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タグマネージャーの選び方・使い方( Google タグマネージャ設定 ボタンクリック計測編)

みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の柿木です。

過去5回のエントリにて、 Yahoo! タグマネージャー(以下: YTM )、 Google タグマネージャ (以下: GTM )の使い方をご紹介いたしました。

当エントリでは GTM を利用して、 「リンクに遷移する設定を施したボタン」がクリック(以下:リンククリック)された回数を計測する方法をご紹介いたします。

GTM の利用手順

利用手順

GTM を利用する際の手順は(1)~(5)です。

  • (1) GTM タグを発行する
  • (2)広告媒体のタグを発行する
  • (3)タグを作成する
  • (4)変数を設定する
  • (5)トリガーを設定する
  • 以下、(1)~(3)の簡単な流れと(4)(5)に関して詳述いたします。
    (1)~(3)に関してはタグマネージャーの選び方・使い方( Google タグマネージャ 設定編)にてご紹介していますので、ご参照ください。

    (1)~(3)の簡単な流れ

    GTM に登録し、 GTM タグを発行して、全ページにタグの設定を行います。

    タグの発行と設定が完了したら広告媒体のタグを設定します。
    複数ある場合は、リンク先の個数分のタグを用意します。

    広告媒体のタグが発行できたら、 GTM でも同数分のタグを設定します。
    前回と異なるのはここからです。

    (4)変数を設定する

    リンククリックを計測する際は、 GTM にデフォルトでは設定されていない変数を利用するためトリガーを設定する前に変数を追加する必要があります。

    【変数】を選択し【設定】をクリックします。
    リンククリック1 変数の設定

    今回はクリックした際に遷移する URL を条件として設定したいので、【 Click URL 】にチェックをつけて設定を保存します。
    リンククリック2 変数の設定2

    (5)トリガーを設定する

    変数の設定ができたら、前回と同様にトリガーを設定します。

    【トリガー】【新規】の順に選択し、【編集ボタン】をクリックします。
    リンククリック3 トリガーの設定

    トリガーのタイプは、【クリック】の【リンクのみ】を選択します。
    リンククリック4 トリガータイプの選択

    トリガーの設定では以下のように設定を行います。
    リンククリック5 トリガーの設定1
    このトリガーの発生場所は【一部のリンククリック】を選択します。

    この際に【すべてのリンククリック】を選択すると、文字通りすべてのページでリンククリックが行われた際にタグが発火する設定となります。

    条件指定では(4)で追加した変数【 Click URL 】を選択し、【等しい】を設定します。
    あとは、リンク先の URL を入力して一通り設定は完了です。

    今回は条件指定の中で【等しい】を設定していますが、場合によっては計測対象としたいリンククリックも計測できないようになることもありますので注意が必要です。
    例えば、パラメータを付与しているケースであると【等しい】では計測ができません。

    タグマネージャーの選び方・使い方( Yahoo! タグマネージャー設定 ボタンクリック計測編)でも少し触れていますが、正規表現を利用してケース毎にあった条件指定を行います。

    上記の設定では、すべてのページからリンククリックされた際に、タグが発火する状態になっています。

    特定のページからリンククリックされた回数を計測するには以下のように設定します。
    リンククリック6 トリガーの設定2
    【+】を選択すると条件を追加することができるので、【 Page URL 】を選択して指定したい URL を入力します。

    プレビューモードで確認

    前回同様、プレビューモードを利用してタグの動作を確認します。
    リンククリック7 プレビュー
    画面右上の【プレビュー】をクリックし、別のタブで開きます。

    タグの発火条件を満たし、画面内でタグの動作が表示されれば確認完了です。

    確認が完了したら【公開】を選択してリンククリック計測の設定は終了です。

    おわりに

    これまで5回にわたって YTM 、 GTM の設定に関してご紹介してまいりましたが、今回は GTM でリンククリックを計測する方法に関して述べました。

    YTM と比較するとトリガーの設定が容易である GTM であれば、今回のような場合でも簡単に設定することができます。
    次回の記事では「一定量スクロールされた回数」を計測する方法をご紹介してまいります。

    当社では、これまでご紹介したような方法を用いてタグの管理を行い、広告運用とデータの収集、最適化を行っております。
    広告運用でお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。

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