YouTube ショート広告とは?配信のメリット・注意点を解説
YouTube の新機能としてリリースされて以来、世界で注目を集めている「 YouTube ショート」。そんな YouTube ショートに、広告配信ができるようになったことはご存じですか?
本エントリでは、 YouTube ショート広告のアップデート概要や配信方法を解説します。
YouTube ショート広告の特徴やメリットについてはこちらの動画でも詳しくご紹介しています。
目次
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YouTube ショートとは
YouTube ショートとは、 YouTube で最大60秒の短編動画を撮影、投稿できる機能です。YouTube の対象動画から音楽や音声を使用することができ、スマートフォンだけで手軽に動画を作成できます。
投稿したショート動画は、 YouTube のホームページ、 YouTube アプリのショートタブ、チャンネルのホームページに掲載されます。
Google によると、 YouTube ショートの月間視聴者数は15億人、1日あたりの再生回数は300億回にのぼり、昨年比で400%の成長を遂げています(2022年6月時点)。
(参照: YouTube Official Blog )
(引用: YouTube Creators )
YouTube ショートで広告配信が可能に
2022年5月25日に行われた「 Google Marketing Live 2022」というイベントで、 YouTube ショートに広告配信ができるようになったことが発表されました。(参照: Google 広告 ヘルプ)
2022年9月時点では、動画アクションキャンペーンとアプリキャンペーンで配信できます。広告は、 YouTube ショートの動画と動画の間に挟まれる形式で表示されます。
さらに年内には、動画キャンペーンに追加している商品フィードも YouTube ショートに表示できるようになります。これにより、動画広告でショッピングの成果を、より一層拡大できることが期待されています。
(引用: Google 広告 ヘルプ)
YouTube ショート広告のメリット
ショート広告を配信するメリット2点をご紹介します。
- ユーザーへのをアプローチを増やせる
- 今後もさらに成長する可能性がある
(1)ユーザーへのをアプローチを増やせる
YouTube ショート広告の出稿方法は、通常の YouTube 広告と全く同じです。そのため、特別な工数を割くことなく、 YouTube 広告の配信面を増やすことができます。
また、通常の投稿はサムネイルをタップして見たい動画を選択する必要がありますが、 YouTube ショートはタイムライン上で自動再生されるため、より多くのユーザーにアプローチできます。
(2)今後もさらに成長する可能性がある
先述のとおり、 YouTube ショートは2021年7月に正式にリリースされて以来、約1年で400%の成長を遂げました。その規模は、人気ショート動画アプリ「 TikTok 」に匹敵すると言われています。
誰でも簡単に投稿できる手軽さから、今後もさらに視聴者数が増加することが予想されます。
YouTube ショート広告の出稿方法と注意点
YouTube ショート広告を出稿するための手順と注意すべき点をご紹介します。
(1)出稿方法
先述のとおり、 YouTube ショート広告の出稿方法は通常の YouTube 広告と同じです。 YouTube 広告の設定方法については、当社の YouTube チャンネル「 GladCube TV 」で紹介しておりますので、ご参照ください。
【初心者向け】0から始める YouTube 広告(前編)アカウント作成~タグ設定まで画像付きで解説!
【初心者向け】0から始める YouTube 広告(後編)広告の設定方法を画像付きで解説!
(2)注意点
YouTube ショート広告の注意点はこちらの2つです。
- YouTube ショートのみの配信はできない
- パソコンのブラウザからは見れない
YouTube ショートのみの配信はできない
2022年9月時点では、配信面として YouTube ショートのみを選択することはできません。あくまで配信される可能性がある、プレースメントの1つとして追加されます。
また、プレースメントレポートで、 YouTube ショート広告の配信結果を個別に表示することもできません。
パソコンのブラウザからは見れない
2022年9月時点では、 YouTube ショート広告をパソコンのブラウザに表示することはできません。スマートフォンのみの配信になります。
将来的に変更される可能性はありますが、現時点では注意が必要です。
YouTube ショート広告 クリエイティブ制作のコツ
YouTube 広告では、優れたクリエイティブが最も重要な要素の1つです。
以下に、 Google が提唱する ABCD フレームワークをご紹介します。「 ABCD フレームワーク」とは、効果的な広告クリエイティブに必要な4つの要素をまとめたものです。
YouTube ショート広告で、購入や申し込みなどのコンバージョンを重視する方は、ぜひご活用ください。
(1) Attract :視聴者の関心を引き込む
- 構図:商品か人物かにかかわらず、被写体をアップで使用する。
- ペース:冒頭 5 秒間に 2 つ以上のショットを入れる。
- 人物:人物を登場させる場合は、その人物を映した場面から始める。
(2) Brand :視聴者にブランドを認知してもらう
- 紹介:冒頭 5 秒間で商品やブランドを紹介する。
- 強調:ロゴの表示は重要。
- 位置:ロゴの表示位置は中央から左。 YouTube のインターフェースを考慮すると、この位置が目線を誘導しやすく、ブランドを訴求できる。
(3) Connect :ブランドストーリーと視聴者の感情を結びつける
- 惹きつける:ブランドに合った、(アクション、ユーモア、好奇心などの)感情に訴える手法を活用する。
- 関連付ける:人物をストーリーの中心に据える。広告の冒頭に人物を登場させると、視聴者を引き込むことができ、感情的なつながりを築ける。
(4) Direct :ブランドが望むアクションを視聴者に対して明確に提示する
- 提示する:テキストカード、シンプルなアニメーション、ナレーションなどを使って、オファーや行動を促すフレーズを提示。
- 動機付ける:「期間限定」「数量限定」「無料モニター」など、切迫感やお得感を与えるオファーを行う。
- 行動を促す:具体的な「行動を促すフレーズ」(「ウェブにアクセス」「お申し込み」「今すぐ購入」など)を使用したり、検索バーを追加したりして、行動を起こさせる。
(引用: Think with Google )
おわりに
本エントリでは、 YouTube ショート広告についてご紹介しました。
今後もさらなる成長が期待される YouTube ショート。新しい広告配信面として、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
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