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YDN・サーチターゲティングが進化。効果に差がつくキャンペーン設計の考え方とは。

先日から、Yahoo!プロモーション広告では色々と仕様変更が続いています。
アドバンスドURLシステムでパラメータ付与などに関する広告入稿作業は大変工数が削減できるようになりました。
他にも、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(以下YDN)において機能改善があり、新しく3つの機能が増えたのでご紹介します。

YDNと言えば今年の3月に、サーチターゲティングのターゲティングキーワードの仕様変更があったばかり。
それまでは完全一致で判定されていた登録キーワードが語句一致(絞り込み部分一致に類似)と完全一致とで設定が可能となり、より幅広くユーザーに対して配信が見込めるようになりました。

※サーチターゲティングとは・・・Yahoo!JAPAN経由で検索したインターネットユーザーのキーワードデータを活用し、YDNの配信ページを閲覧している際に広告配信を行うターゲティング手法です。

さらにサーチターゲティングに追加された新機能とはどのようなものか、下記で紹介して参ります。

URLを基にしたサーチキーワード提案機能

今までのサーチターゲティングでは、入力したキーワードをもとに「使用できるサーチキーワード候補」を検索し設定するしか方法がありませんでした。
今回新たに、URLから「使用できるサーチキーワード候補」を検索し広告の配信条件に加えることができるようになりました。
設定画面では、下の画像のように変更されており、URL入力欄があります。
サーチターゲティングURL設定画面
画像では、amazonのURLを設定してみたのですが、正直そのまま使えるかというと微妙です・・・
ほかのURLも試してみましたが、精度が高いとはお世辞にも言えない状態です。
今のところは任意のキーワード候補検索をまず配信条件として検討し、URLによる候補抽出は「予期せぬキーワード」を探すなど補完するかたちで使えそうなものだけ使用するのが良いかと思われます。

検索履歴の有効期間の指定機能

サーチキーワードリストごとに、検索履歴の有効期間を指定出来るようになりました。
有効期間は「1日以内」「3日以内」「7日以内」「14日以内」「30日以内」から選択可能です。
今までは一律「30日以内」でしたので、かなり細かく設定ができるようになりました。
前日の検索ユーザーにターゲティングができるとなると、面白い設定が出来そうです。

サーチターゲティング日で絞り込み
同じくamazonのURLで抽出したキーワード候補を有効期間で絞り込んでみました。
有効期間を変更すると、検索ユーザー数の数値も対応して反映されます。

今までは「30日以内」だけでしたので、広告主様の業種によってはかなり有用な機能かと思われます。
ハロウィンやクリスマスなどのイベント、シーズンごとの繁忙期がはっきりしている商品・サービスや、比較検討期間の短い業種(引っ越し業者・学習塾など)、緊急性の高いと考えられるキーワード(害虫駆除、水回りの修理など)で、有効期間に長短をつけることも効果的ではないでしょうか。

ただし、有効期間を短く設定することは、極端なターゲットの絞り込みになり有効な配信機会を減らしてしまうことにもなりかねませんので注意が必要です。

検索回数の指定機能

サーチキーワードリストごとに、検索回数を指定できます。検索回数は「1回以上」「2回以上」「3回以上」から選択可能です。
以前は、1回以上検索したユーザー全てに対してのターゲティングでした。
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では、2回・3回以上、何度も同様のキーワードを検索しているユーザー心理とはどのように理解できるでしょうか
検索結果だけでは、なかなか知りたい情報ページにたどり着けないでいるのかも知れませんし、商品名などで検索する場合には複数のページを見て何度も比較検討を繰り返しているのかも知れません。
キーワードによって想定されるユーザーのシチュエーションは様々ですが、それらのキーワードと検索トレンド、ユーザーの検討期間などを仮説立てて設計することでより無駄を省き質の高いクリックを集めることができるでしょう。

ちなみに、配信ボリュームについてどれぐらいの差がでるのか、まとめてみました。

有効期間で絞り込んだ場合
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回数で絞り込んだ場合
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一日前・3回以上検索したユーザー(最もモチベーションが高いと思われるユーザー)
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キーワードの大きさ、何を掛け合わせるかでも変わってくるのですが、有効期間であれば最大30日~最小1日で10分の1、回数でも1回~3回以上で10分の1程度のボリュームと考えて良いでしょう。

最後に

リマーケティングでも期間別に細かく設定することで成果向上が狙えることはこちら「グラッドキューブ運用事例~リマーケティング編~」のエントリでも紹介しました。
よりユーザーのシチューエーション、モチベーションを想定し、行動セグメントによる設定と運用を行うことで成果拡大を狙っていくという方針はこの新機能でも活用出来ます。
今回の機能追加は検証軸と改善の手立てがさらに増え、運用者にとって極めて仮説検証がしやすいものとなっており、YDNサーチターゲティングの独自性がますます充実したと言えるでしょう。

グラッドキューブでは、ユーザーニーズ、心理状態などを理解したきめ細かい設定と運用でYahoo!ディスプレイアドネットワークの成果を最大化させます。
ご興味を持って頂けた広告主様がいらっしゃいましたら、ぜひお声掛け下さい。

今回も、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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