X (旧 Twitter ) 認証バッジ(公式マーク)の仕様が変更!取得条件や取得するメリットについて詳しく解説
2023年4月、 X( Twitter )の認証バッジのルールが変更されました。
変更前までは公式マークとしてプロフィールに「青色のチェックマーク」がついていましたが、ルールが変更されたことで、認証バッジが意味する内容が大きく変わりました。
本エントリでは、変更された認証バッジの取得条件や取得するメリット、 X( Twitter )広告にもたらす影響などについてご紹介します。
本記事では、2023年10月4日現在の X ( Twitter )公式マーク・認証バッジに関する情報を紹介しています。今後も機能や利用要件が変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトや公式アカウント・ヘルプページをご確認ください。
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X( Twitter ) 認証バッジとは
変更前までは一定の基準を満たしていれば、著名で信頼に値するアカウントユーザーに、本物であることを示すものとして認証バッジがアイコン横についていました。そのため「公式マーク」と呼ばれており、著名人や企業、政府機関、キャラクター、などのアカウントに多く見受けられました。
しかし、今回の変更で内容が変わり、認証バッジの示す意味は以下の2つのいずれかと発表されています。
- 対象のアカウントが、新しい X Premium(旧 Twitter Blue )のアクティブなサブスクリプションを保有しており、Twitterの資格基準を満たしていること
- 対象のアカウントが、従来の認証基準(著名で信頼に値するアクティブなアカウントであること)に基づく認証を過去に受けていたこと
(引用: X ヘルプセンター X で青いチェックマークを獲得する方法)
認証バッジの種類
現在、認証バッジには3種類のカラーのチェックマークが存在します。それぞれのチェックマークが示す意味と、チェックマークのない「未承認アカウント」についてご紹介します。
- 青色バッジ( X Premium )
- 金色バッジ( Verified Organizations )
- 灰色バッジ( Verified Organizations )
- 未認証アカウント
(1)青色バッジ( X Premium )
青色のチェックマークは、「 X Premium( Twitter Blue ) 」と呼ばれる有料サブスクリプションサービスに加入しており、一定基準を満たしているアカウントに付与されるバッジです。一般人も X Premium( Twitter Blue )に加入していれば付与されるという点が、アップデート前と大きく異なります。
X Premium( Twitter Blue )に加入することで、NFT のプロフィール画像設定、長文ツイート、広告数の半減などのサービスを利用できます。(参考: X ヘルプセンター X Premium について )
(出典: X ヘルプセンター X プロフィールのラベルとチェックマークについて)
(2)金色バッジ( Verified Organizations )
金色のチェックマークは、X( Twitter )が公式に認証した事業者・企業アカウントに付与されるバッジです。青色のチェックマークとは異なり、 X( Twitter )が公式に認めたアカウントにのみ付与されるバッジです。
金色バッジについては、アイコンの形が丸から四角に変更となり、アイコンの形からもどういったアカウントなのか認識することが可能です。また、関連する個人、企業、ブランドのアカウントを関連アカウントとしてリンクすることが可能です。
Verified Oraganizations に加入することで、取得できます。ただし申請が可能なのは、公式の企業アカウントや政府アカウント・非営利団体アカウントなどの組織のみのため、個人アカウントは申請ができません。(参考: X ヘルプセンター X 認証済み組織とは)
(出典: X ヘルプセンター X プロフィールのラベルとチェックマークについて)
(3)灰色バッジ( Verified Organizations )
灰色のチェックマークは、 X( Twitter )が公式に認証した政府や政府関係者アカウントに付与されるバッジです。大統領や議員、行政機関などが該当します。
こちらも金色バッジと同様に、Verified Oraganizations に加入することで取得できます。ただし申請が可能なのは、公式の企業アカウントや政府アカウント・非営利団体アカウントなどの組織のみのため、個人アカウントは申請ができません。
(出典: X ヘルプセンター X プロフィールのラベルとチェックマークについて)
(4)未認証アカウント
X Premium( Twitter Blue ) や Verified Organizations など、有料サブスクリプションに加入しておらず、 X( Twitter )から認証を受けていないアカウントについては認証バッジがなく、「未認証アカウント」と呼ばれます。
未認証アカウントはおすすめに表示されにくく、広告出稿ができないなどのデメリットはありますが、引き続き Twitter のサービスを利用できます。
認証バッジの取得するための条件とは?
実際に認証バッジを取得するために必要な条件について解説します。
(1)青色の認証バッジ( X Premium )の取得条件
青色の認証バッジに関しては、「 X Premium( Twitter Blue ) 」に加入しており、一定の基準を満たすアクティブなユーザーであれば、一般の方でも認証バッジを取得することが可能です。
認証バッジを取得するためには、下記7つの取得基準をすべて満たす必要があります。
- アカウントの表示名とプロフィール画像が設定されている。
- アカウントがアクティブに利用されている。※ X Premium( Twitter Blue )に加入するためには、アカウントが過去30日間アクティブである必要があります。
- アカウントを作成後90日以上が経過しており、登録されている電話番号が認証されている。
- 虚偽、不正行為に加担していない。
- プロフィール画像、表示名、また @ で始まるユーザー名を最近変更していない。
- プロフィール画像、表示名、また @ で始まるユーザー名を最近変更していない。
- プラットフォーム操作やスパム行為に加担している兆候が見受けられない。
(参考: X ヘルプセンター X で青いチェックマークを獲得する方法)
(2)金色・灰色の認証バッジ( Verified Organizations )の取得条件
金色・灰色の認証バッジに関しては、 Verified Organizations( Twitter 認証済み組織サブスクリプション)に加入する必要があり、以下4つの取得基準があります。
- アカウントがアクティブに利用されており、組織のメールアドレス・ウェブサイトドメインを登録する必要がある。
- 申請する組織は、審査対象であるアカウントにアクセスし、管理できることが必須である。
- 政府機関の場合、政府機関の公式メールアドレスを登録する必要がある。
- その他、 X( Twitter )から詳細情報を提供するよう求められる場合がある。
(参考: X ヘルプセンター X 認証済み組織とは)
認証バッジの申請方法
認証バッジのルール変更によって、取得方法が大きく変わりました。認証バッジの種類によって方法は変わりますが、一般的にはユーザーが申請する必要があります。
ここでは、それぞれの取得方法についてご紹介します。
(1)X Premium( Twitter Blue )の申請方法(青色バッジ)
青い認証バッジを取得するためには、X Premium( Twitter Blue )に加入する必要があります。 X( Twitter )の審査により、資格基準を満たしていることが確認されると、認証バッジを取得できます。
アプリあるいはウェブサイトの専用フォームから申請が可能です。 X Premium( Twitter Blue )は有料のサブスクリプションサービスになりますので、加入に料金が発生します。
X Premium( Twitter Blue )の申請はこちらから
例えば、ウェブサイトから X Premium( Twitter Blue )に年単位で加入した場合、日本の料金は「10,280円」です。
上記の価格は、2023年10月4日時点の金額です。また、国、ウェブサイト・アプリ、月単位・年単位で料金が異なりますので、詳しくは公式ページをご確認ください。
X ヘルプ X Premium について
(2)Verified Organizations の申請方法(金色バッジ、灰色バッジ)
金色バッジ、灰色バッジを取得するには、 Verified Organizations ( Twitter 認証済み組織サブスクリプション)」に加入する必要があります。
こちらも X Premium( Twitter Blue ) 同様に、アプリあるいはウェブサイトの専用フォームから申請が可能です。 Verified Organizations も有料のサブスクリプションサービスのため、加入に料金が発生します。
Verified Organizations の申請はこちらから
日本の場合、月額「135,000円」で、関連アカウントを登録する場合は、「1アカウント月額8,000円」です。
上記の価格は、2023年10月4日時点の金額です。また、国、ウェブサイト・アプリ、月単位・年単位で料金が異なりますので、詳しくは公式ページをご確認ください。
X ヘルプセンター X 認証済み組織とは
認証バッジを取得するメリット
認証バッジを取得することで、複数のメリットが生まれます。ここでは、 X Premium( Twitter Blue )・ Verified Organizations のそれぞれのメリットについてご紹介します。
(1)X Premium( Twitter Blue ) に加入し、青色認証バッジを取得するメリット
Twitter Blue に加入するメリットは、青いチェックマークの追加をはじめ、ツイートの編集、最大25,000文字までのポスト(ツイート)、 SMS 2 要素認証などの機能です。また、 X( Twitter )広告の出稿も可能です。
- ポストの編集
- 広告数の半減
- 会話や検索結果でのポストの上位表示
- 長いポスト(最大25,000文字)
- テキストの書式設定(太字や斜体の適用)
- ポストのハイライト
- ブックマークフォルダ
- カスタムアプリのアイコン
- カスタムナビゲーション
- 話題の記事
- リーダー(長いスレッドを読みやすい表示に変換)
- ポストの取り消し
- 長い動画のアップロード
- テーマの変更(アプリの配色を選べる)
- NFT プロフィール画像
- ショートメールによる2要素認証
- チェックマークの非表示化
- コミュニティの作成
- Media Studio へのアクセス(アップロードした画像や動画の管理)
- X Pro へのアクセス
X Premium( Twitter Blue ) の機能については、公式ページをご覧ください。
X ヘルプセンター X Premium について
(2)Verified Organizations に加入し、金色、灰色認証バッジを取得するメリット
Verified Organizations に加入するメリットは、金色や灰色のチェックマークの追加をはじめ、検証済み組織ポータル、なりすまし防御、プレミアムサポートなどの機能です。
また、 Verified Organizations に登録されているすべての関連組織、子会社のアカウントに対して X Premium( Twitter Blue ) の機能が提供されます。 X Premium( Twitter Blue ) 同様に、 Verified Organizations に加入することで広告の出稿が可能です。
- 認証済み組織ポータル
- 関連アカウント
- 組織のカスタムプロフィール
- なりすましの防止
- プレミアムサポート
- ポスト、 DM 、メディアのアップロード制限の引き上げ
- 人材募集(ベータ版)
- X Premium
Verified Organizations の機能については、公式ページをご覧ください。
X ヘルプセンター X 認証済み組織とは
認証バッジの剝奪
X( Twitter ) のポリシーや利用規約、購入規約の違反などが原因で、認証バッジが剥奪されます。認証バッジは予告なく剥奪される場合があるため、 X( Twitter )の利用方法には十分注意する必要があります。
認証バッジの仕様変更が X( Twitter )広告にもたらす影響
認証バッジのルール変更によって、 X( Twitter )広告を出稿するための条件が大きく変わりました。
変更前は X( Twitter )広告のアカウントがあれば認証バッジの有無にかかわらず広告を出稿できましたが、変更後は X Premium( Twitter Blue ) もしくは Verified Organizations に加入することが条件となりました。
認証バッジの影響により、一時的なアカウントの停止、広告配信量の低下などが生じたケースもあるため、 X( Twitter )広告を運用している方は配信の進捗をこまめにご確認ください。
X( Twitter )広告の概要はこちらの記事をご覧ください。
【随時更新】Twitter 広告の設定事項まとめ。配信メニューやクリエイティブ、ターゲティングを徹底解説! | 株式会社グラッドキューブ
https://www.glad-cube.com/blog/?p=29935
おわりに
本エントリでは、変更された認証バッジの取得条件や取得するメリット、 X ( Twitter )広告にもたらす影響などについてご紹介しました。
現在、日々動きが活発な X( Twitter )ですが、金色・灰色のチェックマークがない場合、 X Premium( Twitter Blue )に加入しなければ広告が出稿できません。これから X( Twitter )広告 を始める方は、まず X Premium( Twitter Blue )に加入し、バッジを取得をご検討ください。
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