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Web 広告の費用相場は?媒体ごとの費用や代理店に依頼した際の費用まで徹底解説!

Web 広告は現代のビジネスにおいて欠かせないマーケティング手法となりました。しかし、広告予算の設定は多くの企業や広告主にとって悩ましい課題です。

本エントリでは、Web 広告を出す際に知っておきたい費用相場について解説していきます。

目次

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Web 広告の課金形態とは?課金方法7つを解説!

Web 広告には様々な課金形態がありますが、基本の7種類をご紹介します。

インプレッション課金型

インプレッション課金型とは、広告を掲載する Web サイトや SNS などで、広告が表示された回数(インプレッション)に応じて課金される料金形態のことを指します。

インプレッション課金型は SNS 広告で一般的な課金形態です。クリック率(広告表示後に広告がクリックされる割合)が高い程、クリック1回あたりの費用を抑えることができます。

インプレッション保証型

インプレッション保証型とは、広告が最低限表示される回数を保証された上で課金される料金形態のことを指します。広告主と広告媒体でインプレッション数をあらかじめ決めた上で配信を行います。

クリック課金型

クリック課金型とは、広告のクリック数に応じて課金される料金形態のことを指します。

広告が実際にクリック(またはタップ)された場合にのみ課金されるため、広告の成果が明確になりやすく、広告費用を効果的に活用することができます。リスティング広告(検索広告)やディスプレイ広告で一般的な課金形態です。

ただし、広告が表示された回数に関わらずクリックされた場合にのみ課金されるため、広告を多くのユーザーに見せたい場合にはインプレッション課金型よりもコストが高くなることがあります。

エンゲージメント課金型

エンゲージメント課金型とは、広告主が広告を配信した際に、シェアやいいね、コメントなどのソーシャルメディア上での反応(エンゲージメント)に基づいて広告費を支払う課金方式のことを指します。

つまり、広告がユーザーによってより多くのエンゲージメントを獲得した場合には、より多くの広告費が発生するという仕組みです。

エンゲージメント課金型は、ソーシャルメディア上でのブランド認知度を高めたい場合や、商品やサービスの詳細をユーザーに伝えたい場合に有効な手段です。

動画視聴課金型

動画視聴課金型とは、動画広告の視聴に応じて課金される料金形態のことを指します。広告が視聴された場合に費用が発生します。 YouTube 広告などの動画広告で一般的な課金形態です。

「視聴」としてカウントされるタイミングは掲載する媒体によって異なり、動画開始から3秒時点、5秒時点、すべて視聴した場合など様々なケースがあります。

成果報酬型

成果報酬型とは、広告主が設定した特定のアクション(成果)が発生した場合にのみ広告費用が発生する料金形態です。

広告をクリックして Web サイトにアクセスしただけでは費用は発生せず、設定された成果(商品の購入、会員登録、アプリのインストールなど)が発生した場合にのみ広告費用が発生します。アフィリエイト広告などが有名です。

ただし、媒体によっては最低出稿金額の指定があったり、インプレッションが出にくかったりとデメリットもあるため、出稿条件を事前に確認しておく必要があります。

掲載期間保証型

掲載期間保証型とは、広告を掲載した期間中、一定数のインプレッションやクリックなどの成果が保証される料金形態です。

掲載期間保証型は、事前に掲載期間を決め、その期間に対して費用を支払います。広告の予算管理がしやすいという特徴があります。

Web 広告の種類ごとの課金形態と費用相場

ここでは主な Web 広告の種類ごとの課金形態・費用相場について紹介します。適切な Web 広告を選ぶための基礎知識や種類、課金形態について解説します。

リスティング広告

概要

リスティング広告とは、Google や Yahoo! などの検索エンジン上に表示される広告のことで、ユーザーが検索したキーワードに関連する広告が表示されます。

広告主はキーワードに対して入札を行い、入札価格や広告の品質などによって広告の掲載順位が決まります。設定したキーワードに対して広告配信ができるため、商品やサービスに興味のないユーザーには配信されにくく、効率的な配信が可能です。

リスティング広告の費用は「クリック数 x クリック単価」のクリック課金型で決まり、クリック1回あたりの単価は50〜100円ほどが相場です。
競合が多いキーワードの場合は、1回のクリックが数百円~千円以上となる場合もあります。

リスティング広告について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ディスプレイ広告


ディスプレイ広告とは、様々な Web サイトやアプリ内に掲載される広告で、画像(バナー)広告が一般的です。最近では動画が使用されるケースも増えています。

視覚的にインパクトがある広告を用いて、ブランド認知度の向上や購買意欲の喚起を促すことができます。

課金形態はクリック課金型とインプレッション課金型の2つに分かれます。単価の相場は、クリック課金型は数十円ほど、インプレッション課金型は数十~数百円ほどです。

ディスプレイ広告について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

動画広告

動画広告例_YouTube広告

動画広告とは、その名の通り動画を用いた広告です。代表的な動画広告としては、 YouTube 広告や TikTok などの SNS 広告が挙げられます。

課金形態は、動画視聴課金型、インプレッション課金型、クリック課金型の3つが一般的です。

単価の相場は、動画視聴課金は数円ほど、インプレッション課金型が数百円ほど、クリック課金型が数十円~数百円ほどです。

動画広告について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

SNS 広告

SNS 広告とは、Facebook 、 Instagram 、 X (旧 Twitter )、LINE 、TikTok などの SNS 上に掲載される広告です。

SNS 広告では SNS 内の行動から興味関心を判別することができます。年齢や性別、興味関心などから配信対象を絞り込むことができ、自社の商品に興味を持ちそうなユーザーに対して広告を配信可能です。

課金形態は、インプレッション課金、クリック課金、アプリインストール課金、動画視聴課金、エンゲージメント課金など様々な形態を選択できます。

費用相場は、インプレッション課金型:400~600円ほど、クリック課金型:20~200円ほど、アプリインストール課金型:100~300円ほど、動画再生時間課金型:5~20円ほど、エンゲージメント課金型:40~100円ほどと、課金方式によって異なります。

SNS 広告について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

記事広告

記事広告とは、ニュースサイトやブログなどに掲載される、記事のような形式の広告です。自然な形で製品やサービスを紹介することができます。

課金形態は、掲載期間保証型とインプレッション保証型があり、相場は1ヶ月の掲載期間でおおよそ100~200万円ほどです。媒体の利用者数によって金額は異なり、利用者数が多いほど金額も高くなる場合があります。

メルマガ広告

メルマガ広告とは、メールマガジン内に掲載される広告を指します。
メルマガ広告の特徴としては、メールマガジンを購読するユーザーが興味を持ちそうなコンテンツに広告を掲載できることや、一定の読者層にリーチしやすいことが挙げられます。

課金形態は、クリック課金型と配信課金型が一般的です。単価の相場としては、クリック課金型は数百円ほど、配信課金型は数円から数十円ほどです。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、商品やサービスの紹介者に報酬が支払われる広告です。

紹介者は、自身の Web サイトやブログ、 SNS などで該当の商品やサービスを紹介し、その紹介により商品やサービスを購入したユーザーがいた場合に、紹介者に報酬が支払われます。

成果報酬型が一般的ですが、クリックやインプレッションに応じて支払われるものもあります。

報酬額は広告主が任意で設定でき、商品に対して5%~30%程度が一般的です。

報酬額が低すぎると紹介者が集まらない場合もあるため注意が必要です。また、広告主と紹介者を仲介するシステムへの登録料などが別途必要になります。

その他広告費以外にも必要となる費用

Web 広告を運用するためには、広告費以外にも様々な費用が必要になります。

例えば、広告素材のデザインやコピー制作などのクリエイティブ制作費、 Web デザイナーやライター、プログラマーなど制作費、アクセス解析ツールや測定ツールの利用料などがあります。

クリエイティブ制作にかかる費用

広告に使用する画像(バナー)や動画は「クリエイティブ」と呼ばれます。ディスプレイ広告や SNS 広告を配信する際に用意する必要があります。

バナーに比べ動画の方が制作に工数がかかるケースが多く、費用も高額になります。

■ バナー制作の費用相場
サイズ によって異なりますが、小さいもので3,000円以上、大きいもので1万円以上が一般的です。

■ 動画制作の費用相場
企画構成、撮影、編集まで含めて動画制作を依頼すると、1本あたりの相場は50〜150万円です。YouTube 用動画のように自社で撮影した映像の編集のみを依頼する場合は、1本あたり1万円〜5万円が相場になります。

サイト/ LP 制作にかかる費用

LP とは、ランディングページの略称で、広告や検索結果などから訪れたユーザーが最初にアクセスするウェブページのことを指します。

サイト/ LP 制作にかかる費用は、サイト/ LP の規模や機能、デザインの複雑さなどによって異なります。コンバージョン率(購入や申し込みなどの目標とする行動が達成される割合)を上げるためのデザインや機能を追求することが重要です。

■ ランディングページの費用相場
数万円〜数十万円が一般的です。

その他広告運用ツールにかかる費用

Web 広告を配信する際は、アクセス解析ツールも同時に利用することが一般的です。

アクセス解析ツールは、訪問者の属性や行動などのデータを収集し、分析することで、広告の成果を評価することができます。無料で使用できる Google アナリティクス が有名ですが、より詳細なユーザー行動を把握するために有料のツールを導入するケースも多くあります。

また、レポート自動作成ツールを使用するケースもあります。こちらは主に広告代理店のように複数の広告を運用する企業が対象です。配信結果の集計や報告書の作成時間を大幅に短縮できます。

■ アクセス解析ツールの費用相場
費用相場は5万円~です。

■ レポート自動作成ツールの費用相場
費用相場は2万円~です。

広告代理店に依頼した場合の費用

広告運用を代理店に依頼する場合は代行費が必要になります。広告費の20%を支払うことが一般的です。他にも、広告費に関係なく一定の広告手数料が発生する定額制や、一定の間隔で段階的に料率が変わるテーブル制などもあります。

定額制の場合の費用相場は数万円~数十万円、テーブル制の場合は広告費の10%~20%の間が一般的です。

Web 広告予算の決め方とは?

実際にどれくらいの予算が必要となるかは、配信媒体や KPI によって異なります。今回はリスティング広告を配信する場合の費用を見積もる方法をご紹介します。

リスティング広告はクリック単価制のため、入札したいキーワードの1クリックあたりの費用相場から広告予算の見積もりが可能です。キーワードごとの費用相場は、 Google 広告のキーワードプランナーという無料のツールで確認できます。

手順は以下の通りです。

  1. ユーザーが検索すると想定されるキーワードをリストアップする
  2. キーワードプランナーでキーワードの1クリックにかかる費用相場を調べる
  3. キーワードの費用相場を用いて、広告の KPI を計算する
  4. KPI をもとにして広告の月間予算を計算する

例として、以下の条件を設定します。

・事業における KPI :問い合わせ40件/月
・キーワードプランナーで算出されたキーワード単価:100円
・サイトへの流入数のうち、問い合わせに至る割合:4%

この場合、1件の問い合わせを得るためには

問い合わせ1件÷問い合わせ率4%=25クリック

が必要となります。キーワード単価は100円のため、問い合わせ1件に必要な予算は

100円×25クリック=2,500円

となります。つまり、問い合わせ1件獲得にかけられる予算のボーダーラインは2,500円ということになります。

最終的に、KPI を達成するために必要な広告費は

2,500円×月間目標問い合わせ数40件=100,000円

という計算になります。

KPI の設定方法について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

おわりに

本エントリでは、Web 広告を出す際に知っておきたい費用相場について解説しました。

記載の通り、Web 広告の費用相場は広告の形式や媒体によって異なります。それぞれのメリットを比較し、予算やニーズに合った運用方法を選ぶことが大切です。

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この記事を書いた人

Glad Cube

グラッドキューブ ブログ編集部

株式会社グラッドキューブでWeb広告運用を行っているスタッフが、広告媒体の最新情報や運用ノウハウを発信。運営中のYouTubeチャンネル「GladCube TV」はチャンネル登録数1.4万人を突破。

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