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Google 広告のプライバシーハブとは?プライバシー保護と自社データ活用の重要性についてご紹介

【アップデート情報】Google

昨今、デジタルソリューションの進化に伴って、プライバシーの保護が重要視されています。 Web 広告においても、プライバシーに配慮した上でサードパーティー Cookie に依存しない配信方法が求められています。

そんな中、便利な情報がまとまっているのが Google 広告の「プライバシーハブ」です。

あくまで Google 広告に関する情報にはなりますが、プライバシーを保護した上での広告配信に必要な設定や、効果的な配信方法についてまとめられています。

本エントリでは、プライバシーハブの概要やプライバシー保護ソリューションの活用についてご紹介します。


 

Google 広告のプライバシーハブとは

プライバシーハブとは、プライバシー保護を重視した広告運用をするために役立つリソースです。具体的な内容としては、プライバシーに関する最新の情報や広告運用に対する影響、プライバシーを重視した測定ソリューションなどです。

(参考: Google 広告ヘルプ 広告のプライバシー ハブでパフォーマンスをより効果的に測定する

ファーストビューのスクショ

(出典: Google 広告 プライバシーハブ

 

Web 広告におけるプライバシー保護の重要性

昨今、世界的にプライバシー保護についての規制が強化されており、国内でも改正個人情報保護法が2022年4月に施行されました。特にブラウザにおける Cookie の規制が Web 広告に大きな影響をもたらしています。

Google は、2024年後半に Chrome におけるサードパーティー Cookie の段階的廃止を開始すると発表しており、 privacy sandbox for the web と呼ばれるサードパーティー Cookie に代わる技術の開発が進められています。

(参考: Google Expanding testing for the Privacy Sandbox for the Web)

プライバシーサンドボックスについてはこちらの記事をご覧ください。
Google の脱 Cookie に向けたプライバシーサンドボックスについてご紹介!

 

自社データを活用するメリット

先述したように、今後 サードパーティー Cookie を活用できなくなるため、アトリビューションの測定やサードパーティー Cookie を使ったリターゲティングが難しくなります。

こういった環境下で役立つのが、自社で収集したデータの活用です。

自社でユーザーから直接得た電話番号やメールアドレスなどのデータを、広告のターゲティングや機械学習に使用するというものです。

活用方法の一つに、カスタマーマッチがあります。

カスタマーマッチとは、自社データを用いて顧客リストを作成しアプローチする、Google 広告のターゲティングの一つです。優良顧客や休眠顧客など、既存顧客向けの施策に活用できます。

(参考: Google 広告 ヘルプ カスタマーマッチについて)

自社データを活用した配信手法については、 YouTube でも解説しています。

 

Googleのプライバシーに配慮した測定ソリューション

プライバシーハブで紹介されている測定ソリューションについて解説します。

(1)サイドワイドタグ設定

サイトワイドタグとは、 Web サイトを訪れたユーザーの情報を取得したり、特定の行動(お問い合わせ・購入・会員登録の件数など)を計測したりするためのコードです。

広告を配信する際には、基本的に Web サイトのすべてのページにタグを配置し、ページ訪問やコンバージョンのデータを計測します。

Google 広告の広告キャンペーンを最も高い精度で測定するには、「サイトワイド」タグを使用して、お客様のサイトと同じドメインの Cookie(ファーストパーティの Cookie)を設定してください。自動タグ設定を有効にしている場合は、クリックの発生後にこれらのファーストパーティの Cookie で GCLID(Google クリック ID)と AUID(広告主ユーザー ID)のパラメータが保存されるようになります。

(引用: Google 広告 ヘルプ サイトワイド タグ設定のトラブルシューティング

(2)拡張コンバージョン

拡張コンバージョンとは、顧客情報を用いてコンバージョン計測を補完する機能です。

ユーザーがコンバージョンした際に取得したデータ(メールアドレスや電話番号など)がハッシュ化され、 Google アカウントと照合されます。

これにより、 Cookie の規制によって計測できなかったコンバージョンが補完される仕組みです。

※ハッシュ化(データを不規則な文字列に変換すること)

(参考: Google 広告 ヘルプ 拡張コンバージョンについて

(3)同意モード

同意モードは、Web サイトに訪れたユーザーの同意ステータスに応じて、タグの配信、 Cookie を制御する機能です。

Cookie の活用に同意した場合、 Cookie が発行されコンバージョンが計測されます。Cookie の利用に同意しなかったユーザーに対しては、Google の機械学習を用いてコンバージョン数を予測します。

注意点として、 同意モードはポップアップと連携し Cookie やタグの制御を行う機能ですが、ポップアップの表示機能は提供されておらず、自社で用意する必要があります。

(参考: Google 広告 ヘルプ 同意モードについて

(4)Googleアナリティクス4

最後は Google の提供している Web 解析ツール 「 Google アナリティクス4」です。

Google アナリティクス4は2020年にリリースされた、新しい Google アナリティクスです。アプリと Web サイトの計測を一つのプロパティでできる他、高度な機械学習とコンバージョンモデリングを使用しています。

Google アナリティクス4では、 Cookie 、 IP アドレスに依存することなくユーザーを識別する Google シグナルや、プライバシー配慮で測定されなかったコンバージョンを機械学習で保管するコンバージョンモデリングが存在するため、プライバシーへの配慮をしながら情報収集が可能です。

 

おわりに

本エントリでは、Google 広告のプライバシーハブや、プライバシー保護ソリューションについてご紹介しました。

プライバシーハブには今後も新しい情報が追加される可能性がありますので、 Google 広告を配信中の方は定期的に確認されることをおすすめします。

 

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この記事を書いた人

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グラッドキューブ ブログ編集部
株式会社グラッドキューブで Web 広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中の YouTube チャンネル「 GladCube TV 」はチャンネル登録者数1.4万人を突破。

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