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Amazon 広告の概要と運用ポイント解説!

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ ネット広告事業部の井上です。

90年代後半より始まったインターネット通販は勢力を伸ばし続け、2017年にはネットショッピングの個人利用率が全年代平均で7割を超えています。

ネットショッピングの利用率

参考:http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc122400.html

中でも Amazon の国内における利用者数は4億7千590万人、取り扱い商品は約2億点と、国内の EC サイトではトップクラスです。 
Amazon は2016年より日本でも広告事業を開始し、米国では現在 Google , Facebook に次ぐ広告収入額と言われています。
本エントリでは、 Amazon 広告の特徴や規定、運用ポイントをご紹介いたします。

Amazon 広告について

前述したとおり、 Amazon は日本最大級のショッピングサイトです。
利用者が4億7千590万人と、多くのユーザーにアプローチできる一方、膨大な商品を掲載していることから、検索結果の2ページ目以降を閲覧するユーザーの割合はわずか30%と言われています。
つまり Amazon 内で売り上げの増加を目指すには1ページ目への商品掲載が必要となっております。

1ページ目への商品掲載をするには、直近の注文回数や件数、ページアクセス数から商品購入の割合、ページ内のキーワードやレビュー数が重要な要素です。
そのためには Amazon 内の SEO 対策や商品自体の単価調整、商品詳細欄の変更など様々な施策を行う必要があります。
しかしより簡単に商品表示の向上を見込める方法があります。
それが Amazon 広告の使用です。
Amazon 広告を使用することで商品露出の増加が見込めるほか、広告経由による販売件数や販売チャネルの増加、オーガニック検索順位の向上にも繋がります。

今回は以下の項目に分けて、 Amazon 広告についてご説明いたします。

  • ◼広告の種類と利用条件
  • ◼ 課金方法
  • ◼ ターゲティング方法
  • ◼ 運用の注意点


広告の種類と利用条件

Amazon 広告は、 Amazon に商品を出品している方を対象にした広告と、出品していない方でも利用できる広告を取り扱っています。
そのなかでも当エントリでは、 Amazon へ出品をしている方が使用できる広告に焦点を当ててご紹介いたします。
また出品している方でも条件によっては広告を利用できない場合がございます。
条件は広告の種類によりそれぞれ異なりますので、種類や特徴もあわせてご説明いたします。

Amazon が現在(2019年5月時点)提供している広告の種類は以下の通りです。

  • スポンサープロダクト広告
  • スポンサーブランド広告
  • 商品ディスプレイ広告
  • ◼ ディスプレイ広告
  • ◼ 動画広告
  • ◼ カスタム広告
  • ◼ Amazon DSP
  •  

太字部分が Amazon サイト内で表示される広告です。他の4つは Amazon の DSP 広告であり、 Amazon の提携するネットワークへ広告の配信が可能です。
本エントリでは、太字部分の広告に関してそれぞれ利用条件とともにご説明いたします。

スポンサープロダクト広告

スポンサープロダクト広告は、検索結果や商品詳細ページに表示される広告です。
設定したキーワードを検索したユーザーに広告を表示できる、いわゆる検索連動型の広告です。
また類似商品を閲覧しているユーザーに対しても商品を露出することができます。

スポンサープロダクト広告は、通常検索したときに表示されるものをそのまま広告として使用するため、画像赤枠のように他の商品と同じように表示されます。
ですので、広告と感じさせずに商品を効果的に露出させることができます。

PS広告

また以下の画像のように、 Google や Yahoo! など検索エンジンで検索されたときに広告が表示されることがあります。
Amazon 広告を使用すると、検索エンジンからの流入など Amazon で商品を探しているユーザー以外からも購入が見込めます。

検索結果

スポンサープロダクト広告は、 Amazon に商品を出品している全ての人が掲載できるわけではありません。
スポンサープロダクト広告を掲載できるのは、大口出品者、取引会社、代理店、卸・問屋経由のメーカーに限られます。
さらに商品を対象カテゴリーに出品していること、ショッピングカートボックスの獲得資格があることが条件を満たすことが必要です。

ショッピングカートボックスの獲得資格があると、商品詳細ページに「カートに入れる」というボタンが表示され、すぐに購入することができます。
資格がないと、赤枠内のように詳細をクリックしなければ「カートにいれる」ボタンは表示されません。
ショッピングカート

スポンサーブランド広告

スポンサーブランド広告は、検索結果上部に表示される広告です。
スポンサープロダクト広告と同じく、設定したキーワードを検索しているユーザーに広告を表示することができます。

SB広告2

スポンサーブランド広告はブランドロゴ、見出しとともに3つ商品が表示されます。
見出しを設定する際、日本一やベストセラーなど根拠のない表記をすると広告が承認されないので注意しましょう。

ブランドロゴをクリックしたユーザーはブランドストアという Amazon 内に作成できるブランド独自のページに誘導されますので、質の高いブランディングや取り扱い商品の認知向上に役立ちます。
トップに表示される非常に目立つ広告であるため、新商品の販売直後に利用することが推奨されています。

この広告を利用するには、 Amazon が実施しているブランド保護システム、「 Amazon ブランド登録」に登録している必要があります。
参考:https://brandservices.amazon.co.jp/

商品ディスプレイ広告

商品ディスプレイ広告は、 商品カートボックスの下に表示できる広告です。
キーワードによって広告を表示するスポンサープロダクト広告やスポンサーブランド広告とは違い、指定した商品や類似する商品を閲覧しているユーザーに広告が表示されます。

商品ディスプレイ広告

商品ディスプレイ広告は、関連性のある商品や特定の商品詳細ページに表示することができ、認知向上にも役立ちます。
また競合の商品をターゲティングすることも可能で、 Amazon のもつ識別コードから特定の商品を指定し、その商品を調べているユーザーに広告を表示することができます。
商品詳細ページのカート下に広告が表示されるので、競合商品を指定する、合わせ買いを促したい商品を指定する、など目的に合わせて配信先の商品を指定しましょう。

課金方法

Amazon 広告ではクリック課金型広告を採用しており、広告が何度表示されたとしても、ユーザーによるクリックがない限り課金はされません。
また1クリックあたりの上限課金金額は広告出稿主が指定することができます。
Amazon では設定した入札額×関連性でどの広告を表示させるか判断します。
つまり同じ入札額でも検索語句と商品詳細ページの関連性を高めると、より多くの広告を表示させることが可能です。

ターゲティング

Amazon 広告は主に3つのターゲティング方法があります。
キーワードによるターゲティングと、商品によるターゲティング、興味関心によるターゲティングです。
各広告の項目で簡単に説明いたしましたが、広告の種類によって使用できるターゲティング方法が異なります。
キーワードによるターゲティングは、設定したキーワードを検索しているユーザーに広告が表示されます。
興味関心によるターゲティングは、指定した商品に興味があるユーザーに配信されます。
幅広いリーチがあるため、認知度の向上や新客の取得に向いています。
商品によるターゲティングでは、 Amazon 上の特定の商品を指定することができます。
指定した商品の詳細ページに広告が掲載されるため、的を絞ったリーチが可能です。
スポンサーブランド広告ではキーワードによるターゲティングの設定が可能で、商品ディスプレイ広告では商品や興味関心によるターゲティングが可能です。
スポンサープロダクト広告では、キーワードによるターゲティングと興味関心によるターゲティングの両方が設定可能です。

またスポンサープロダクト広告では Amazon 側が自社の商品に基づいて自動で設定したターゲティングを使用する、自動ターゲティングを選択することも出来ます。
自動ターゲティング設定を使用することでより関連性の高いターゲット設定が可能になるため、 Amazon 広告では自動ターゲティングの使用が推奨されています。

運用の注意点

Amazon 広告では運用によっては低単価で効果的な商品の露出が可能です。
しかし広告として設定している商品の在庫が無くなると広告が表示されなくなりますので、注意が必要です。
またスポンサーブランド広告のように複数商品が表示される広告では、そのうちの1つでも商品が在庫切れになると他の商品も広告として表示がされなくなります。
運用する際には在庫に気をつけながら、商品詳細ページとターゲティングの関連性を高めることが重要です。

おわりに

他のショッピングサイトに比べて Amazon の利用率は高く、そのユーザー層は幅広いです。
購買意欲の高いユーザーにアプローチするには、適切なターゲティング設定が重要です。

Amazon 広告は購買意欲の高いユーザーに対して出稿ができる広告のため、非常に費用対効果の良い広告です。
しかし、成果の最大化や安定化を図るためには、日々のメンテナンスに時間をかける必要があります。
当社では、オーガニックと合わせた配信戦略や多彩なプロモーションで代行サービスを展開しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
Amazon広告 運用代行の詳細はこちら

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