【2022年最新版】Facebook 広告、一部の詳細ターゲットオプション設定を削除

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の廣畑です。
Facebook 広告の設定において、一部の詳細ターゲット設定オプションが削除されることが、2022年1月19日に発表されました。
これによりこれまで設定していた詳細ターゲットのキーワードで使用不可のものが含まれるようになり、2022年3月17日以降で自動的に削除の対象となります。
本エントリでは、Facebook 広告の詳細ターゲット設定の変更についてご紹介いたします。
▼Facebook 広告 詳細ターゲットオプション アップデート概要
――詳細ターゲット設定の削除
▼Facebook 広告 詳細ターゲットオプション 設定変更について
――削除対象のターゲットの確認
――ターゲット設定の変更
▼Facebook 広告 詳細ターゲットオプション 注意事項
――2022年3月17日以降の配信について
――引き続き利用可能なターゲット設定
Facebook広告 詳細ターゲットオプション アップデート概要
詳細ターゲット設定の削除
2022年1月19日以降、Facebook 広告で一部の詳細ターゲット設定オプションが削除の対象となりました。
主に該当するのは、下記のトピックに関連する慈善活動、組織、公人、著名人に関するキーワードとなります。
- ■健康
- ■人種
- ■民族
- ■政治観
- ■宗教
- ■性的指向
Facebook では削除される詳細ターゲットオプションの例として下記を挙げております。
- ■健康上の原因(例:「肺がんの認識」、「世界糖尿病デー」、「化学療法」)
- ■性的指向(例:「同性結婚」、「LGBT文化」)
- ■宗教的慣習とグループ(例:「カトリック教会」、「ユダヤ教の祝日」)
- ■政治的信念、社会問題、原因、組織、人物
削除の背景としては、他のターゲットオプションとの重複や、細かすぎるターゲット設定、またトピックがデリケートなものであると認識される可能性が指摘されています。
特に上記のトピックはデリケートなキーワードが含まれており、一部のユーザーに悪影響をもたらす可能性があるという懸念から、今後も Facebook 広告ではターゲティング設定を定期的に確認し、更新または削除を行うと発表しております。
Facebook広告 詳細ターゲットオプション 設定変更について
削除対象のターゲットの確認
削除される詳細ターゲット設定については、広告アカウント上で確認することができます。
「広告マネージャ」より詳細ターゲット設定を適用している広告セットを選択して「編集」をクリックし、「詳細ターゲット設定」を確認します。

編集画面では、削除対象となるキーワードには黄色のアラートマークが表示されています。
既に設定されているキーワードについては引き続き配信されますが、2022年3月17日を過ぎるとアラートが表示されているキーワードが自動的に削除されます。

ターゲット設定の変更
ターゲット設定を変更する際、対象のキーワードを削除、または代替オプションに変更する方法があります。
2022年3月17日までにキーワードを削除する場合は、「 Remove Highlighted Options 」をクリックして一斉削除するか、個別にキーワードを選択して削除します。
また削除対象のキーワードが代替できる場合、キーワードカーソルを合わせると「代替オプション」の選択欄が表示され、 Facebook より提示された推奨のオーディエンスに置き換えることもできます。

Facebook広告 詳細ターゲットオプション 注意事項
2022年3月17日以降の配信について
上記の通り、削除対象のキーワードが含まれたターゲットについては2022年3月17日まで配信できますが、左記の日程を過ぎると自動的に削除対象のキーワードは削除されます。
また新しくキャンペーンを作成した際、前述のトピックに該当するキーワードは設定できなくなっております。
また削除対象のキーワードが除外設定のために使用されている場合、影響を受ける広告セットが一時停止される場合があるため注意が必要です。
引き続き利用可能なターゲット設定
Facebook 広告では以下のターゲット機能は引き続き利用することができます。アップデート以降も狙いたいユーザー層に広告を配信するために、様々なターゲットを活用することが大切です。
- ■広いターゲット設定(年齢、性別、地域など)
- ■カスタムオーディエンス
- ■類似オーディエンス
- ■類似オーディエンスの拡大
- ■ターゲット設定の拡大
「カスタムオーディエンス」では、 Facebook ユーザーの中から既存のオーディエンスを見つけることができます。例えば「ウェブサイトを既に訪問した」ユーザーや、 Facebook ページでエンゲージメントを行ったユーザーなど、様々な条件を用いて特定のユーザー層に対して広告を配信することができます。
「類似オーディエンス」では、カスタムオーディエンスを用いて、既存のオーディエンスと似たユーザーに対して広告を配信することができます。より高い成果を発揮している場合、設定によりユーザー層を拡大することもできます。
「ターゲット設定の拡大」では、成果が改善される可能性が高いと Facebook 広告が判断した場合、既存の詳細ターゲット設定を広げより多くのユーザーに広告を配信をすることができます。
おわりに
本エントリでは、Facebook 広告の詳細ターゲット設定の変更についてご紹介いたしました。
これまで利用できていた詳細ターゲットキーワードが一部利用できなくなるため、設定変更の際は注意が必要です。
また今後も Facebook 広告で成果を挙げるためには、詳細ターゲット設定だけでなく、カスタムオーディエンスや類似オーディエンスなど、様々なオーディエンス機能を活用することがポイントです。
自社のカスタマーリストを用いるといった配信も Facebook では可能ですので、狙いたいユーザーに広告を配信するための検証を継続して行うようにしましょう。
当社では、Facebook 広告をはじめ SNS 広告の運用代行を承っており、分析力・運用力、成果の向上・費用対効果の改善に強い、透明性のある広告運用でお客様の成果に貢献するために尽力しております。
Facebook 広告に関しては、Facebook 社の公式パートナープログラム「 Facebook Marketing Partners 」 としても認定されています。広告運用代行にご興味がある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。
(引用:詳細ターゲット設定の更新)
(引用:Removing Certain Ad Targeting Options and Expanding Our Ad Controls)
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