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2026.4.20 | 更新日 : 2026.4.20

ディスプレイ広告を改善するには?アカウントの改善ポイントを解説

Web マーケティングにおいて、ディスプレイ広告は多くのユーザーに視覚的にアプローチできる手法ですが、配信しても期待したような成果が出ずにお悩みのマーケティング担当者もいらっしゃるのではないでしょうか。

ディスプレイ広告の効果を高めるためには、バナー画像の作り直しを想像しがちですが、クリエイティブの制作には時間とコストがかかります。そのためまずは広告アカウントの内部設定を見直し、ターゲットへの配信精度を高めるアプローチが非常に重要です。

本エントリでは、ディスプレイ広告の成果を改善するための基本ステップから、評価すべき指標の見方、そしてバナー制作以外の具体的なアカウント内部の改善ポイントについて詳細にお話しいたします。

目次

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ディスプレイ広告を改善する基本のステップ

ディスプレイ広告に限らず、Web広告では場当たり的な調整ではなく、論理的な手順に沿って改善を進める必要があります。まずは基本となる2つのステップを解説します。

ステップ(1):指標を確認して課題を特定する

まずは当初設定した目標値(KPI)に対して、どの数値が未達になっているのかを洗い出します。

全体の成果が悪い場合でも、キャンペーンごとに分解していくと「クリック率は高いが獲得単価が高い」「表示回数自体が少なすぎる」といった具体的な課題の箇所(ボトルネック)が見えてきます。この課題を正確に特定することが、改善の第一歩です。

ステップ(2):原因を分析して改善策を実施する

課題の箇所が特定できたら、次はその数値が悪化している原因を深掘りして分析します

例えば、クリック単価(CPC)が高騰しているという課題がある場合、入札を過度に強化していないか、不要なターゲティングに多くの費用が掛かっていないかなど、仮説を立てながら要因の特定を進めます。

原因の特定ができれば、それに対する具体的な改善策をアカウントに反映させます。施策を実施した後は必ず期間を空けて数値を再度確認し、効果があったのかを検証するサイクルを回し続けることが大切です。

ディスプレイ広告で成果を評価する指標の見方

ディスプレイ広告の場合、目指したい目標によって確認すべき指標は異なります。ここでは「サイト流入目的」と「コンバージョン獲得目的」の2つに分けてお話しいたします。

サイト流入目的の場合

新商品の認知拡大や、ウェブサイトへの訪問者数を増やすことを目的としている場合、いかに多くのユーザーに広告を見てもらい、クリックして誘導できたかが評価の基準となります。。

インプレッション数:ターゲット層に広くリーチできているかを測ります。
クリック数とクリック率(CTR):広告のテキストやターゲット設定がユーザーの興味を惹いているかを示します。
クリック単価(CPC):広告を表示、またはクリックさせるためにかかった費用の効率性を確認します。

コンバージョン獲得目的の場合

商品の購入やサービスの申し込み、資料請求といった具体的なアクション(コンバージョン)の獲得を目的としている場合は、費用対効果に直結する指標を評価する必要があります。

コンバージョン率(CVR):この数値が低い場合、ターゲティングが最適でない、または広告の訴求・リンク先ページに課題がある可能性が高いです。
顧客獲得単価(CPA):1件のコンバージョンを獲得するためにかかった広告費です。

特にCPAの改善のためには、ロジックツリーに基づいた分析が欠かせません。ロジックツリーについて以下の記事でご紹介しておりますので、広告の各指標の関連性をチェックしておきましょう。

運用ポイントは大きく3つ

指標を把握した上で、実際にアカウント内部のどこを調整すべきかについて解説します。ディスプレイ広告の運用改善ポイントは、大きく分けて以下の3つに分類できます。

予算・入札設定
広告の配信機会を最大化し、費用対効果をコントロールするための土台となる設定です。1日の予算の配分や、オークションにおける入札戦略を見直すことができます。

ターゲティング
「誰に」「どこで」「いつ」広告を表示するかを決める設定です。各粒度において成果に繋がらない配信を抑制し、確度の高いユーザーに絞り込むことが重要です。

広告文・リンク先ページ
実際にユーザーの目に触れる広告のテキスト要素と、クリック後に遷移するランディングページ(LP)を変更します。どの組み合わせが成果に繋がるかを検証することが大切です。

次項では、これら3つのポイントについて、Google ディスプレイ広告(GDN)をもとに具体的に解説します。

改善ポイント(1)予算・入札設定

予算や入札設定は、広告の配信ボリュームとコスト効率を大きく左右します。

インプレッションシェアの確認

インプレッションシェアとは、広告が表示可能だった合計回数のうち、実際に広告が表示された回数の割合を示す指標です。この数値が低い場合、本来獲得できたはずの表示機会を逃している(機会損失が発生している)ことを意味します。

インプレッションシェアの損失理由は、大きく「予算」と「広告ランク」の2つに分けられます。予算による損失率が高い場合は、キャンペーンの1日の予算を引き上げるか、入札単価を下げるケースが有効です。一方、ランクによる損失率が高い場合は、入札単価を引き上げるか、後述するターゲティングや広告文を見直して広告の品質を高める必要があります。

特に配信開始初期では、設定している入札単価が高すぎることで、1日の設定予算が日の途中で満額に達するケースが少なくありません。より多くのクリックを集める上でも、入札単価の設定はチェックすることをおすすめします。

入札戦略の見直し

現在設定している入札戦略が、キャンペーンの目的に合致しているかを見直すことも重要です。手動入札で運用している場合、十分なコンバージョンデータがあれば自動入札戦略の検討も行いましょう。

また自動入札戦略を導入している場合、目標設定が厳しすぎるとシステムが配信を抑制してしまいます。直近の配信データに対して目標値が乖離していないかを確認し、必要に応じて目標 CPA を緩和するなどの調整を実施しましょう。

なおCPCの改善については以下の記事でご紹介しておりますので、合わせてご欄ください。

改善ポイント(2)ターゲティング

ディスプレイ広告は、ターゲティングが広すぎると無駄なクリックが発生しやすくなります。以下の4つの設定を確認していきましょう。

広告のスケジュールの確認

広告が配信されている曜日や時間帯のデータを確認し、成果の良し悪しを分析します。 BtoB・BtoC商材によって、どの曜日や時間帯でクリックが集まりやすいか、CVが発生しやすいかが大きく異なります。

成果が著しく悪い時間帯や曜日がある場合は、その時間帯の配信を停止するか、入札単価の引き下げ調整を行いましょう。逆に成果の良い時間帯に入札を強化することで、限られた予算を効率的に活用できます。


ただし、自動入札戦略では一部の機能を除き、スケジュール別に入札単価を引き下げることはできないため、Google広告をはじめ、各媒体の仕様は事前にチェックしておきましょう。

(参照:Google 広告ヘルプ 入札単価調整について

配信デバイスの見直し

パソコン、スマートフォン、タブレットといったデバイスごとの成果も確認が必要です。商材によって、パソコンからの申し込みが多いのか、スマートフォンからの手軽な購入が多いのかは大きく異なります。

例えばスマートフォンのCPAがパソコンに比べて極端に高い場合は、スマートフォンへの入札比率を引き下げる調整を行います。特定のデバイスで成果が出ない場合は、ウェブサイトがそのデバイスの画面サイズに最適化されているか(レスポンシブ対応など)も併せて確認することをおすすめします。

プレースメント(配信先)の確認と除外設定

ディスプレイ広告において、広告が実際に掲載されたウェブサイトやアプリの場所を「プレースメント」と呼びます。 GDNをはじめ、ディスプレイ広告では意図しない面や成果の悪い面に広告が表示されていないか、定期的に配信面を精査することをおすすめします。

GDNの場合、管理画面から「広告が表示された場所」のレポートを確認し、効果に繋がらない配信面を「除外プレースメント」として設定しましょう。


また、ビジネスユーザー向けの配信であれば、ゲームアプリなど関連性の薄いアプリ面( All Apps )を事前に除外しておくことも、無駄な予算消化を防ぐための有効な手段です。詳しくは以下の記事でご紹介しておりますので、合わせてご欄ください。

オーディエンスの見直し

どのようなユーザーに広告を配信するかという「オーディエンスターゲティング」の設定も見直しの対象です。

例えば Google 広告 の場合、ユーザーの検索履歴や閲覧サイトを分析してアプローチする「カスタムセグメント」という機能があります。ここで、自社に関連する特定のキーワードや、競合他社のウェブサイトの URL 、関連するアプリなどを登録することで、狙いたいユーザーを深く掘り下げることができます。

また、ウェブサイトを一度訪れたユーザーに再アプローチするリマーケティング配信を実施している場合、すでに購入済みのユーザーを除外設定に含めているかも確認しておきましょう。

カスタムセグメントについては、以下の記事を合わせてご欄ください。

改善ポイント(3)広告文・リンク先

最後に実際にユーザーに表示される広告・リンク先ページの調整方法についてご紹介します。

広告文のアセット別データの分析

GDNのフォーマットである「レスポンシブディスプレイ広告(RDA)」は、複数の見出しや説明文、画像(アセット)をシステムが自動で組み合わせて配信するため、アセットごとのパフォーマンスを確認することができます。

数値が極端に低いアセットや、組み合わせにあまり表示されないアセットは、ユーザーの関心を引けていない可能性が高いです。

成果の悪いテキストを新しい切り口の訴求に差し替えることで、広告全体のクリック率の改善が見込めます。定期的にクリエイティブの要素を変更し、新鮮さを保つことが重要です。

RDAの概要については、以下の記事をご欄ください。

リンク先の A/B テストの実施

広告のクリック率が高いにもかかわらずコンバージョンに至らない場合、広告で訴求している内容とLPのファーストビュー(最初に表示される画面)の内容に乖離が生じている可能性があります。

これを改善するために、 LP内のキャッチコピーや構成を複数パターン用意し、どちらがより高い成果を出すかを比較する A/B テストがおすすめです。ユーザーが求める情報が分かりやすく配置されているか、申し込みボタンの位置は適切かを検証し、リンク先を最適化することで、ディスプレイ広告の費用対効果は大きく向上します。

まとめ

本エントリでは、ディスプレイ広告におけるアカウントの改善ポイントをご紹介いたしました。

バナー制作によるクリエイティブの検証も並行しながら、予算設定やターゲティングの除外設定、レスポンシブディスプレイ広告のテキスト最適化など、広告内部の対策も徹底することが、成果に繋がる重要な施策となります。

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この記事を書いた人

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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