ヘルプ Google の多彩な広告チャネルをフル活用できる  P-MAX で目標を達成する


(7)アセットの設定
最後にアセットの設定を行います。アセットは、実際に配信される広告のコンテンツを設定する、 P-MAX において非常に重要な要素です。まずアセットグループ名を設定し、その中にテキスト、画像、動画、そして広告表示オプションを追加していきます。

アセットは、できるだけ多くの種類と量を登録することが推奨されています。 アセットの種類が豊富であるほど、 Google の機械学習は多様な組み合わせを試し、 YouTube 、ディスプレイ、検索など、より多くの広告枠で効果的に配信できるようになります。これにより、リーチの拡大とパフォーマンスの向上が期待できます。

質の高いアセットを提供することが、 P-MAX の成果を最大化する鍵です。 特に動画はユーザーのエンゲージメントを高める重要な要素となるため、もし動画を登録しない場合でも、既存のアセットから自動生成される可能性があります。
 

 
アセットの入稿規定は以下の通りです。

■テキスト

  • 広告見出し(全角15文字まで / 最大30個)
  • 長い広告見出し(全角45文字まで / 最大5つ)
  • 説明文(全角45文字まで / 最大20個)
  • 会社、サービスの名前(全角25文字まで / 最大1つ)
  • 行動を促すフレーズ(選択肢から1つ)
◼ 画像
  • 横向き画像(1.91:1)1200×628(推奨)600×314(最小)
  • スクエア画像(1:1)1200×1200(推奨)300×300(最小)
  • 縦向き画像(4:5)960×1200(推奨)480×600(最小)
  • スクエアロゴ(1:1)1200×1200(推奨)128×128(最小)
  • 横長のロゴ(4:1)1200×300(推奨)512×128(最小)

 

◼ 画像の推奨枚数

画像は合計で最大20枚まで登録可能ですが、タイプごとの推奨枚数は以下の通りです。

  • 横向き画像(1.91:1)3枚以上
  • スクエア画像(1:1)3枚以上
  • 縦向き画像(4:5)1枚以上
  • スクエアロゴ(1:1)1枚以上
  • 横長のロゴ(4:1)1枚以上
◼動画
  • 推奨10秒以上 最大5本

※最低1本以上の登録を推奨します。

※動画を登録しない場合、アセットグループ内のアセットを使った動画が自動で生成される可能性があります。


(8)オーディエンスシグナルの活用
 P-MAX キャンペーンにおける「オーディエンスシグナル」は、高度に自動化された P-MAX の機械学習モデルに対して、貴社の理想的な顧客像や、リーチしたいユーザー層に関する「ヒント(信号)」を提供する機能です。

これは、従来のキャンペーンのように厳密にターゲットを「絞り込む」設定ではなく、 P-MAX の AI がより早く、より正確に最適なオーディエンスを見つけ出し、コンバージョンを最大化するための学習を加速させる目的で使用されます。

■ オーディエンスシグナルの設定方法
① P-MAX キャンペーンを作成し、アセットグループの設定画面に進みます。
②「オーディエンスシグナル」セクションを選択します。
③新しいオーディエンスを作成するか、既存のオーディエンスを選択します。
また、 P-MAX にはキーワードを設定することはできませんが、「検索テーマ」と呼ばれるシグナルを設定することができます。 これは P-MAX の成果を最大化するための非常に重要な要素です。

■「検索テーマ」の設定方法
① P-MAX キャンペーンを作成し、アセットグループの設定画面に進みます。
②「シグナル」を選択し、表示される入力欄に P-MAX にターゲットとして認識させたい検索テーマに関するキーワードを最大50個まで入力し、設定します。
入力するキーワードが多いほど、 P-MAX の機械学習にとってより精度の高いシグナルとなり、パフォーマンス向上が期待できます。

P-MAX キャンペーンの運用ポイント

 P-MAX は「設定したら終わり」ではなく、その特性を理解し、適切なシグナルを与え、データに基づいて改善を続けることが非常に重要です。

(1)明確な目標と質の高いコンバージョン設定

P-MAX は設定されたコンバージョン目標の最大化に特化します。そのため、計測したいコンバージョンアクションが正確に設定されているか、そのコンバージョンがビジネスの成果に直結しているかを再確認しましょう。

複数のコンバージョンポイントがある場合や、コンバージョンごとに価値が異なる場合は、コンバージョン値を設定することで、 P-MAX がより収益性の高いコンバージョンを優先して獲得するようになります。

(2)高品質で豊富なアセットの提供

P-MAX は提供されたアセットを組み合わせて広告を生成します。アセットの質と量が、 P-MAX のパフォーマンスを大きく左右します。

 Google が推奨するアセットの最大数をできる限り設定しましょう。多様なアセットを用意することで、システムがより多くのパターンをテストし、ユーザーや配信面に合わせた最適な広告を自動生成できるようになります。

また、最大限に設定するだけでなく、定期的にアセットを変更することも重要です。これにより、ユーザーに広告が見飽きられることを防ぐことができ、パフォーマンスを維持・向上させることができます。

特に、各アセット(見出し、画像など)ごとのパフォーマンス評価を定期的に確認し、成果の悪いアセットは積極的に改善・差し替えを行いましょう。

(3)的確なオーディエンスシグナルでの誘導

 P-MAX は自動化されていますが、「オーディエンスシグナル」を提供することで、機械学習の初期学習を加速させ、より適切なターゲットにリーチできるようになります。そのため、上記で解説したオーディエンスシグナルの設定が重要です。

(4)適切な予算と入札戦略

機械学習が最適化するためのデータ収集には、ある程度の予算が必要です。特に学習期間中は、予算を絞りすぎないようにしましょう。

「コンバージョン最大化」だけでなく、目標 CPA (コンバージョン単価)や目標 ROAS (広告費用対効果)を設定することで、 P-MAX はより効率的なコンバージョン獲得を目指します。

(5)除外設定の活用と管理

配信したくない特定のキーワード(競合ブランド名、ネガティブなキーワードなど)をアカウントレベルの除外キーワードリストとして設定しましょう。設定することで、無駄な予算消化を削減し、よりコンバージョンに近い配信へと注力することが可能になります。

プレースメントと同様に、キャンペーンごとで除外キーワードを設定することはできないため、注意が必要です。

(6) 既存キャンペーンとの連携戦略

 P-MAX キャンペーンは、単独で動くのではなく、アカウント内の他のキャンペーンと連携して機能します。

また、 P-MAX は、通常の検索キャンペーンよりも「優先」される場合があります
 
 P-MAX を既存のキャンペーンと並行して配信する際は、優先順位や相互作用を理解し、全体の予算配分や目標設定を戦略的に行うことが、アカウント全体の成果を最大化する鍵となります。

P-MAX と検索広告を効果的に組み合わせるコツについて、以下の記事でご紹介しておりますので、合わせてご欄ください。

おわりに

本エントリでは、 P-MAX キャンペーンの特徴と注意事項、設定方法についてご紹介しました。

Google 広告は自動化が急速に進んでおり、 P-MAX キャンペーンは今後、主流の広告手法となる可能性が高いです。この機会にぜひ P-MAX キャンペーンを導入してみてはいかがでしょうか。

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Glad Cube

この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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