タグマネージャーの選び方・使い方(まとめ)
みなさま、こんにちは。
グラッドキューブ プロモーション事業部の柿木です。
過去9回のエントリにて、 Yahoo! タグマネージャー(以下: YTM )、 Google タグマネージャ (以下: GTM )の使い方をご紹介いたしました。
本エントリでは これまでのまとめとして、 YTM と GTM を利用して、Yahoo! プロモーション広告、 Google Ads のアカウントにおいて計測できる指標と、計測の方法をご紹介いたします。
※2018年7月24日をもって Google AdWords の名称は Google Ads に変更となりました。
リンク先に指定しているエントリでは Google AdWords の名称を用いて記載しています。
利用できるケース
今回ご紹介する方法は、 Google Ads のアカウントにおいて、それぞれの指標を計測したい場合に利用できます。
なお、一部の方法は jQuery ( JavaScript のライブラリ)を利用しているページでのみ利用可能な方法ですので、予めご了承ください。
タグマネージャとは
タグマネージャ(以下:タグマネ)とは、複数のタグを統合管理するツールのことを指します。
タグマネを利用することで、 Web サイト上の様々なコードを一括・一元管理することができ、マーケティングの効果や運用の効率を向上させることができます。
タグマネには様々な種類のものがあり、それぞれに特徴があります。
以下の記事でそれぞれのタグマネの特徴や選び方を紹介していますので、ご参照ください。
参考:タグマネージャーの選び方・使い方(概要編)
以下は、YTM と GTM の機能の違いを比較した表です。
機能の詳細は、当エントリの中で紹介する他記事や、以降の文章の中でも記載いたします。
YTM
YTM の設定方法
YTM を利用するには、 Yahoo! プロモーション広告を利用している必要があり、その上でユニバーサルタグを発行し、 Web サイトに設置する必要があります。
YTM を利用する際の手順は(1)~(4)の通りです。
設定方法の詳細は、以下の記事でご紹介していますで、ご参照ください。
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Yahoo! タグマネージャー 設定編)
YTM で特定のユーザー行動を計測する方法
YTM を利用すれば、「特定のボタンをクリックしたユーザー数、一定量スクロールされた回数、ユーザーの滞在時間」などの指標を計測することができます。
YTM のユニバーサルタグをページに設定した上で、「イベントバインディング」や「スクリプトの設定」を実施することでこれらの計測が可能です。
設定方法の詳細は、以下の3記事にてそれぞれご紹介していますので、ご参照ください。
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Yahoo! タグマネージャー設定 ボタンクリック計測編)
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Yahoo! タグマネージャー設定 スクロール計測編)
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Yahoo! タグマネージャー設定 ユーザー滞在時間計測編)
GTM
GTM の設定方法
GTM を利用する際の手順は(1)~(4)の通りです。
GTM は Google アカウントを持っていれば利用可能ですが、 YTM は Yahoo! プロモーション広告アカウントを開設している必要があるため、 GTM の方が利用しやすいと言えます。
設定方法の詳細は、以下の記事でご紹介していますので、ご参照ください。
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Google タグマネージャ 設定編)
GTM で特定のユーザー行動を計測する方法
YTM 同様、 GTM を利用している場合でも、「特定のボタンをクリックしたユーザー数、一定量スクロールされた回数、ユーザーの滞在時間(タイマー)」などの指標を計測することができます。
上記のような指標を計測する工程を YTM と比較すると、 GTM の方が簡易です。
既に YTM を利用しているか、あるいは他のツールで利用するタグも管理したいという場合を除いては、 GTM を利用する方が簡単に設定できます。
設定方法の詳細は、以下の3記事にてそれぞれご紹介していますので、ご参照ください。
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Google タグマネージャ設定 ボタンクリック計測編)
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Google タグマネージャ設定 スクロール計測編)
参考:タグマネージャーの選び方・使い方( Google タグマネージャ設定 要素の表示・タイマー編)
おわりに
YTM や GTM などのタグマネを利用することでタグ管理が容易になり、様々なユーザー行動を計測することができます。
また、インターネット広告運用では PDCA サイクルを回すことが重要になりますので、タグマネを利用して指標を増やすことで、より根拠に富んだ広告運用が可能です。
当社では、ご紹介したような方法で様々な指標を計測、駆使しながら広告運用に最大限活かしています。
広告運用でお悩みの方はぜひ一度お問い合わせください。