【随時更新】Facebook / Instagram 広告設定事項まとめ。配信先やバナーサイズ、ターゲティングを徹底解説!
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ マーケティングソリューション事業部の小柳です。
日本で2,600万人もの人が利用している Facebook をプラットフォームとする Facebook 広告は正確で細かなターゲティングを設定することができます。
Facebookのみならず、 Instagram ・ Messenger ・ Audience Network にも配信でき、より多くのユーザーに広告を配信することが可能です。
本エントリでは Facebook 広告を配信するにあたり、知っておくべき、具体的な配信面・クリエイティブ要件・ターゲティングについて詳しくご紹介いたします。
▼配信面
――(1) Facebook
――(2) Instagram
――(3) Messenger
――(4) Audience Network
▼クリエイティブ・広告フォーマット
――クリエイティブ
――広告フォーマット
▼ターゲティング
――(1)コアオーディエンス
――(2)カスタムオーディエンス
――(3)類似オーディエンス
配信面
Facebook 広告は配信面が豊富です。
キャンペーンの作成時に選択した目的に応じて大きく4つの掲載先とそれぞれ複数の配信面があります。
- ■ Messenger
- ■ Audience Network
ひとくちに Facebook や Instagram といっても、デバイスによって広告の形式や広告フォーマットが異なり、各アプリにおいても広告の配信先は多岐に渡ります。
配信時に自動選択と手動選択が選べるので手動選択にて任意の面だけに配信することも可能です。
アプリごとの掲載面は以下の通りです。
(画像引用: Facebook 広告ガイド Messenger 受信箱)
(画像引用: Facebook ビジネスヘルプセンター「モバイルアプリ広告の動画リワードについて」)
それでは掲載先ごとに各配信面の特徴を解説していきます。
(1) Facebook
Facebook には7種類の配信面があります。
以降で詳しく説明いたします。
Facebook フィード
Facebook のタイムライン上に表示される広告のことです。タイムライン上に表示されるため自然にユーザーにリーチすることが可能です。魅力的な商品画像や動画を掲載し、商品の詳細を知ってもらうように促すことができます。
Facebook の右側広告枠
Facebook の右側広告枠はデスクトップ専用の広告フォーマットです。
図で表した位置に表示されます。(※デスクトップ専用)
Facebook Marketplace
Marketplace のホームページに表示されるか、 Facebook アプリで Marketplace を閲覧しているユーザーに広告が表示されます。
Facebook Marketplace では商品を簡単に発見したり売買したりできます。 Marketplace の配置を利用すれば、商品の購入に関心を持っている利用者が集まるアクティブなコミュニティにリーチすることが可能です。
Facebook ストーリーズ
Facebook ストーリーズ機能を活用した広告です。通常は、写真は6秒間、動画は最大15秒間が Facebook ストーリーズに表示されます。ストーリーズ広告は24時間たっても消えることはありません。特徴や機能は Instagram や Messenger で使用される広告と似ています。
Facebook インストリーム動画
インストリーム広告は、 Facebook で動画を視聴している途中や再生前後で流れる動画広告のことです。長さは5秒から10分までの動画を活用できます。動画広告の流れるタイミングははじめの1分間の内に1回。それ以降は自動的に広告が流れます。
広告は Facebook のオンデマンド動画と一部の承認されたパートナーのライブストリームに表示されます。
また一部、参加しているクリエイターがアップロードしたIGTV動画コンテンツ内に表示されます。
Facebook の検索結果
Facebook の検索欄、 Marketplace の検索結果に表示されます。
新しいものを積極的に探しているユーザーにリーチすることができます。
Facebook インスタント記事
Facebook インスタント記事とは、メディアなどが独自の WEB サイト向けに作成した記事を Facebook 内で配信する仕組みのことです。(メディア向け)
承認されたメディアは自分の記事に広告を配置できます。インスタント記事を広告の配置として選択すると、ユーザーがインスタント記事を閲覧したときに広告が表示されます。
(2) Instagram
Instagram には3つの配信面があります。
以下で詳しく説明いたします。
Instagram フィード
Facebook 同様、タイムライン上に表示される広告のことです。
Instagram フィードには、フォローしているアカウントまたは広告の写真や動画が表示されます。
Instagram 発見タブ
Instagram 発見タブでは、利用者の興味・関心に基づいてプラットフォーム全体から厳選された Instagram のコンテンツを発見できます。発見タブ内の投稿されている画像や動画をクリックすると投稿が表示されますが、その中に広告が紛れさせてユーザーにリーチすることができます。
Instagram ストーリーズ
Instagram ストーリーズ枠に配信される広告です。フォローしているアカウントのストーリーを再生すると表示されます。特徴や機能は Facebook や Messenger で使用される広告と似ています。
(3) Messenger
(画像引用: Facebook 広告ガイド Messenger 受信箱)
Messenger には2つの配信面があります。
以下で詳しく説明いたします。
Messenger 受信箱
(画像引用: Facebook 広告ガイド Messenger 受信箱)
Messenger 受信箱のスレッドとスレッドの間に広告が表示されます。ユーザーが広告をクリックすると Messenger アプリ内でその広告の詳細が表示されます。
Messenger ストーリーズ
Messenger ストーリーズ枠に配信される広告です。特徴や機能は Facebook や Instagram で使用される広告と似ています。
(4)Audience Network
(画像引用: Facebook ビジネスヘルプセンター「モバイルアプリ広告の動画リワードについて」)
Audience Network には2つの配信面があります。
以下で詳しく説明いたします。
Audience Network ネイティブ、バナー、インタースティシャル
Audience Network では Facebook の強力なターゲット設定機能を他のウェブサイトやモバイルアプリで活用できるため、マーケターは Facebook キャンペーンをさらに拡大できます.
Audience Network を使用することで、 Facebook の枠を超えて広告キャンペーンを展開し、ネイティブ広告、バナー広告、インタースティシャル広告で利用者にリーチできます。
Audience Network 動画リワード
(画像引用: Facebook ビジネスヘルプセンター「モバイルアプリ広告の動画リワードについて」)
ゲーム内で動画広告を再生した利用者が、ゲーム内報酬と引き換えに動画広告を見ることを選択した場合表示される広告のことです。
掲載面に関しては当社 YouTube の「 GladCubeTV 」でも解説しておりますので合わせてご覧ください。
Facebook 広告の基礎をやさしく解説!第1回「配信面とユーザー層」編
クリエイティブ・広告フォーマット
クリエイティブ
クリエイティブは大きく4種類に分けることができます。
(参考:Facebook 広告ガイド)
- ■画像
- ■動画
- ■カルーセル
- ■コレクション
アスペクト比
配信面ごとのクリエイティブのアスペクト比は以下の通りです。
(参考記事:Facebook・Instagram 広告の最も効果的なクリエイティブとは?)
解像度
解像度は基本的には、1,080×1,080ピクセル以上が推奨とされております。
例外として、Audience Network ネイティブ、バナー、インタースティシャルに配信される画像広告は、398×208ピクセルが推奨となっておりますのでご注意ください。
テキスト(広告文)
テキスト(広告文)の推奨事項は基本的に以下の通りです。
- ■メインテキスト: 125文字以内
- ■見出し: 40文字以内
- ■説明文: 30文字以内
例外として Instagram ストーリーズなど配信面によっては見出し・説明文がない場合もあります。
また、カルーセル広告は画像ごとに見出し・説明文を入れることが可能です。
広告フォーマット
広告フォーマットの種類は以下13種類あります。
最も一般的なものは画像広告・動画広告・スライドショー広告・カルーセル広告ですが、他にも、ダイナミック広告やリード広告など用途に合わせて高い効果を出す広告もあります。
ダイナミック広告・リード獲得広告については下記記事にてご紹介しておりますので、合わせてご参照くださいませ。
(参考記事:【2021年最新版】 EC 事業者必見! Facebook 広告のダイナミック広告とは)
(参考記事:リード獲得に特化!Facebookリード獲得広告の活用方法)
以降ではそれぞれの広告フォーマットごとに、特徴、掲載先をご紹介します。
(1)画像広告
配信先: Facebook ・ Instagram ・ Messenger ・ Audience Network
画像広告は、簡単に画像のフォーマットを使って紹介したい商品やサービスをシンプルにわかりやすく伝えられる広告で「バナー広告」とも呼ばれています。
魅力的で、多くのユーザーの目をひく画像を作ればブランドの個性や商品の特徴を表現することができます。
(2)動画広告
配信先: Facebook ・ Instagram ・ Messenger ・ Audience Network
Facebook 動画広告は、通常の広告枠に5秒~60秒程度の動画を配信することができる広告形式です。
動きや音声を入れて、ユーザーを惹きつけることができます。動画にすることで伝わる商品・サービスの特徴、ブランドストーリーなどを伝えることができます。
動画広告の作成方法など詳しい情報は以下の記事もご覧ください。
(参考記事: Facebook の動画広告を最大限に生かせる設定・運用ポイントの解説)
(参考記事: Facebook / Instagram の広告マネージャーで誰でも簡単に動画広告を作成する方法をご紹介)
(3)スライドショー広告
配信先: Facebook ・ Instagram ・ Messenger ・ Audience Network
スライドショー広告とは、複数の画像や動画、テキスト、音声を組み合わせてストーリーを伝えるものです。
動画素材がなくても数枚の画像をもとに動きのある広告を配信することが可能です。
1つのスライドショー広告で、3~10件の画像またはシングル動画を使用できます。
(4)カルーセル広告
(画像引用: Facebook 「カルーセル広告の7つの活用法」)
配信先: Facebook ・ Instagram ・ Messenger ・ Audience Network
1つの広告で最大10点の画像や動画を表示し、それぞれに別のリンクを付けられます。
広告内にクリエイティブを配置するスペースが増えるため、複数の商品を紹介したり、1つの商品、サービスやプロモーションを多角的に見せたり、次のカルーセルカードへ進むたびにブランドのストーリーが展開するようにデザインしたりすることができます。
(5)インスタントエクスペリエンス広告
(画像引用: Facebook ビジネスヘルプセンター「インスタントエクスペリエンスについて」)
配信先: Facebook ・ Instagram
インスタントエクスペリエンスは、利用者がモバイルデバイス上で広告をタップするとフルスクリーンで開く広告フォーマットです。
インスタントエクスペリエンスを作成すると、ブランド、製品、サービスなどを視覚的に訴えることができます。
(6)コレクション広告
(画像引用:Facebook ビジネスヘルプセンター「コレクション広告について」)
配信先: Facebook ・ Instagram
コレクションフォーマットには、利用者が携帯電話から簡単に商品やサービスを発見して、閲覧、購入できるようになっています。
(7)ダイナミック広告
(画像引用:Facebook ビジネスヘルプセンター「ダイナミック広告について」)
配信先: Facebook ・ Instagram ・ Audience Network
ダイナミック広告とは、過去にサイトやアプリで閲覧した商品や反応した商品など、ユーザーに合わせてそれぞれのおすすめ商品を自動表示してくれるものです。
ECや求人広告では高い効果を出した実績もあります。
(参考記事:【2021年最新版】 EC 事業者必見! Facebook 広告のダイナミック広告とは)
(8)リード獲得広告
(画像引用:Facebook 「リード獲得広告」)
配信先: Facebook ・ Instagram
リード獲得広告は、ランディングページ無しでユーザーの情報を集めることが出来る広告形式です。
ユーザーが情報を記入する入力フォームが、リード獲得広告から LP に遷移せずそのまま表示されるので、ユーザー側のページの読み込みやクリック回数などを大幅に短縮することができます。
リード獲得広告についてはこちらの記事もご覧ください。
(参考記事:リード獲得に特化!Facebookリード獲得広告の活用方法)
(9)クーポン広告
配信先: Facebook
クーポン広告は Facebook で顧客にシェアできる割引のことで、ウェブサイト、実店舗、その両方でのショッピングを利用者に促すことができます。
Facebook ページの管理者は、 Facebook クーポン広告を作成し、より多くの利用者にリーチできます。
(10)イベント広告
配信先: Facebook
イベントを作成したら、イベント広告でイベントを宣伝することで、イベントへの参加を促し、チケット販売数を増やすことができます。
(11)プレイアブル広告
(画像引用: Facebook 遊べる広告「プレイアブル広告」について)
配信先: Facebook ・ Instagram (※)・ Audience Network
(※ Instagram は配置アセットのカスタマイズ機能を使用した場合可能です。その場合はリードイン動画が配信されます。)
プレイアブル広告はインタラクティブな動画広告で、モバイルアプリの広告主はこれを使って利用者が自社のアプリをダウンロードする前に短いプレビューを提供できます。
(12)Messenger 誘導広告
(画像引用:Facebook ビジネスヘルプセンター「 Messenger 誘導広告について」)
配信先: Facebook ・ Instagram
上記のような広告をクリックした利用者を Messenger 、 Instagram または WhatsApp でのビジネスとのスレッドに直接誘導します。
(13)ページへの「いいね!」広告
配信先: Facebook
ページのいいね!広告は、ページを気に入りそうな利用者にリーチするのに役立ちます。ビジネスの認知度を引き上げることが目的の場合、いいね!広告を使用すると、コンテンツに関心を持っている利用者や同業者にページを宣伝することができます。
クリエイティブに関しても当社 YouTube の「 GladCubeTV 」でも解説しておりますので合わせてご覧ください。
Facebook 広告の基礎をやさしく解説!第2回「広告の種類」編
ターゲティング
Facebook 広告では、大きく分けて以下の3つのターゲティングがあります。様々なターゲティングが存在しており、これらをうまく活用することで見込みの高いユーザーに効率よく広告配信を行うことができます。
以降では、それぞれのターゲティングについて詳しくご紹介します。
(1)コアオーディエンス
コアオーディエンスを使用すると広告の配信先に関するルールを詳細に設定できます。
Facebook の実名登録制を利用して、位置情報や利用者データ、興味・関心など詳細に設定することができます。
コアオーディエンスで設定できることは以下の通りです。
セグメントを細かく設定することができるのでターゲティング精度が高くなります。
(2)カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスを使うと、優良顧客や、アプリを利用している人、ウェブサイトにアクセスした人など、あなたのビジネスに関心を示している利用者を見つけ出し、すでにビジネスに接触したことのあるユーザーのオーディエンスを作成することができます。
作成できるカスタムオーディエンスのタイプは、以下の4種類があります。
(3)類似オーディエンス
類似オーディエンスを使用すると、広告への反応が見込めそうな人とすばやく効果的につながることができます。
作成したカスタムオーディエンスリストに入っているユーザーの属性や興味・関心に類似したユーザーを Facebook が特定し別の種類のオーディエンスである類似オーディエンスを作成します。
顧客となる見込みが高い新規ユーザーにリーチを広げることができます。
おわりに
本エントリでは Facebook 広告の配信面、クリエイティブ、ターゲティングについてご紹介いたしました。
Facebook 広告では Facebook だけでなく Instagram や Messenger など幅広い面に掲載ができるので、幅広い年代に対してリーチをすることが可能です。
また、実名制を生かした精度の高いターゲティングで、的を絞った配信をすることができるので、 SNS 広告を検討しているが、どの SNS が良いか迷ってらっしゃる方にはおすすめできる媒体となります。
当社では、 Facebook 広告をはじめ、 SNS 広告の運用代行を承っております。分析力・運用力、成果の向上・費用対効果の改善に強い、透明性のある広告運用でお客様の成果に貢献するために尽力しております。
また、バナーの制作をはじめ、ウェブサイトの改善を含めた、お客様のウェブマーケテイング全般の改善をご提案する事が可能です。
また、 Facebook 広告に関しては、Facebook 社の公式パートナープログラム「 Facebook Marketing Partners 」 としても認定されています。
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