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インターネット広告費の構成と課金方式

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の符です。

2019年、インターネット広告費はテレビメディア広告費を超え、2兆1,048億円となり、6年連続で2桁成長になります。
インターネット広告は規模に問わず様々な企業にサービスを宣伝する機会を提供しています。
しかし、インターネット広告の課金方法や、広告代理店に依頼する際の費用など、疑問点を抱く方は多いのではないでしょうか。

図
出典:2019年日本の広告費(https://www.dentsu.co.jp/news/release/2020/0311-010027.html)

本エントリは運用型広告を中心に、インターネット広告の課金方式と広告代理店の請求内訳を簡単にご紹介させていただきます。

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(1)運用型広告と純広告

媒体の課金方式によって、インターネット広告が運用型広告と純広告と2種類に分けられています。

■運用型広告
広告テクノロジーを活用して、広告枠、入札額、ターゲット(オーディエンス)、画像、広告文などをリアルタイムで変更・改善していきながら運用していく広告を指します。

■純広告
掲載金額、期間、出稿内容(掲載面、配信料、掲載内容等)が、あらかじめ定められている広告を指します。
純広告は枠を一定期間買い取るため、一定のインプレッション(広告表示)が期待でき、まだ認知度の低い層を含め多くのユーザーにリーチすることができます。

それに対して、費用が高い純広告と比べて運用型広告は少額から配信できるメリットがあります。
運用型広告の種類は主にリスティング広告、ディスプレイ広告、SNS 広告、動画広告、DSP 広告となります。

それらのイメージと掲載される媒体を下記の図にまとめています。

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・リスティング広告
リスティング広告は、検索連動型広告とも呼ばれ、 Google や Yahoo! の検索結果画面に表示されるテキスト広告です。

・ディスプレイ広告
Web サイトやアプリ上の広告枠に表示される広告です。
参考記事: Google 広告と Yahoo! 広告の違いとは?2大広告媒体の概要について

・SNS 広告
SNS 広告で代表的なものとしては、Facebook 広告や Instagram 広告、Twitter広告、LINE広告などがあります。各 SNS 媒体上で動画や静止画を用いた広告を表示させることができます。
参考記事:【2020年最新版】4大 SNS 広告の特徴( Facebook 広告、Instagram 広告、Twitter 広告、LINE 広告)

・YouTube 広告
YouTube の動画再生開始時や視聴途中に再生される動画広告です。
参考記事:【完全版】YouTube 広告とは?

・DSP 広告
DSP(Demand Side Platform)を通じて配信されるディスプレイ広告を指します。
複数のメディア(広告を出す Web サイト)を1つの仕組みの中で管理しているため、簡単かつ効果的にディスプレイ広告を複数の Web サイトに出すことができます。
参考記事:
運用型 DSP 「 Logicad 」の特徴と活用方法
運用型 DSP 「 KANADE 」の特徴と活用方法

それらのイメージと掲載される媒体を下記の図にまとめています。
次は、各媒体での課金方式をご説明します。

 

(2)運用型広告の課金方式

運用型広告の課金方式は主に「クリック課金」「インプレッション課金」「エンゲージメント課金」「視聴課金」に分けられます。

・クリック課金
1回クリックされるたびに料金が発生するタイプの課金方式です。

・インプレッション課金
広告が1000回表示されるごとに料金が発生することから、「 Cost Per Mille 」の頭文字をとって CPM 課金とも呼ばれます。

・エンゲージメント課金
ソーシャルメディア上で、「フォロー」「シェア」「クリック」などの行動が課金対象となります。

・視聴課金
動画が実際に視聴された際に料金が発生するタイプの課金方式です。(「実際の視聴」の定義は、媒体によって定められています。)

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参考記事:インターネット広告の課金制度について

 

(3)インターネット広告の費用

インターネット広告は自分で運用することができるといっても、運用時間やノウハウが不足していてできない方も多くいらっしゃると思います。
次はインターネット広告の運用を広告代理店に依頼する場合に、費用がどのように計算されるかをご説明します。

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上記の図が示すように、グロスは「ネット」と「マージン」からなります。

・ネット( Net )
Net は「正味財産、純財産、純資産」の意味があります。
広告業界におけるネット( Net )とは媒体に支払う広告費を指します。
インターネット広告の場合はクリックやインプレッションに対してかかる費用です。Google や Yahoo! などの広告媒体に支払う金額です。

・マージン( Margin )
Margin は「元値と売り値の開き、利ざやなど」の意味があります。
広告業界におけるマージン( Margin )とは広告代理店が広告の運用を代行する際にかかる手数料を指します。
代理店手数料には、媒体広告費に関わらず手数料が固定されているものと、媒体広告費の金額によって手数料が変動するものの、2種類があります。

・グロス( Gross )
Gross は「総量、総計」の意味があります。
広告業界におけるグロス( Gross )とは、ネット(媒体広告費)と代理店に支払うマージン(代理店手数料)の総額を指します。

例えば、ネット¥100,000でマージン料率20%の代理店に依頼する場合、グロスは以下の計算となります。

==================================================

ネット(媒体広告費):¥100,000
マージン(代理店手数料):¥100,000×20% = ¥20,000
グロス:¥100,000+¥20,000 = ¥120,000

==================================================

したがって、広告代理店に支払う費用は「¥120,000」になります。

 

おわりに

インターネット広告は少額から配信することができ、特定のターゲットや地域を絞り込むことができます。
そのため、中小企業・個人事業主の方もインターネット広告を活用して、商品の販売や新規顧客の開拓が可能です!

弊社では、インターネット広告の運用代行サービスとして、広告費25万円以下でご検討されている方向けのプランもご用意しております。

■インターネット広告配信は初めてで不安
■選ぶ媒体や、費用がわからない
■配信までの流れを知りたい
といった疑問にも1つずつお答えしますので、ぜひ当社までお問い合わせください。

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