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Google 広告のユーザー属性ターゲティングに「富裕層ターゲティング」が追加!

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の野村です。

高価格帯のサービス・商品をプロモーションする広告主様にとって、必須となるのが富裕層に向けたマーケティング戦略です。
いかに効率よく高所得者である富裕層にターゲティングできるかがポイントになりますが、リスティング広告ではキーワードや広告文を工夫するしかすべがなく、精度が低いという問題がありました。

これまで、富裕層をターゲティングする手段は、ユーザーのデモグラフィック・データを収集・管理して、最適なユーザーに対して広告の配信を行う DSP (デマンド・サイド・プラットフォーム)によるターゲティングが主流となっていました。

しかし今回の Google AdWords のアップデートにより、ユーザーの所得状況によるセグメントの切り分けが可能になりました。
所得状況によるターゲティングはアメリカでのみ展開されていましたが、2017年10月のアップデートによりついに日本でも利用可能となったということです。

今回のエントリでは、新たなユーザー属性ターゲティング「世帯収入」をご紹介するとともに、ユーザー属性によってターゲットを絞り込んで効率的にユーザーにアプローチする方法についてお話しいたします。

ユーザー属性ターゲティングの種類

Google AdWords のユーザー属性ターゲティングは、2016年の10月に正式ローンチされた機能です。
検索ネットワークにおいて、ユーザーのデモグラフィック・データを用いて細かくセグメントを切り分け、広告を配信するユーザーを最適化できるものです。

最適化には2通りあり、ひとつはセグメントごとの入札単価の変更、もうひとつはセグメントを除外して配信を絞る方法です。
また、これらのセグメントはグループ単位で適用が可能です。

従来のユーザー属性データのセグメントは以下のとおりです。

年齢

「18~24 歳」、「25~34 歳」、「35~44 歳」、「45~54 歳」、「55~64 歳」、「65 歳以上」、「不明」でのターゲティングが可能です。

性別

「女性」、「男性」、「不明」でのターゲティングが可能です。

子供の有無

「子供あり」、「子供なし」、「不明」でのターゲティングが可能です。

そして今回のアップデートで、上記のセグメントに加えて「世帯収入」が利用できるようになりました。

世帯収入

「上位 10%」、「11~20%」、「21~30%」、「31~40%」、「41~50%」、「下位 50%」、「不明」でのターゲティングが可能です。
「世帯収入」ターゲティングの利用が可能な対象地域は、アメリカ、日本、オーストラリア、ニュージランドのみとなっています。

各セグメントにおける「不明」の扱い方について

Google AdWords では、すべてのユーザーの属性を特定または推測できるわけではありません。
上記で紹介したセグメントのすべてが、ユーザーの設定に基づいた確実なデータというわけではなく、あくまでウェブサイト上での行動も加味してシステムが判断し切り分けたものです。

「不明」には、年齢や性別、子供の有無、世帯収入がわからないユーザーが分類されます。

しかし、すべてのユーザーをセグメント別に分類したいからといって、「不明」を除外してしまうのは早計です。

「不明」カテゴリを除外すると、セグメントとしては未分類であるものの、本来は広告を表示すべきユーザーに対しても広告が表示されなくなる可能性があります。
「不明」カテゴリの費用対効果が明らかに悪い場合など、除外することが確実に有効であるとわかっている場合にのみ除外するようにしましょう。

また、ディスプレイネットワークの一部のサイトではユーザー属性ターゲティングが許可されていないため、こうしたサイトに広告を表示する場合には「不明」カテゴリを必ず選択し、必要以上に配信対象が狭くなってしまうという事象を防ぐことをおすすめします。

アカウント画面上でのターゲティング設定方法

リニューアル画面上でのユーザー属性の確認方法と、ターゲティングの調整方法をご紹介いたします。

Google AdWords にログインします。
ユーザー属性によるターゲティングをしたい広告グループを選択し、左タブの「ユーザー属性」をクリックします。
すると、上部のタブに「年齢」「性別」「子供の有無」「世帯収入」「詳細」の5つが表示されます。

スライド3

ここでは例として、「世帯収入」で高所得者をターゲティングするように設定してみましょう。
ユーザー属性から「世帯収入」を選択し、「下位50%」にチェックを入れて、上部の「編集」のプルダウンメニューから「広告グループから除外」を選択します。

スライド2

これにより、世帯収入が上位50%以上のユーザーと、世帯収入が不明のユーザーに絞って広告を出すことが可能となりました。
また、あわせて上位10%のユーザーに対しては入札単価を+50%引き上げるような設定をすると、より効率的に高所得者に向けてアプローチできます。

スライド1

また、ユーザー属性同士をかけ合わせることでより限定的に広告を配信することもできます。
たとえば、高額な学習教材を扱っている広告主様の場合ですと、「35~44歳の子持ち女性の高所得者」というターゲティングで絞り込んでみると、より成果に結びつきやすいかもしれません。

おわりに

今回は、ユーザー属性に新たに追加された「世帯収入」のセグメントと、ユーザー属性を利用したターゲティングの方法をご紹介してまいりました。
グラッドキューブでは、さまざまなターゲティングを活用した運用を行い、効率的にユーザーにアプローチする提案をさせていただきます。

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