アドカスタマイザーを使用する際の注意点 ( Yahoo! プロモーション広告編 )
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の柿木です。
Google AdWords 広告カスタマイザがローンチされてから約3年、 Yahoo! プロモーション広告アドカスタマイザーがローンチされてから約6ヶ月が経ちました。
ご利用になっている方も多いのではないでしょうか。
前回の記事では「広告カスタマイザを使用する際の注意点 ( Google AdWords 編 )」をご紹介いたしました。
今回の記事では、アドカスタマイザーを設定する際に発生するエラーの対処法( Yahoo! プロモーション広告 )についてご紹介いたします。
アドカスタマイザーとは
アドカスタマイザーを用いてできること
アドカスタマイザーとは、広告のテキストに、事前に登録した文字列や数値を条件に応じて挿入・変更できる機能です。
例えば、このような広告の出し分けが可能となります。
なぜアドカスタマイザーを使用するのか
アドカスタマイザーを利用することで広告グループ内に作成する広告の数を減らすことができます。
Yahoo! プロモーション広告では1広告グループに50個の広告を設定することが可能ですが、それ以上の広告を設定する際は別のグループを作成する必要があります。
アドカスタマイザーを利用すれば、広告を一つにまとめることが可能です。
またアドカスタマイザーではカウントダウン関数を利用することで訴求力を高めることができます。
セールの終了日に応じてテキストの内容を変更したい場合でも、アドカスタマイーを利用すれば一つの広告文として設定を行うことができます。
大量の広告文を作成して一つずつスケジュール設定を施すという手間を省くことが可能です。
アドカスタマイザーの設定方法
設定方法
設定の手順は以下の通りです。
アドカスタマイザーを利用する際の手順に関しては「 Yahoo! マーケティングソリューションヘルプ アドカスタマイザー」をご参照ください。
アドカスタマイザーを設定する際のエラー内容
(1)~(5)の工程の中で、多く発生するエラーが以下になります。
それぞれのエラー内容と対処法を見ていきましょう。
データフィードをアップロードする際のエラー対処法
エラー内容
データフィードをアップロードする際に、以下のエラーがよく発生します。
このエラーが発生する要因と対処方法を見ていきましょう。
エラーの原因
エラーの原因は複数考えられます。
対処法
キャンペーンの名称や、広告グループの名称が「アカウント」と「データフィード」で異なっている可能性があります。
それぞれの名称があっているか、半角と全角やスペースも含め確認します。
また、そもそも「キャンペーン」や「広告グループ」を入稿していなかったというケースもあります。
その点にも注意しながら進めます。
また、データフィード名は複数回使用ができません。
仮にリストを削除していても、一度使用した名称は再度利用することができません。
「名称が重複しています。別の名称を設定してください」というメッセージが出た際は、広告文のフィードを指定するテキストも含めて名称を変更します。
注意点1
他にも注意が必要となるのが「エラーが出ない」ケースです。
データフィード内のデータは間違いがあってもエラーとして表示されません。
データフィードにないものは通常の広告文が選択されるので、条件ごとに最適化した広告文の配信ができないことになります。
広告文をアップロードする際のエラー対処法
エラー内容
アドカスタマイザーを利用するには、{=データフィード名.属性名} のパラメータを設定する必要があります。
このパラメータ関連でエラーが発生します。
主に発生するエラーが以下になります。
これらのエラーが発生する要因と対処方法を見ていきましょう。
エラーの原因
エラーの原因は複数考えられます。
対処法1
{=.}は全て半角で入力する必要があります。
また「.」が「,」になっているケースもよく見られます。
エラーが発生した際は、上記を確認した上で再度入稿を行ってみてください。
対処法2
データフィード名は Excel のデータ名ではなく、 キャンペーンエディタ にアップロードする際に入力するデータ名を記入する必要があります。
また属性名も同様ですが、一字一句ことなることがないように、半角と全角などもあわせて注意して確認を行った後再度入稿を行ってみてください。
注意点1
アドカスタマイザーを利用する際は、同じグループに通常の広告文(アドカスタマイザーを利用していない広告文)を設定している必要があります。
アドカスタマイザーが利用できない場合に通常の広告文が配信されるためです。
おわりに
アドカスタマイザーを利用することで、広告グループに情報を集約化しながら、条件に応じて柔軟に広告文を配信することができます。
キーワードと広告文の関連性を高めることでクリック率の向上も見込めます。
一見設定が難しいように感じるアドカスタマイザーですが、今回ご紹介したエラーの対処方法さえ知っていれば、容易に設定が可能です。
困った際はぜひご参考ください。
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