Twitter 広告にダイナミック商品広告が登場!メリットや設定方法をご紹介
2022年11月、Twitter 広告でダイナミック商品広告(通称 DPA )の提供が開始されました。商品フィードを活用した広告で、商品数の多い EC や人材、不動産業界などに適したフォーマットです。
Google 広告や Facebook 広告などの主な Web 広告媒体では以前からダイナミック広告が提供されており、多くの企業が活用しています。
本エントリでは、 Twitter ダイナミック商品広告のメリットや設定方法についてご紹介します。
目次
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Twitter 広告に登場したダイナミック商品広告とは
Twitter 広告のダイナミック商品広告とは、ユーザーとの関連性に基づいて、表示される商品が自動でカスタムされる広告です。
例えば、自社の EC サイトで商品をカートに追加したものの購入はしなかったユーザーに、その商品の広告を配信して購入を促進できます。
また、サイトを訪れたことがないユーザーにもカタログ(商品情報を管理できる機能、通称:商品フィード)の中から関連する商品の広告を配信できるため、幅広いアプローチ・顧客獲得が可能です。
(参考: Twitter 広告ヘルプセンター よくある質問 ダイナミック商品広告とはどのようなものですか?)
他の広告媒体にも似た機能があり、 Facebook のダイナミック広告や Google ・ Yahoo! の動的リマーケティングなどが有名です。また、商品フィードを使用するという点では、 Google のショッピング広告とも共通しています。
Twitter ダイナミック商品広告は、上記のようなデータフィード広告をすでに配信中の企業にとっては比較的導入しやすい広告です。
ダイナミック商品広告のメリット
ダイナミック商品広告のメリットは、高い費用対効果が期待できる点です。前述の通りユーザーの行動履歴や興味に関連した商品が自動で表示されるため、ユーザーの興味をひきやすく、購買にも繋がりやすくなります。
また、広告に使用する商品情報はフィードで一元管理できるため、商品ごとに広告を作成する必要がなく、広告の作成にかかる時間を短縮できます。
ダイナミック商品広告の表示イメージ
Twitter ダイナミック商品広告は、商品がスライド形式で表示されるカルーセル方式で配信されます。商品画像、商品名、商品価格と併せて表示されるため、下記画像のようにタイムライン上で複数の商品の魅力を同時にアピールすることが可能です。
(出典: Twitter ビジネス 新登場: 成果と関連性をさらに向上させるパフォーマンス広告ソリューション)
ダイナミック商品広告のターゲティング
Twitter ダイナミック商品広告では、リターゲティングと見込み顧客ターゲティングの2種類のターゲティングを利用できます。
■ リターゲティング
DPA のリターゲティングを利用することで、御社のウェブサイトで商品にエンゲージした(たとえば商品をカートに追加するなどした)経験を持ちながらまだ購入に至っていない利用者をターゲティングし、その商品の広告を配信できます。
■ 見込み顧客ターゲティング
DPA の見込み顧客ターゲティングでは、御社のウェブサイトへの訪問歴がない利用者に対し、関連性の高い特定の商品の広告を配信することで、新たな顧客を獲得できます。
(引用: Twitter ビジネス 新登場: 成果と関連性をさらに向上させるパフォーマンス広告ソリューション)
ダイナミック商品広告の設定方法
Twitter ダイナミック商品広告を開始するための設定手順は以下の通りです。
(2)ショッピングマネージャーの設定
(3)広告キャンペーンの作成
(1)Twitter ピクセルまたはコンバージョン API の設定
まずは、Twitter ピクセル あるいはコンバージョン API の作成が必要です。先述したように Twitter ダイナミック商品広告ではユーザー行動をもとに広告を配信するため、ピクセルやコンバージョン API を活用して、ユーザーの行動を計測する必要があります。
Twitter ピクセルとは、 Web サイト内に設置し、ユーザーがサイト内で起こしたアクション(商品の閲覧やカート追加など)・コンバージョン(購入)を計測するタグのことを指します。
コンバージョン API (通称 CAPI )とは、 cookie などの外部サーバーを経由せずに、直接コンバージョンデータを共有する測定ソリューションです。
これらの設定方法は、以下の通りです。
■ Twitter ピクセル
(1)ピクセルを作成します。
※ すでに作成済みであれば不要です。
(2)コンバージョンイベントを作成します。
※ イベントタイプは、ページビューや購入など目標によって異なります。
(3)ピクセルのベースコードをウェブサイト全体に設定します。
(4)ウェブサイトの重要な場所にイベントコードを設定します。
ダイナミック商品広告では、「ページビュー」「コンテンツ表示」「カートに追加」「購入」の4つのイベントの設定が必須です。また、イベントコードの設定の際には「コンテンツ」「値」「通貨」「メール」のパラメータを使用し、値の取得が必要です。
詳しくは以下の公式ヘルプをご覧ください。
Twitter ビジネス ダイナミック商品広告キャンペーンを作成する
【2022年8月提供開始】新しい Twitter ピクセルの設定方法を解説
■ コンバージョン API
コンバージョン API の実装方法については、以下の開発者向けページをご覧ください。
Twitter Develop Platform Web conversions
Twitter ピクセルと同様に、「ページビュー」「コンテンツ表示」「カートに追加」「購入」の4つのイベント作成が必要です。
(2)商品フィードの作成
続いて商品フィードを作成します。商品フィードは CSV ファイルで作成します。ファイルには商品の ID や商品名、説明文などの情報を入力します。
必要な項目は以下の公式ヘルプをご覧ください。
Twitter ビジネス Twitter ショッピングマネージャー 商品仕様ガイド
(3)Twitter ショッピングマネージャーの設定
次に、商品フィードを広告に使用するための機能である「 Twitter ショッピングマネージャー」を設定します。
まずは Twitter アカウントをプロアカウントにします。
Twitter ショッピングマネージャーを開き、指示に沿ってカタログ名の入力、ポリシー内容の同意、商品フィードファイルのアップロードを行います。
(参考: Twitter ビジネス Twitter ショッピングマネージャー)
(4)広告キャンペーンの作成
最後に、 Twitter 広告アカウントでダイナミック商品広告のオーディエンスとキャンペーンを作成します。
■ オーディエンスの作成
(1)Twitter 広告の[ツール]→[オーディエンス]へ進み、[オーディエンスを作成]ボタンをクリックします。
(2)[カタログアクティビティ]を選択しオーディエンスを作成します。
■ キャンペーンの作成
キャンペーンを新規作成します。キャンペーンの目的は「コンバージョン」または「ウェブサイトの訪問者数」のいずれかを選択します。
広告グループ作成時には、[広告グループの詳細]で[ダイナミック商品広告]をオンにし、登録したカタログ(または商品セット)を選択します。その他、配信に必要な設定を行えば完了です。
おわりに
本エントリでは、ダイナミック商品広告のメリットや設定方法についてご紹介しました。
ダイナミック商品広告は商品フィードを基に配信するため、フィードを常に最新の情報に更新しておく必要があります。商品の価格変更や在庫切れなどはすぐに反映できる状態にしておきましょう。
媒体は異なりますが、同じデータフィード広告である「 Google ショッピング広告」のフィード作成のポイントについて下記の記事にまとめています。ご参考になれば幸いです。
今さら聞けない?ショッピング広告とフィード作成のポイント | 株式会社グラッドキューブ
https://www.glad-cube.com/blog/?p=9565
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