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2020.4.14 | 更新日 : 2026.5.1

【完全版】インプレッションシェアとは?仕組みから改善方法までまとめて解説!

Web 広告を運用する中で、管理画面に表示されるさまざまな指標の数々に戸惑うマーケティング担当者は少なくありません。中でも、「インプレッションシェア」という指標は、広告の配信状況を正確に把握し、改善策を立案する上で非常に重要な役割を果たします。

本エントリでは、インプレッションシェアの基本的な意味や仕組みから、損失率が生じる原因、そして具体的な改善方法までを徹底的に解説いたします。

目次

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リスティング広告の成果を最大化するための、効果的な広告文の作成方法やキーワード選定のポイント、最適化のコツなどを解説しています。 CPA 改善にお悩みの方におすすめの内容です。

「インプレッションシェア」とは

インプレッションシェア( IS )は、広告が表示可能であった回数のうち、実際に表示された回数が占める割合のことを指します。

最初から管理画面に表示されている項目でなく、レポートなどでもあまり取り上げられることがないため、気にされない広告主様もいらっしゃいますが、キャンペーン、広告グループ、キーワードの状態や改善のポイントを簡単に把握することができる重要な指標です。

インプレッションシェアの仕組み

インプレッションシェアの中で代表的な「検索広告のインプレッションシェア」と「ページ最上部のインプレッションシェア」の仕組みについて解説します。

検索広告のインプレッションシェア

インプレッションシェアは
「表示回数÷表示される可能性があった推定値」
で割り出されます。

例えば広告表示の条件を満たすユーザーの検索行動が1000回あったと推定されたとき、そのうち実際に広告が600回表示された場合、インプレッションシェアは60%と計算されます。

ユーザーの検索行動に対して、検索クエリとキーワードがマッチしても、その検索行動すべての機会に広告が配信されるとは限りません。予算不足や広告ランクによって決められる掲載順位が低いために広告が表示されないという可能性もあります。

インプレッションシェアが低いということは、広告を検索ユーザーに視認してもらう機会を損失しているということです。情報を探している(コンバージョンに繋がる可能性がある)ユーザーに対して、広く広告を配信できる伸びしろを残したアカウント状況と言えます。

インプレッションシェアは、100% -(インプレッションシェア損失率(予算)+ インプレッションシェア損失率(広告ランク))という計算式で算出されますので、この予算による損失率、広告ランクによる損失率を分析することで改善を図ることが可能です。

ページ最上部のインプレッションシェア

検索広告のページ最上部インプレッションシェアは、検索結果ページの上部に広告掲載が可能であった回数のうち、オーガニック検索の上部で最初に広告が表示された割合を指します。

各オークションで 1 つしか存在しない「絶対的最上位のインプレッション」であるため、広告の目立ちやすさを総合的に把握する際の重要な目安になります。

インプレッションシェア損失率とは

インプレッションシェア損失率とは、本来広告を表示できたが広告が表示されなかった回数の割合のことで、「インプレッションシェア損失率(予算)」と「インプレッションシェア損失率(ランク)」の2種類が存在します。

インプレッションシェア損失率(予算)

インプレッションシェア損失率(予算)とは、本来広告を表示できたが一日の設定予算の不足により広告が表示されなかった回数の割合を指します。この値が40%の場合、予算不足でユーザーの検索に対し広告が表示されなかった割合が40%であることを意味しています。

インプレッションシェア損失率(ランク)

インプレッションシェア損失率(ランク)とは、広告ランクが低いことが要因で広告が表示されなかった回数の割合を指します。この値が40%の場合、広告ランクが低いことでユーザーの検索に対し広告が表示されなかった割合が40%であることを意味しています。

インプレッションシェアの確認方法

Google 広告と Yahoo! 検索広告での確認方法をご紹介します。

Google 広告の管理画面での確認方法

1,管理画面左側「キャンペーン」を選択した後、右側の小さいアイコン「表示項目」を選択します。

スクリーンショット 2023-07-31 182252

2,キャンペーンの表示項目を変更から「掲載結果」内で「ページ最上部インプレッションの割合」を選択できます。

スクリーンショット 2023-07-28 155004

他インプレッションシェアの項目については「競合指標」内で追加可能です。これでキャンペーン画面にインプレッションシェアの列が追加され掲載結果を確認できます。

Yahoo! 検索広告の管理画面での確認方法

1、広告管理画面の「表示項目」タブを選択した後、「表示項目の編集」を選択します。

スクリーンショット 2023-07-31 182252

2、「追加項目」内からインプレッション シェアの表示項目を選択し、追加します。

スクリーンショット 2023-07-28 155701

これでキャンペーン画面にインプレッションシェアの列が追加され掲載結果を確認できます。
(今回は Google 広告についてメインでご説明していますが、基本的な考え方は Yahoo! 広告でも同様です。)

インプレッションシェア損失率(予算)の改善方法

インプレッションシェア損失率(予算)が高い場合、広告を表示するポテンシャルがあるにもかかわらず、予算の制限で機会を逃しています。これを改善するための5つのアプローチをご紹介いたします。

  1. キャンペーンの 1 日の予算を引き上げる
  2. 入札単価を引き下げてクリックの機会を増やす
  3. 配信地域を設定する
  4. 配信先デバイスを調整する
  5. 配信スケジュールを設定する

キャンペーンの 1 日の予算を引き上げる

予算不足による損失を解消する最もシンプルで確実な方法は、キャンペーンの1日の予算を引き上げることです。

現在のコンバージョン単価が目標を満たしており、広告費の増額が許容される状況であれば、予算を追加することでインプレッションシェアを高め、コンバージョン数の最大化を図ることができます。まずは少額から引き上げを行い、パフォーマンスの推移を観察することをおすすめします。

入札単価を引き下げてクリックの機会を増やす

予算の増額が難しい場合は、入札単価を引き下げるという選択肢があります。

例えば、 1 日の予算が 10,000 円でクリック単価が 100 円の場合、 100 回のクリックで予算上限に達します。ここで入札単価を抑え、クリック単価を 50 円に下げることができれば、同じ 10,000 円の予算で 200 回のクリックを獲得できるようになります。

結果として、より長い時間広告が配信され、インプレッションシェア損失率(予算)の改善に繋がります。ただし、極端に掲載順位を下げるとクリック率の悪化に影響するため、バランスを見ながら調整することが鉄則です。

配信地域を設定する

リスティング広告は、配信地域を設定することができます。 Google 広告では「地域」「範囲」を設定して広告を配信することができます。

上記で例に挙げたように B2B 商材の広告を配信する場合、配信地域設定と実際の商圏を確認した上で、配信地域の調整を行い無駄なコストを削減しましょう。

また、地域ごとの成果状況を確認し、読み取れる情報から提供するサービスにマッチしない地域への配信は除外も検討しましょう。

配信先デバイスを調整する

リスティング広告では、デバイスごとの入札を調整することが可能です。

Google 広告では「パソコン」「モバイル」「タブレット」「テレビ」の4つの項目で入札価格の調整ができます。商材のターゲットとなるユーザーが利用しているデバイス、利用しにくいデバイスを確認し、調整して無駄なコストを削減しましょう。

例えば、上記で挙げた B2B の業務用清掃サービスの場合パソコンの入札を調整することで、会社でパソコンを使用しているユーザーへの配信割合が高まります。逆にタブレットやテレビなどを除外することで、無駄なコストを削減することが可能です。

配信スケジュールを設定する

リスティング広告では曜日や時間帯などの配信スケジュールの設定も可能です。

時間帯や曜日ごとに配信スケジュールを設定することで商材のターゲットが広告を閲覧する時間を絞ることができ、無駄なコストの削減が可能です。

例えば、B2B 商材の場合、会社員などのユーザーの勤務時間に配信を設定することで費用対効果がよくなり、無駄なコストを削減することができます。

インプレッションシェア損失率(ランク)の改善方法

次に、競合とのオークションに負けてしまっている状態である、インプレッションシェア損失率(ランク)を改善するための方法を解説いたします。

キーワードの入札単価を引き上げる

広告ランクを構成する重要な要素の1つが、入札単価です。インプレッションシェア損失率(ランク)が高い場合、競合他社に対して入札単価が低すぎる可能性があります。

特に、コンバージョンに繋がりやすい重要キーワードにおいては、入札単価を引き上げることでオークションでの競争力を高め、広告の表示機会を増やすことができます。

ただし、むやみに単価を上げると顧客獲得単価の高騰を招くため、費用対効果を見極めながら調整を行う必要があります。また、完全一致キーワードに入札を集中させすぎると、全体の予算を圧迫するリスクがあるため注意が必要です。

広告の品質を改善する

入札単価を引き上げずに広告の品質を高めるためには、広告ランクを高める点が挙げられますが、その目安として、Google広告では品質スコアの機能があります。

品質スコアでは、ユーザーの検索意図(キーワード)に対して、広告文やリンク先の Web ウェブサイトの内容が適切にマッチしているかが評価されます。

検索語句を含んだ魅力的な広告文を作成することや、リンク先ページのユーザビリティを向上させることで、品質スコアが改善し、結果として低い入札単価でも高い掲載順位を獲得できる場合があります。また、広告表示オプション(アセット)の設定も、広告ランクの向上に効果的です。

※品質スコアはあくまで評価ツールのため、スコアが高いことで品質が高いとは限りませんので、ご注意ください。

広告ランクについては、こちらの記事でも詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。

検索語句を見直し、不要なキーワードを除外する

ユーザーが実際に検索した語句を定期的に確認し、意図しないキーワードで広告が配信されていないかをチェックしましょう。

例えば、 BtoB 向けの業務用清掃サービスを展開しているにもかかわらず、「高圧洗浄機 価格」といった一般家庭向けの語句で流入している場合、成約に繋がる可能性は低いです。

このような関連性の低い検索語句は「除外キーワード」として登録することで、無駄なインプレッションを防ぎ、ランクによる機会損失を改善することができます。

インプレッションシェアを改善する際の注意点

インプレッションシェアの改善に取り組むにあたり、運用の方向性を誤らないために気をつけるべき注意点がいくつか存在します。順にご説明いたします。

むやみに100%を目指す必要はない

インプレッションシェアは必ずしも100%を目指す指標ではありません。

予算を大幅に投下したり、入札単価を極端に引き上げたりすれば数値は100%に近づきますが、その結果として獲得効率が悪化してしまっては本末転倒です。

重要なのは、自社のビジネス目標や予算規模と照らし合わせ、適切な配信ボリュームと獲得単価のバランスを見極めることです。

本来の目的を見失わない

Web 広告を運用する本来の目的は、インプレッションシェアの数値を上げることではなく、コンバージョンの獲得や、顧客獲得単価(以下: CPA )の改善による利益の最大化です。

インプレッションシェアは、あくまでアカウントの課題を発見するための手段の1つに過ぎません。数値を改善するための施策が、本当にコンバージョン増加に寄与しているのか、常に広い視野を持って分析と調整を繰り返すことが重要です。

おわりに

本エントリでは、インプレッションシェアの基礎知識から、損失率を改善するための具体的なアプローチまでを網羅的に解説いたしました。

インプレッションシェアと、それに伴う損失率(予算・ランク)を正しく理解することは、広告の機会損失を防ぎ、パフォーマンスを最大化するための第一歩です。日々の運用の中で定期的に数値を確認し、予算の調整やキーワードの最適化、クリエイティブの改善といった適切な施策を実行していきましょう。

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この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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