YouTube オーディオ広告がリリース!メリットや入稿方法を解説
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の小坂です。
2022年10月、 YouTube 広告に「オーディオ広告」が追加されました。 YouTube オーディオ広告は2020年からベータ版として使用できましたが、今回のアップデートで全アカウントで使用できるようになりました。
本エントリでは、 YouTube オーディオ広告のメリットや入稿方法について解説します。
YouTube オーディオ広告とは
YouTube オーディオ広告とは、YouTube と YouTube Music の PC 、モバイル、タブレットの広告枠に配信できる動画広告です。 Google 広告とディスプレイ&ビデオ360で利用できます。
YouTube オーディオ広告の特徴は、動画を観ているのではなく「聴いている」状態のユーザーに配信されるという点です。
屋外での移動中や自宅で作業している時などに、 YouTube で音楽を聴いたり、ラジオ感覚で YouTube 動画の音声を聴いたりしている方も多いのではないでしょうか?
このように YouTube で動画を視聴しているのではなく、音楽や音声を聴いているユーザーにリーチできるのが YouTube オーディオ広告です。
なお、聴取に特化したデジタル音声コンテンツの利用は年々広まっており、アメリカでは2020年に12歳以上の人口の68%がインターネット上の音声コンテンツを利用しているという調査結果もあります。(参照: 日経 XTECH )
音声コンテンツ市場の拡大に伴い、音声広告(オーディオアド)の活用も広まっています。 Spotify や radiko が有名ですが、今回紹介する YouTube オーディオ広告は YouTube 版の音声広告と捉えていただければと思います。
YouTube オーディオ広告のメリット
YouTube オーディオ広告には4つのメリットがあります。
- ■ 最後まで聴取されやすい
- ■ 嫌悪感を与えづらい
- ■ 新たな可処分時間にリーチできる
- ■ クリエイティブ制作費が抑えられる
■ 最後まで聴取されやすい
YouTube オーディオ広告は何か別の作業をしながら聴取される可能性が高いため、動画の再生画面を見ている場合に比べスキップされにくく、最後まで聴取されやすいというメリットがあります。
■ 嫌悪感を与えづらい
動画の視聴中やゲームのプレイ中など、行いたい操作が中断されるような広告には嫌悪感を抱きやすいかと思います。 YouTube オーディオ広告は上記のとおり「ながら聴き」の可能性が高く、聴取のみに集中している状態ではないため、嫌悪感が比較的少ない広告と言えます。
■ 新たな可処分時間にリーチできる
SNS やアプリゲーム、動画配信サービスに電子コミックなど、手軽に楽しめるコンテンツが大量にある中で、デジタル音声コンテンツは「ながら聴き」という新しい可処分時間を生み出しました。 YouTube オーディオ広告はこの新たな可処分時間を活用でき、ユーザーとの接触機会の増加に役立ちます。
■ クリエイティブ制作費が抑えられる
YouTube オーディオ広告は動画形式の広告ですが、音声を聴いてもらうことが目的のため、手の込んだ映像は不要です。そのため、通常の動画広告に比べ制作費用を安く抑えることができます。 Google も広告クリエイティブは静止画やシンプルなアニメーションにすることを推奨しています。
(参照: Google 広告 ヘルプ YouTube オーディオ広告を作成する)
クリエイティブの仕様
YouTube オーディオ広告のクリエイティブの仕様はこちらです。
■ 必須のアセットファイル
YouTube 動画へのリンク
動画は予め YouTube にアップロードする必要があります。■ 広告の長さ
最長15秒■ 解像度
426 x 240 (240 p )
640 x 360 (360 p )
854 x 480 (480 p )
1280 x 720 (720 p )
1920 x 1080 (1080 p )
2560 x 1440 (1440 p )
3840 x 2160 (2160 p )■ アスペクト比
16:9(4:3 の場合、画像やアニメーションの左右両端に黒い帯が追加されます)■ ファイルサイズ
最大:128 GB
(引用: Google 広告 ヘルプ YouTube オーディオ広告を作成する)
入稿手順
(1)Google 広告アカウントにログインします。
(2) キャンペーン階層でプラスボタンをクリックし、[新しいキャンペーンを作成]を選択します。
(3)目標に [ブランド認知度とリーチ] を選択します。
(4)キャンペーン タイプとして[動画] を選択します。
(5)キャンペーンのサブタイプとして [オーディオ] を選択します。
(6)[続行] をクリックします。
(7)入札単価や予算等、キャンペーンの細かな設定を行います。
(8)広告グループ階層でターゲット設定を行います。
(9)配信したい音声動画の URL を入力します。
クリエイティブのポイント
YouTube オーディオ広告のクリエイティブで重要なポイントを4つ紹介します。
- ■ 音声を重視する
- ■ 一貫した口調とテンポを保つ
- ■ 会話調にする
- ■ 音声や動画クリエイティブに、行動を促すフレーズを含める
(引用: Google 広告 ヘルプ YouTube オーディオ広告を作成する)
■ 音声を重視する
前述の通り、 YouTube オーディオ広告は動画を観ているのではなく動画の音声を聴いている時に配信されるため、音声のみで自社商材の魅力を伝える必要があります。ナレーションや BGM 、効果音などの表現に注力しましょう。映像には CTA を含む静止画やシンプルなアニメーションの使用が推奨されています。
■ 一貫した口調とテンポを保つ
最大15秒という限られた秒数のため、ユーザーの記憶に残りやすい内容にする必要があります。多くの情報を詰め込むのではなく、端的な説明と聞き取りやすい音声を意識しましょう。
■ 会話調にする
音声コンテンツから自然な流れで広告を聞いてもらうために、親しみやすい口調にすることが推奨されています。
■ 音声や動画クリエイティブに、行動を促すフレーズを含める
「気になる方は〇〇まで!」や「今すぐお電話を!」のような行動を促すフレーズを広告内に含めましょう。ユーザーに取ってほしいネクストアクションを明確に伝えて成果につなげることが重要です。
おわりに
本エントリでは、 YouTube オーディオ広告のメリットや入稿方法について紹介しました。
YouTube オーディオ広告は既存の YouTube 広告と同様の手順で配信でき、デジタル音声広告という新しい形態の広告の中でも比較的始めやすい媒体です。音声広告を検討中の方や既に YouTube 広告を配信中の方は、ぜひお試しいただければと思います。
当社は YouTube 広告をはじめ、各種 Web 広告の運用代行を承っており、 Google Premier Partner Awards 2019 では動画広告部門で最優秀賞を受賞しました。
株式会社グラッドキューブが Google Premier Partner Awards 2019 動画広告部門で最優秀賞を受賞
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